センセイの鞄 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 7156
レビュー : 1105
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167631031

作品紹介・あらすじ

駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私の、ゆったりとした日々。谷崎潤一郎賞を受賞した名作。

感想・レビュー・書評

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  • 知人から勧められて読んだ本。
    川上弘美作品を読んだことがなかったのですが、
    この穏やかに流れる空気感が素敵で癒やされました。 
    他の作品も読んでみようかな。

  • 感情移入してしまい、飛行機の中で号泣してしまった。
    月子さんの「センセイ」という呼び名の中にいったいいくつの思いが混じっていたのか、しみじみぽかぽかしました。

  • 文章はとても素敵だしセンセイも素敵なんですが、どうもセンセイと一緒にいる月子は本当に子どもじみていて、もっともそれは月子本人も自認しているところではあるのですが、ともかく、年齢も鑑みると少しきつい。
    結末は分かってたのに泣きました。川上弘美さんの文章、とても好きなんですよねえ。
    個人的には小島くんが素敵だった。気遣いのできる無理強いしないいい大人だった。

  • 37歳の大町ツキコが、居酒屋で高校の国語教師だった「センセイ」こと松本春綱に出会い、以来二人は酒を酌み交わしながら、ゆったりとした時間をともに過ごすようになります。

    三十以上年の離れた大人である男女の淡い恋をテーマにした作品ですが、狙いすぎのようなオシャレ感はなく、むしろセンセイとツキコの二人がたがいにぎこちなさを感じつつ、相手の温かさにしだいになじんでいく様子がていねいにえがかれているところに、好感をいだきました。

  • 昔読みました。今だったら笑っちゃうけど、あの頃はセンセイがだいすきだった。

  • キノコ汁おいしそう。

    一字一句、味わうように読む。
    おいしそうなつまみと、お酒と、季節ごとの食べ物が出てきて、居酒屋でしっぽりとしたくなる。
    気の置けない相手と言葉を交わしながらこんな静かで心地よい夜を過ごしたいなあ。

  • 高齢の先生と生徒の恋愛。前半は焦れったい感はありましたが…やはり前世からの繋がり?相性って年の差関係なく引き寄せられるものなのかなってちょっと不思議な恋愛でした。

  • 読み終えて、せつない が判ったような気持ちになりました。

  • 言葉がきれい。
    そのときどきの場面が想像でき、なんか優しい気持ちになる。

  • 2019.4.27読了

    言わずと知れた川上弘美さんの名作。
    解説の方と好きな箇所が同じでした。

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著者プロフィール

川上 弘美(かわかみ・ひろみ)
1958年生まれ。96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞と紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞と女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨、15年『水声』で読売文学賞を受賞。ほかの作品に『風花』『どこから行っても遠い町』『神様2011』『七夜物語』『なめらかで熱くて甘苦しくて』『水声』などがある。2016年本作で第44回泉鏡花文学賞を受賞した。


「2019年 『大きな鳥にさらわれないよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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