もつれっぱなし (文春文庫 い-44-1)

  • 文藝春秋 (2000年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167636012

みんなの感想まとめ

奇妙でユーモラスな短編小説集は、男女の会話を通じてさまざまな仮定を論じるスタイルが特徴です。全6編の短編は、それぞれ「宇宙人の証明」「四十四年後の証明」「呪いの証明」など、独自のテーマを持ちながら、軽...

感想・レビュー・書評

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  • 証明することの難しさと愉しさを味わえる小説。

  • そこに着地する?みたいな結末が多い。気軽に読める。

  • 男女と思われる二人が交わす会話だけで構成された短編集。会話だけなのでサクサク読めるし、電波系とか男女のおふざけのような内容ですが面白いです。 『宇宙人の証明』の最後が個人的には一番好きですが、やっぱ『四十四年後の証明』がオススメです。『幽霊の証明』はオシャレ(?)なオチやし、『嘘の証明』は清々しいというか何かホッとするような読後感。未読の方は是非読んでみてください。オススメの1冊です。

  • 全編台詞だけで構成されている。そのくせ説明的すぎることもなく、台本にもなっていない。こういう形式の作品は初めて読んだので新鮮だった。
    相手が話を聞いてくれない、わかってくれない、このもやもやがとても苦手なので、ストレス溜まったところはあったような気もする。でも、落ちが面白い作品もあって、読後感は良かった。

    「狼男の証明」飴のくだりの引きずりっぷりが気になる。あれは飴のせいで狼男になったということ?理解ができていないなあと自分が恨めしくなった。
    「幽霊の証明」鬱展開で虚しくなったけど、男の性格も独特で面白かったし、最後まで言い切らない落ちに想像力を膨らませる楽しみがあった。良かった。
    「嘘の証明」終わらせ方が意外。どんでん返しではあるけど、急に俗っぽくなって、釈然としなかったな。

  • いい意味で、アホらしかった。
    四十四年後の証明が1番面白かった。

  • この本ってどこまでネタバレなんでしょうか?まあ、ここまではネタバレじゃないよね、買う前にこの理由で買ったというところを書きますね。
    私がこの本を買った理由は作者が合作している岡嶋二人の作品が面白かったからです。単独で書いても面白いだろうと思ってです。それは当たりましたからよかったです。

    解説ネタバレは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120415/1334522307

  • 私は、たま~に面白くない本とかを台詞だけしか読まなかったりしますが、台詞だけの本とは!驚きでした。

    面白い手法だ。あっという間に読めました。ある告白からすべての物語が始まります。

    最初は信じられそうもない告白です。。それを会話を通して証明していきます。

    内容は宇宙人が出てきたり、44年後が出てきたり。会話だけなので場所もなかなか変わりません。(時間は変わったりしますが。。)

    「44年後の証明」が一番面白かったかな。もし私にもそんな電話がかかってきたら。。。。未来が分かってたら。。いくつに死ぬと分かってたら。。

    人はどう生きるんだろう?

  • 全編,一組の男女の会話のみで構成された話。
    馬鹿馬鹿しいけど無駄に説得力がある。

    なお「宇宙人の証明」という話があるが,「’地球外知的生命体’の証明」の誤植である。
    (地球の表面に住んでいる人類を宇宙人ではないと定義するのはナンセンスであるが)

  • 図書館の開架式書棚で目に止まった一冊。
    岡嶋二人の作品に浸った経験を持つ故、懐かしく思い借りた。

    会話だけで成立する短編たち。
    突拍子もない設定から次々展開していくのはどれも共通。
    著者の「才能」を感じる本ではあるし、面白い。
    が、読後に何か残るわけでも無い・・・な。

  • 「もつれっぱなし」井上夢人
    『謎と笑いの短編集』。白。
    なんといっていいのやら・・・。かなり奇妙なテイストの小説。

    構成は、いろいろな一組の男女の会話のみで、ある(おかしな)仮定に対してそれが本当か否かを論じあう、という短編が6編。
    「宇宙人の証明」「四十四年後の証明」「呪いの証明」「狼男の証明」「幽霊の証明」「嘘の証明」
    とにかく基本はディベートをベースにした会話だけれど、ん?何かがおかしい?それは正しいのか?と思っている内にもう夢人さんの術の中。
    軽快なテンポの会話でけむに巻かれていることでしょう。

    弁論術の巧妙さもさることながら、会話だけでその状況を浮き上がらせる描写力も半端ない。
    本編とは関係ないやりとりを挟みながら、彼(彼女)達の置かれている状況というのが、たかだか50ページの中で面白おかしく提示されます。
    しかも最後にすっとオチをつけるという、落語に通じる読み切り感も。

    自分はこの作品で夢人さんに入りました。それはそれで邪道なファンなのかもしれないですけど・・・
    この作品が好きになったら、「風が吹いたら~」も是非オススメ。
    短編集なので☆5つまでつけませんが小説としては十分それだけの読み応え有。だと思います。

  • すべてが

    台詞で構成されていて

    中学生のときに

    とても衝撃を受けた

  • 2005年2月26日読了

  • 超くだらないです(褒め言葉)
    無気力なときに読むとさらに脱力できます
    多少強引な展開もありますが、それもまた味

  • 男女二人のセリフだけで構築されている短編集。 情景描写などが一切なく、どれもこれも「」だけ!そして登場するのは二人だけ。見事な徹底振りです。 だけど見事にどこで何をしてるのかがハッキリわかる。 片方が宇宙人、呪い、幽霊などの非現実的な存在を取り上げて、もう片方がそれに反論する形が基本です。つまり、テンポが良いディベート集みたいになっています。 ディベートという表現が堅いなら、どっちも真剣な高度な漫才。古本屋でなんとなく買ってみたけれど・・掘り出し物です♪

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。2007/7/24~7/28。1組の男女の会話のみからなる短編集。「〜の証明」で統一されている。一見、証明不可能な設定を会話の転がりから最後のオチまでもっていく、井上氏の手腕は見事。解説の小森健太朗氏の分析もすばらしい。

  • 「私、宇宙人を見つけたの」「オレ、狼男に変身するんだ」そんな一言から始まる物語。全篇が一組の男女のセリフからなる異色の作品集

  • 「私、宇宙人を見つけたの」「オレ、狼男に変身するんだ」そんな一言から始まる物語。
    全篇が一組の男女のセリフからなる異色の作品集

  • 会話だけの短編小説。どう、証明するのか気になり、どんどん読んでしまった。

  • 会話のみで構成された短編作品。にしても、う〜ん。何とも物足りない読後感。『宇宙人の証明』『四十四年後の証明』『呪いの証明』『狼男の証明』『幽霊の証明』『嘘の証明』とインパクトある題名ですが、タイトル負けと感じてしまいました。というか短編は(全体的に)物足りないです。

  • おもしろい。
    台詞だけでここまで書けるのか。
    さすがです。

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著者プロフィール

昭和25年生まれ。昭和57年に徳山諄一との岡嶋二人名義で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。平成4年に『ダレカガナカニイル……』(新潮社)で再デビューした。代表作に『ラバー・ソウル』(講談社)など。

「2020年 『平成ストライク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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