テレビ消灯時間 (文春文庫 な 36-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167622022

感想・レビュー・書評

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  • ナンシーさんはどこまでも冷静だ。自身のスタンスをはっきりと表明しながら(嫌い、またはどうでもいい対象であればあるほど、彼女は本領を発揮する)、その違和感の在り処をつぶさに暴こうとする強かさがある。見事なナンシー節にうんうんと納得の頷きが止まらない私達読者を尻目に、彼女が最後に放つ一言【知らないけど。】これだから、ナンシー関をやめられない。

  • 辛口コラムニストとして、その名は昔から知っていましたが、実際に読んだのは初めてでした。とにかく文章がおもしろくあっという間に読み終わってしまいました。
    ‘90年代に書かれたもので、個人的にもかなりテレビを観ていた時代の話だっただけに懐かしく感じました。しかし、ここに書かれている主張や異議は現代にも通じるもので、まったく古い気がしませんでした。
    テレビを愛するがゆえの辛口であり、常人には真似できない鋭い意見が多く、なおかつ、それをユーモラスに伝えている点が素晴らしいです。

  • 今さらにテレビはつまらなくなっている。

  • 面白かった、けど大食いは飛ばした。
    ナンシーさんが韓流やAKB、ジャニーズ、今面白くないと言われるTVをどう書くか見たかった。

  • ナンシー関がいなくなってから、テレビ業界、ダメになった、と思う。つーか、ずっと、ダメか。(11/12/19)

  • イラストが

  • 卒論

  • 芸能人批評において、ナンシー関にかなう人はいないと思う。あと消しゴムハンコもおちゃめで好き。

  • 大好きですよ。ナンシー関さん。美しい文書が書ける人。作家作家してなくて、いつも近くにいる「辛口のお姉さま」って感じで。そこはかとない女性らしい弱さとか、ちょっと悩んでる感じとか。逆にちょっと頑張ってみてる感じや、頑張って生きるんだ!というテンションも。その時々の心情が、なんとなく書いてくださる文章に反映されていて、大好きでした。いなくなってしまってホントに残念です。さみしいです。

  • 私が最も尊敬する今は亡きコラムニスト。ナンシーさんが大好きだった森繁久彌より早く亡くなるなんてショックでしたね、、一番面白いコラムニスト

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著者プロフィール

1962-2002 青森県生まれ。法政大学中退。消しゴム版画家。雑誌のエッセイや対談でも活躍中。著書に『ナンシー関の顔面手帖94夏』『信仰の現場』『小耳にはさもう』ほか多数。

「2014年 『語りあかそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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