雨天順延: テレビ消灯時間5 (文春文庫 な 36-8)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167622084

感想・レビュー・書評

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  • テレビのつまらなさを指摘したコラム集。

  • なんか、たぶん、ひと通りナンシー読んだら、次は辛酸なめ子かなー、とか、思い始めていることは内緒でも何でもありません。(11/12/19)

  • 「雨天順延」4

    著者 ナンシー関
    出版 文藝春秋

    p70より引用
    “木村拓哉の場合何故あんなにかっこ悪かったんだろう。
    もう「無いこと」としようとなっていたできちゃった婚の
    「失敗」という側面が何故か露わになったせいである。”

    消しゴム版画家でコラムニストである著者による、
    テレビでの出来事にツッコミを入れる一冊。
    なぞなぞ番組から陰陽師についてまで、
    雑誌連載当時のテレビ番組や芸能人に鋭くツッコミまくります。

    上記の引用は、
    SMAPの木村拓哉氏の結婚についての項の一文。
    著者は失敗だと思っているようですが、
    2011年現在まだ離婚していないようなので、
    そこそこうまく行っているのではないでしょうか。
    たとえそれが離婚によるイメージダウンをさけ、
    損失を出さない為の関係維持であったとしても、
    当人達が納得していればいいんじゃないかと思います。
    まぁ他人の家庭事情なんで関係ないことですが。
    巻末に大月隆寛氏による著者への追悼文が掲載されています。

    ーーーーー

  • 大好きですよ。ナンシー関さん。美しい文書が書ける人。作家作家してなくて、いつも近くにいる「辛口のお姉さま」って感じで。そこはかとない女性らしい弱さとか、ちょっと悩んでる感じとか。逆にちょっと頑張ってみてる感じや、頑張って生きるんだ!というテンションも。その時々の心情が、なんとなく書いてくださる文章に反映されていて、大好きでした。いなくなってしまってホントに残念です。さみしいです。

  • 表紙のカエルに惹かれて買った本。消しゴム版画家ってことも知らなかった。
    内容はよくテレビでみる有名人や番組編成についてなど、サブタイトル通り「テレビの話」。

    ぼーっと見ているだけの私とは違う視点で、短いコラムで表現するナンシーさんはすごい。そして当たり前ながら消しゴム版画が秀逸。

  • 泉ピン子がバラエティに出てくると無性にいらいらした経験がある。理由が自分でも説明できないので余計に腹が立ったのだが、この本を読んで溜飲が下がった。

  • どれを読んだのだがわからなくなりつつあるナンシー関。
    暇つぶしに最高、BOOKOFFで105円コーナーに置かれている頻度が高。
    "「見た目」で歴然。男であることの不利"が良かったかな。現在、未来にも通じるような鋭い批評が多いが、日本の「女尊男卑」、ここではあくまで「見た目」だが、について物申した批評は、今でさえあまり見かけない。

    ただし、イケメンに限る、という名文句を生んだ2chは除く。

    2010/03/28、読了。BOOKOFFで購入。

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著者プロフィール

1962-2002 青森県生まれ。法政大学中退。消しゴム版画家。雑誌のエッセイや対談でも活躍中。著書に『ナンシー関の顔面手帖94夏』『信仰の現場』『小耳にはさもう』ほか多数。

「2014年 『語りあかそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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