- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167627126
感想・レビュー・書評
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十兵衛は誰をイメージしたら良いのだろう?腕はたつけど女に弱い、頭はまわるけどちょっと鈍臭い。次の巻が楽しみだ。
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良かった・・・十兵衛さん
ひとつの事件(狂言)で出あった登勢
短編連作だけど、大きな陰謀が見え隠れ
さらに、二人の恋のが成就するか・・・
うん、良かった -
初版本
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なんか古文書を読んでるような、ぶつ切りのような文章が、逆に余韻があるようで好きです。シリーズなんですが、飛び飛びに読んでるので、十兵衛さん家の事情がちょっとわからなかったりしますが、全体には影響しません。今この人の時代小説が一番好きかも
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前々から気になっていたのですが、佐藤雅美さんの作品は、シリーズ化され巻が進むにつれ人物が希薄になっていく傾向があるようです。
この作品は「八州廻り桑山十兵衛シリーズ」の4巻ですが、やはり十兵衛がごく普通の官吏になってしまった感じがあります。また、この作品では十兵衛の恋物語が伏線に有るのですが、相手の女性や、恋に落ちるまでの経緯などもほとんど描かれてないのです。
佐藤雅美さんと言えば、時代考証に優れた作家という定評があります。この作品でも、なるほど江戸時代の制度というのはこんな仕掛けになっていたのか(たとえば、人が殺されても示談で済ます。しかもそれを役人が認めている)と思わせる所が随所にあり、それはなかなか興味深いのです。しかし、そこに力を注ぐばかりに人物造形やストーリーがおろそかになっているのではと思えてしまいます。 -
ありゃ、Happy Endだ。