首を斬られにきたの御番所 縮尻鏡三郎 (文春文庫 さ 28-13)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167627133

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  • 久々にヒットの予感。縮尻鏡三郎と呼ばれる御家人は、、評定所留役としてエリートコースを邁進していた。幕閣内の政争に巻き込まれて失脚も、上役の世話で現在は大番屋の元締め。江戸に暮らす人々の萬相談事が持ち込まれる。
    次から次へと持ち込まれる相談.噂に聞く事件などが絡んでひと騒動。

    当時の実際にあった事件も絡めて、実にリアルな人間像が出来上がっている。

    残念なのがこれがシリーズ一作でないこと。
    第二弾。

  • 安定の面白さ。江戸時代のお上側の決まりや考え方がよく分かる。

  • 縮尻鏡三郎シリーズ 第2弾

    一応シリーズだけども これだけ読んでもわかる内容だった
    前の作品(第1弾)を読んでないので いつか読みたいな^^

  • 第二弾
    八編の短編集、全体の流れは続いているのだが、そんなに気にする必要はない。
    派手さは全くないが、一風変わった感じで読める。

  • シリーズ2冊目。

  • 縮尻御家人の拝郷鏡三郎シリーズ第2段
    娘夫婦に家を譲って御隠居となった鏡三郎
    相変わらずいろんな相談事に振り回されてます^_^;
    今回は、娘夫婦の危機も。

  • 初版本

  • いわゆるエリートコースから脱落した縮尻(しくじり)御家人、拝郷鏡三郎が現在でいう留置場にあたる「大番屋」の元締となって江戸市中の揉め事を解決…という話。
    シリーズ第1作があるらしく、これは2作目にあたる連作短編。壮大な事件の香りがしても、わりかしそんな事かい!とつっこみたくなる様な肩すかし的オチが待っていたりします。人間間違いを犯すのに、そう大層な理由はいらんということでしょうかね。

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著者プロフィール

佐藤 雅美(さとう・まさよし)
1941年兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。デビュー作『大君の通貨』で第四回新田次郎文学賞を受賞。1994年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する。著作に『御奉行の頭の火照り 物書同心居眠り紋蔵』『頼みある仲の酒宴かな 縮尻鏡三郎』『関所破り定次郎目籠のお練り 八州廻り桑山十兵衛』『知の巨人 荻生徂徠伝』などがある。2019年7月逝去。

「2021年 『恵比寿屋喜兵衛手控え 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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