河岸の夕映え 神田堀八つ下がり (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2011年7月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167640156

みんなの感想まとめ

水の流れのように、心の内面を映し出す江戸の人情物語が展開される本作は、喜びや哀しみ、怒りといった人間の感情を巧みに描写しています。舞台は河岸、そこに集うさまざまな人々—町人や武士、医者たちの短編が織り...

感想・レビュー・書評

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  • 水は心を素直にさせる。喜び、哀しみ、口惜しさ、
    怒り。全てを映し、受け入れ、流れゆく川…。
    実力派が描く江戸の人情と様々な人間模様。
    ちょっぴりほろりの河岸物語。

  • 河岸を舞台に宇江佐真理のお話しが展開します。今回も面白かった。

  • 半年ぶりの宇江佐さん。
    どうも最近集中できなくて、何度か読み返してたので時間がかかってしまった(-_-;)
    読み始めてから、これが未読の『おちゃっぴい』の続編だと言うことを知ったけど、特に続き物らしい感じではなかったので問題なく楽しめた。
    江戸の市井の人々の人情噺で、ちょっとほろりとするような作品が多かったかな。
    『どやの嬶』『身は姫じゃ』『神田堀八つ下がり』が特にお気に入り♪
    『百舌』は台詞の津軽弁が脳内再生されてほっこり。
    好きだなぁ、津軽弁(^^)

  •  宇江佐真理さん、「おちゃっぴい」の続編「河岸の夕映え 神田堀八つ下がり」、2003.2刊行、2011.7文庫。後先で「おちゃっぴい」は、これから読みます。河岸ばかりを舞台にした6話。第3話「身は姫じゃ」が最高でした。次に第1話「どやの嬶(かか)」と第4話「百舌」。第5話「愛想づかし」は切なくて哀し過ぎます。

  • 江戸の人々(町人、武士、医者)を描いた短編集。短編なので、登場人物に深入りしないうちに次の話に移るが、それでも一話ごとに感動がある。手軽にほっこりしたい人におすすめ。

  • 前半の3作はおもしろかった。

  • 短い話がいくつか入っていて、
    これを読んでいる最中に作者の宇江佐真理さんがお亡くなりになったと聞いた。
    すごくショックだった。
    まだお若いのに・・・
    まだ、読んでない本も多いのでガツガツ読もうと思ってます。
    この堀のはなしもひとつひとつが沁みてくるお話でした。

  •  特に大きな出来事が起こるわけではなく、かといって変化が無いわけでもない、そんな話がいくつか。
     「おちゃっぴい」と言う作品の続編に当たり、登場人物が共通しているらしいがそちらは未読。まあ未読でもさしつかえはなさそう。
     内容もすぐ忘れてしまいそうだが、読後感のいい作品だったのでいつかまた読みたくなるかも。

  • 江戸の河岸風景、そこに住まう人に掛けた短編集。

    愛想がつきた、と思っても簡単でない人の心。
    一筋縄でいかない人間関係をえがいています。
    「身は姫じゃ」など案外時代小説の市井もの分野では
    奇想天外な話の進み具合で、TV時代モノが好きな方にも
    わくわくして読んでいただけるかも。

  • おちゃっぴぃ の続編・・・忘れている
    でも、安定の庶民の細やかな人情話
    ほっとします

  • どやの嬶がとても良かった。
    どの作品もよかった。お姫様の話も可愛くもほっこりする話だし、やっぱり宇江佐さんの時代物はよいなー。

  • 『どやの嬶』母の強さ・優しさに胸が締め付けられた。こんな豪快で皆に慕われる母さんになりたいな。『身は姫じゃ』は、“はやこ”がどんな苦境に立たされても卑屈にならず心は高貴だったことが救いの話だった。楓の強さも想像しただけで泣けた。
    他の作品も、切なかったりほろりとしたり、とにかく面白かった。

    あとがきで、「貧乏旗本の禄について読者から厳しいご指摘があり、内容が少し変わった」ということが書かれていて、なんだかなぁ…と思った。作品、変えたいかね。(図書館戦争を思い出してしまった。)
    私は好きな作者さんでも、そうでなくても、どんな内容だとしても作者が物語を紡ぐ過程で悩み抜いて選んだ事柄について意見など言えないな。フィクションだしな。

    嫌だと思ったら次からその作者を選ばないだけ。
    どっちが作者にとって優しいかは分からないけれど。

    ともかく。
    これからも宇江佐さんの本、読ませていただきたいと思います。

  • 六ヶ所の河岸を舞台にした短編集です。
    それぞれ心に枷を抱えていますが、それでも身の丈の幸せを求め、祈って生きる姿に強さと優しさを感じます。

    江戸人情物は、いいですね。
    特に宇江佐さんの作品は、切なさもありますが人々の優しさ、懐の深さに安心します。

    あとがきに、宇江佐さんのそれぞれの解説もあります。
    どうやら、神田堀の位置や、登場人物の石高に不本意な部分があるようです。
    検証する宇江佐さんの真面目さが垣間見れます

  • 小さいコミュニティの端にも花が咲き、物語がある。読み終わった後の気持ちの良さはいつもだが、著者の後書きにまで爽快感を覚えたことは珍しい。著者が今まで感情豊に暮らしてきたからこそ、このような瑞々しい文章が生まれたのだろう。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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