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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167621018
感想・レビュー・書評
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少女も妻も狂気に満ちている。
柳美里の自伝的要素も織り交ざり、とてもリアル。
そして、何処までが現実世界にあったことで、何処までが作者の物語なのかわからない。
私は狂気を求めているのかもしれない。 -
「家を建てる」が口癖だった父は、理想の家族を夢みて、本当に家を建ててしまう。しかし、娘たちも、十六年前に家を出た妻もその家には寄りつかなかった。そこで、父はホームレスの一家を家に招き、一緒に暮らし始めるのだが…。第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞受賞の表題作のほか、不倫の顛末を通して家族の不在をコミカルに描いた「もやし」を収録。
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非常に生々しい作品です.
作者の家庭に対する思念が浮き彫りになっています...
9歳ころ、初めて手にしたときはまだ複雑過ぎて、内容を上手く理解出来ませんした.
最近になってやっと、この作品の本質を垣間見れた様な気がします.
真に恐ろしきは生ける人間 -
柳美里だめな人は多いのはわかるが、私は結構大丈夫。むしろ好き。ポップだよ。
これも、2話目の『もやし』の方が好き。もやしカレー。浮気される奥さんがこれまたポップ。