刑務所の王 (文春文庫 い-40-2)

  • 文藝春秋 (2003年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784167624026

みんなの感想まとめ

テーマは、実在の人物ジョージ・ハープの波乱に満ちた人生を描いたノンフィクションで、彼の男気や仲間からの信頼を通じて、アメリカの刑務所の厳しい現実が浮かび上がります。物語は、彼がプリゾナーとして頭角を現...

感想・レビュー・書評

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  • 刑務所王1~房の戦争~

  • 450Pほどあるが、この半分にはできるはずだ。
    プリゾナーになり、そこから頭角を現し、ABを組織する話まではいい。
    その後は、ほとんどが不毛な繰り返し。
    脱獄して、捕まって、トラブルに巻き込まれて、懲役をくらって・・
    最後にとつぜん、無益な殺生をとめだして、メディアの寵児になり、ABと対立。

    おそらく著者はかなりこのホープ氏に肩入れしていたのだろうが、それゆえに描写が苦しい。
    愛する女が、、、といいつつ、すぐにブチ切れて人を殺めて収監されるさまは、ただのバカ。
    男の矜持などと言われてもドッチラケである。

    そして、文章がさほどうまくはないから、この長さはやはりきつい。

  • アメリカで金融事件により刑務所に収監された著者が出会ったのは、刑務所内のホワイトギャングのリーダー、ジョージ・ハープだった。
    ギャングとはいえ、怒らせなければ物静かで穏やか、読書を趣味とする筋が通った男。
    著者は、彼がフットボールのスター選手から犯罪者になり、そして刑務所ギャングになったのかを本人から聞きます。
    SMAP中居君が読んだという事で購入した、ドキュメンタリーもの。
    面白かった。次から次へと色々起きて、どんどん引き込まれます。奥さんが、すごい根性座っていますよね。
    一緒にいられる時間より、離れている時間のほうが長いのに、ずっと待ち続けているんだから。
    アメリカの刑務所ってかなり自由なのねってのがわかります。

  • ほんまかいな?!
    久しぶりにノンフィクションを、と思って読んでみたが、ほんまかいな。

  • 実在の人物ということにビックリする内容だった。ジョージ・ハープは男気があって、仲間からも信頼され、まさにみんなのリーダーという存在だが、ついつい理不尽なことがあるとカッとなって、殴りかかり、場合によっては人を殺めることもある。いくら妻や家族を愛し、まっすぐな性格で突き進んでいろんな困難を乗り越えたりするハープのことは凄いなと思う、その一方で、人間的な尊厳を感じることはできない。
    アメリカの刑務所の中を垣間見ることのできる作品であるし、自分にとって知らない世界も発見できたので、読んでみてよかったなと思う。

  •  刑務所で生き残りたければ戦場のルールに従うことだ。社会のルールは壁の向こうでしか通用しない。刑務所のギャング組織メンバーが暴走し、暴れまわる。その凶暴性を食い止めるには力しかない。ギャング組織の力が拮抗し、お互いがつぶし合うのであれば多少の悪にも目をつむるが、一番やっかいなのは強大なギャング組織が力を維持し続けることなのだ。そうなると、当然、壁の外からの力が動き出す。程度を知らない悪は滅ぶのである。

  • アメリカの刑務所内で30年以上も生き抜いたジョージのお話。

    アメリカの刑務所内は壮絶すぎる。

    殺らなければ、殺られる世界。
    厳重な警備にもかかわらず、派閥組織がアメリカ全土の刑務所に行き渡っている。
    囚人がすごすぎるのか、お国柄の警備なのか。

    ジョージの男気はすごいけど、やっぱ牢屋の中だしなー。

    遠い世界の話。

  • 図書館で借りました

     ノンフィクション。
     舞台はアメリカの刑務所。
     著者は大和銀行の、巨額損失事件で逮捕された。その独房の隣にいた白人男性、ジョージ・ハープ。
     その男は30年近くを刑務所で過ごし、その内部に強大な組織を作った創始者の一人。
     タイトル通り、まさに王。

     アメリカの刑務所の中では、殺人は当たり前のように起きる。
     日本ではあり得ない。
     囚人が簡単にナイフやドラッグを手に入れられるのだから。
     刑務所の中で物言うのは腕力ではなく、生き残ることと相手を必ず殺すこと、らしい。
     簡単に言うと。
     刑務官は何やってんだ、ということにつきる。

     ジョージは何度も脱走する。
     二度目に脱走したとき、妻のバーバラはその知らせを告げた係員に「また? そんなに簡単に脱獄できるはずわないわ」と言って、「冗談じゃないんだ」と怒鳴られたりする。
     バーバラはひたすらジョージを待つ。
     けなげに待つ。

     ジョージは人も殺す。
     でも、堅気には手を出さない。
     いつも、「自分に無礼」な連中だけ、たたきのめす。
     無意味な殺戮を嫌う。強姦も嫌い。
     妻を愛し、父親以外の家族を愛し、弟分にも優しい。人種差別もしない。
     なので、読んでいて嫌悪感はない。

     読み始めて、半ばぐらいくるとするすると読めた。
     460ページの分厚い本だが、飽きさせない。
     ラストがもの悲しいが。

  • 一気読み

  • 小説として読むならば、素直に「面白い」と思える。
    が、これがノンフィクションとなると、ちょっと違ってくるかな。
    主人公のジョージは強いし、まっすぐだし、ちょっとカッコイイ。
    でも、殺人や強盗をしてしまうのは、やっぱり…
    ヒーローにはなれない…というか、なっちゃいけないよね。
    塀という境界で区切られた「内」と「外」。
    あまりに世界が違いすぎて、読み終わってもやっぱり
    小説のような感じだった。

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