- 文藝春秋 (2003年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167646042
みんなの感想まとめ
心の振れ幅を感じさせる短編集で、全8話からなる物語は、まるでジェットコースターのような感動をもたらします。さまざまなテーマが描かれ、感情の揺れ動きが巧みに表現されているため、読者は涙したり笑ったりしな...
感想・レビュー・書評
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初めての浅田次郎さんの作品。
全8話からなる短編小説。
この小説すごい…何が凄いって読んでる時の
心の振れ幅が。まるでジェットコースターのよう。
(↓ネタバレごめんなさい!)
感動いっぱい涙涙で読んでいたと思ったら、ある男性の不倫とパラレルワールドの告白、かと思ったら素敵なゲイの一生、かと思ったら奥さんを寝取られるお話。やっぱりジェットコースターだ♪
その中で特に大好きなのは、
1話『シエ』
中国の伝説の生き物『シエ』が出てくるお話。
なんて切なくて心温まるお話だろう。
読んでると自然に涙が流れてきて、
自分の幸せって何かなって考えさせられる。
2話『姫椿』
その日、自殺しようとする男性が
昔通った銭湯に偶然たどりつきお風呂に入る話。
読み終わった後の余韻が素晴らしかった!
8話『永遠の緑』
父、娘、その彼氏のお話。このお話大好き‼︎
あと…、不謹慎なのですが、
1話以外、ほぼ男性目線のお話なので
なんだか、男性の知られたくない心内を覗き見しているような気分になって、そんな自分に気付いて笑ってしまいました。
次はどんなお話だろう、次は?その次は?とワクワクしながら読み進めた。
楽しかったぁ(^^) -
さらっと読める八つの作品が納められた短編集。
そう、軽く読めてしまう作品ばかりだが、つい何度も読み返してしまう。
灰色の世界をさまよっている心。そこに鮮やかな赤や黄色、暖かなサクラ色が、ふわっと舞い降り、生きる力をもう一度信じよう。そう思える作品たち。
不幸を食べる不思議な動物の話「シエ」。
表題作「姫椿」。
マダムは完璧な女だった。から始まる「マダムの咽仏」。
などが好みの作品。
解説は脚本家の金子氏で、ドラマにするなら、という目線で面白かった。 -
浅田次郎さんの短編集。おとなのためのお伽噺。
また何年後かに読み返すのもいいなと思えた。 -
浅田次郎さんの本、好きだったんだけど、近年の著作は価値観が合わなくなったなあとありありと感じる。
特に、語り手から見た女性像。まあ、今の時代の話ではないのだけど、だとしても合わない。
時代が変わったのか、自分が変わったのか、著作が変わらなかったのか。
人生で上位に好きな作家さんだったからちょっとショックだ。 -
『姫椿』浅田次郎著
鉄道員に続く、浅田次郎さん2冊目の読了です。
鉄道員は「哀愁」、そしてこの姫椿は「小幸」と表したくなる短編集です。
小幸とは、その名のとおり、小さな幸せです。
僕は、1970年代生まれです。
バブル期は高校生でした。
なんとなく、周りが騒がしかった記憶があります。
そして、いまは40代半ばです。
この年代になると、内省の時間を通じて、仕事、家庭の現実、また近くの将来について想いを馳せることもあろうかと思います。
この小説は読みやすく、また、私に近しい世代の読者には親近感がわくかとも思います。
ひとつひとつの物語を通じて、小さな幸せを見つけることができる、味わいがある小説かとも思います。
季節はいま冬です。
春先に、この小説をたずさえて、緑が芽吹きはじめた通りを散策すると、日常に別の光が差すような、そんな小説です。 -
じんわりと染みたり、ちょっとゾワッとするようだったりの短編集。中でも【シエ】と【永遠の緑】は良かった。永遠の緑では、競馬場に行ってみたくなりましたね。あと学歴や育ちを気にしそうなパパって読んでいる私も思ったので、娘さんの気持ちも分かりつつ、ハッピーエンドだったのが良かった。再婚しない理由は娘の為でなく奥さんをずっと愛してるから。とか、死の間際の描写とか映像のように想像してしまって、うっかり電車で泣いてしまうかと。。。
人の不幸を食べる聖獣のシエもじんわり悲しかった。
マダムの喉仏は、マダムかっこよかったです。人生を賭けて嘘を突き通したけど、もともとは生き抜くことの決意表明だったのか、、。浅田次郎さんの小説は現代を舞台に書いていてもどこか幻想的というか、なんてことのない人が傑物に感じるくらい背景と登場人物が魅力的ですね。短編だけど一話一話にしっかり読み応えがあります。 -
短編集はあまりすきではないのだけれど、
これは、好き。
なんだか泣けてきてしまったり。
うちにあったのだけれど、誰が買ってきたのだろう…?
本は、出会い。
呼ばれるものです。 -
理屈なんてないのです 脳波がガッツリ合うんです。人情ドタバタ喜劇
「しえ」秀逸 -
短編集。
浅田作品はどれも好きです。
朝の通勤電車で心があったまりました。
ノスタルジーや自然体の晩年の送り方は自分の老後の参考になります。 -
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浅田さんの短編集。それぞれ、色々な結末やオチがありますが、謎の部分も多い。
中でも、「オリンポスの聖女」と「永遠の緑」がよかったかな。 -
設定は現実だけど展開がファンタジックだったり、ラストにカタルシスを感じるとともにぞっとしたり、簡単に言ってしまえば「世にも奇妙な物語に出て来そう」な物語たちの短編集。
これだけ全部違ったインパクトが残る短編集もあまりないかも、と思った。
精神的にぐっとくる要素がある本だと長めに語ってしまうのだけど(笑)、これはシンプルに物語がおもしろいし、全体を通してぐっとくる感じだから、どこかに焦点を当てて語るのが難しい。
「マダムの咽仏」のこんな一節が心に残った。
「嘘でもハッタリでも、腹をくくっちゃえばいいんでしょう。そしたらなれるわよ。役者でも、医者でも、オカマでも。もしかしたら総理大臣にだってなれるわ。でも、とりあえずそうなってから、そのさき本物になるっていうのはものすごく難しい。それが、芸ってやつじゃないのかな」
説明不要。本当にその通りだな、と思ったのでした。 -
「シエ」がとても良かった。
悲しみや不幸を食べる、不思議な生き物のおはなし。再読したい。 -
生き物の死を通して生き方を考えさせられる短編集。好きすぎて何回も読み返しとる。
先週観た『灼熱の魂』の、"死は痕跡を残す。物語は終わらない"的なセリフが印象的で好きなんじゃけど、この短編集のコンセプトもまさにそれ。残された側は悲しいけど、その人の人生は続いていく。死と向き合って何を感じて、その後どう生きるか。
いい意味で、人は死んだら終わりじゃないんだって気づかされる。 -
短編集です。
どのお話も登場人物に不器用な男の人が出てくるな〜といった印象。
割と女性に対する価値観が前時代的な男性も出て来るので、ちょっとモヤっとする人はするかもしれないです。ただあくまでも小説なので、そういう人が何をどう考えどう行動するのか、外から覗いてるような感覚で読み進めることができ面白かったです。
不器用さのベクトルが人それぞれでそれもまた面白く、他の作品も読んでみたいなと思いました。 -
短編集。
チープな展開だなとがっかりしたお話も結構あったけど、最後のお話「永遠の緑」は好き。 -
小説って、フィクションではあるけれど、誰かの人生を覗き見ているような気持ちになるが、これが正にそうだった。
どこかに、こういう日常を送っている人がいそうだな、とちょっとほっこりした気持ちになった。
トラブル・メーカーのオチには、思わず「まじか!」と言ってしまったし、シエではちょっとウルっときて…
確かにちょっと今の時代からズレているかも知れないけれど、逆にそれが良かった。 -
短編ストーリーごとの設定の多様性が素晴らしかった。
浅田次郎さんの人生の引き出しの多さと人情深さを思い知った。起承転結がしっかりしていて、オチの付いた作品ばかりでした。
感動の涙を流したのが、「シエ」「オリンポスの聖女」「永遠の緑」
よくわからなかったのが「再会」 -
ジャンルレスな8作品が入っている短編集。少しだけ切り取られたそれぞれの日常が特別なものになっている気がした。フィルター次第で日常は面白くなっていくのかもしれない。情景を思い浮かべることができる浅田さんの文章の作り方が好きです。
山岸聖太さんあたりに映像化してもらいたいけど、こういう作品は小説として完成しすぎていて逆に映像化が難しいらしい。(解説より)
浅田さんが描く男性は不器用でスマートなかっこよさとは離れているんだけど、優しさと温かみがあって憧れる人物像。年をとっていくのも悪くないな~と思わせてくれる。この本を読んでいるとゆったりとした時間を過ごせます。大切にしたい1冊になりました。
「不幸の分だけ、ちゃんと幸せになれるよ。ほんとだよ。」(巻頭シエ より)
誰かに生かされていること、優しくされていること、きちんと胸に留めておきたい。そのことに気づいた鈴子は自分も相手も幸せにできるような人になるんだろうな。
全話好きだけど私は特に「シエ-xie-」「マダムの咽仏」が好きでした! -
8つの短編。どれも、浅田さんらしぃ、という感じ。表題作、姫椿。椿姫の関連かと思ったが全く違った。前提に自殺を持ってこない未来を今後作れるだろうか。希望の光りは小さくっても見えていたように思う。なんだかミステリー風味な、「再会」「トラブルメーカー」「零下の災厄」。余韻がそれぞれ違うんだけど、「トラブル・・・」での早期退職したおじさんの行く末を思うと怖い。「永遠の緑」、ゴメンナサイ、本当競馬への熱情って理解できない。あの「先生」は浅田さんなんだろうなぁ。でも斜め読みしました。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
浅田次郎の作品

同じく1人なら金沢かな♪ちょうど「アンと愛情」の小説でも出てきたの。外国ならイタ...
同じく1人なら金沢かな♪ちょうど「アンと愛情」の小説でも出てきたの。外国ならイタリアかな♪
家族なら隣県で子どもが喜ぶテーマパークメインでちょっと観光して、温泉に入りたい♨
友だちとは沖縄の離島♪
ほんと、考えるだけでも楽しいね⸜( *´꒳`*)⸝
いいねぇ!
忘れないように本棚に登録しとこ♪
そうそう!家族旅行は温泉がセットだよね!笑
子供たちが...
いいねぇ!
忘れないように本棚に登録しとこ♪
そうそう!家族旅行は温泉がセットだよね!笑
子供たちが喜んだ顔を見て、最後に温泉と美味しいお料理でしめる♪さいこー!
旅行話、とまらない(汗)
近々、図書館行ってるるぶ見て来なきゃ
ご家族と楽しい週末を〜♪
ふふっ♪まつと話してると次々言葉が出てくるから不思議(^^)聞き上手なんだなぁ。
まつもよい週...
ふふっ♪まつと話してると次々言葉が出てくるから不思議(^^)聞き上手なんだなぁ。
まつもよい週末を過ごしてね~♪