草原からの使者 沙高樓綺譚 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2012年1月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167646103

感想・レビュー・書評

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  • 浅田次郎の現代ファンタジー。
    ありそうで絶対ない話だけど、話し人のそれまでの変わった経験談に自分が引き込まれていくのが快感になる。
    その場で私も話を聞いてみたい。

  • 連作短編集「沙高楼綺譚」の続編。「宰相の器」、「終身名誉会員」、「草原からの使者」、「星条旗よ永遠なれ」の四篇。神秘的でワクワクするストーリー展開なのだが、最後の一編が下ネタでちょっとがっかり。全体もまあまあかな。

  • シリーズ前作の「沙髙楼綺譚」と比べるとホラー色が抜けて、下ネタからほろりと泣かせのオチまで振れ幅のある内容になっています。
    前作同様浅田さんの得意分野が揃っているので、各エピソードとても読みごたえがあります。
    とくに最終話「星条旗よ永遠なれ」はここまでの濃いエピソード集のオチとして強烈な存在感と納得と、びっくりするほど爽やかな読後感をくれる、ラストを飾るのにふさわしい短編です。

  • 「沙髙樓綺譚」の続編。

    国会議員の私設秘書、名門財閥の当主、中央競馬会のオーナー・ブリーダー、退役米軍人らが語る沙髙樓での打ち明け話4遍。

    今回は前作よりもキレがないというか、面白みに欠けるというか。どの話も今ひとつ楽しめなかった。特に最後の話(振り切れた下ネタ)は全く面白くないしいい話でもなかった。こんなのを楽しめるのはやっぱりオッサンだけじゃないかな〜。

    もうこのシリーズは追っかけなくてもいいかな…。

  • 功成り名を遂げた各界の名士が集う沙高樓。
    そこで語られるのはこれまで口にできなかった秘密の話。
    三つ巴の総裁選の舞台裏、大資産を継いだ御曹司の驚くような告白、馬主一族の跡目争い、そして老いを受け入れる退役軍人のシモネタ..。
    最後がシモネタって…浅田次郎恐るべし。
    怪しい雰囲気もまさかのどんでん返しもどうしたって面白い。

  • トークライブ&バーを舞台とした作品、なんだけど、トークライブの話しに没入できない。かろうじて「草原からの使者」が少し引っかかったくらい。
    シチュエーションは悪くないと思うんだけどなぁ。

  • シリアスな物語が続くなか、「星条旗よ永遠なれ」はガラッと変わった遊び心のあるおもしろい作品でした。
    浅田さんらしいな。

  • 浅田次郎の短編集。

    沙高樓綺譚という倶楽部で各界の名士たちが自分たちの逸話を語るという設定の下、繰り広げられる短編集。

    タイトルを含む5作(だったかな)から成るもの。

    政治ネタ、競馬ネタ、借金ネタ、そして下ネタ。
    バラエティに富むラインナップとなっています。

    浅田作品はすおく引きこまれやすいという勝手なイメージが先行していただけに、少し世界観に入るのに手こずる瞬間もしばしば。

    勝手な意見ですが、長編は比較的読者のニーズに応えることが考えられた作品が多いような気がしますが、本作は作者自身が自由に書き綴っているような印象を受けました。

    この勝手な推測を正とするならば、より自然体な浅田作品に触れることになるのではと思います。

    有名作品と比較するとその魅力が劣っているかもしれませんが、生の浅田作品に触れたい方は是非読んでみてください。

  • 久々の浅田次郎。家族の影響で天切松や蒼穹の昴に過去どハマりしたことが懐かしい。短編はそういえば初めてか。期待しすぎたせいか、あまり入り込めず。星条旗の話は特に、夢はあるかもしれないけど、さすがにそれはありえない、と思うのと同時に、この手の話は歳を重ねてもそんなに好きじゃないと再認識。。

  • 浅田次郎の短編集。要人?の集う“沙高樓(さこうろう)”で4人の語り手が順に話を披露する、という設定がいいですね。シリアスあり、逆転劇あり、そして下ネタあり、と、この作者の魅力が多分に伝わってきます。どういうオチなのかつかみづらい“もやっ”とした感のものあり(このちょっとした欲求不満状態への導きがいいですね)、そもそもオチらしいオチないんじゃない的なものあり(なんか考えさせられてこれもいい)、くすっと笑ってでもほんわかくるオチもあり(浅田次郎の本道!)、といろいろ楽しめますよ。

  • アールとか馬主とか未知の世界のことを知れて面白かった。星条旗の話だけ?でした。

  • 最後の「星条旗に。。。」は、どこまでまじめにとらえればいいのか不可解。老夫婦の微笑ましい雰囲気は伝わってきたが。

  • 浅田次郎の小説は読みやすいし面白い。旅行中のバスの中で読むのにちょうど良い。タイのイサーン高原を走るバスから見えるのは熱帯の灌木だけだ。時々、田んぼが現れるが直ぐに灌木に変わる。此処は貧しい土地の高原だ。それを見ながら、人生を変えた出来事のアンソロジーを読む。旅で人生を見つめ直す道具になった。

  • 短編4集、気づかずにとって、再読してしまった。

  • 浅田次郎は こんなファンタジーも描くんだな...と。
    政界、財界、軍界の世界を各短編で
    サラリとチクリと描かれている。
    後味の良い読了感と若干の物足りなさを感じた一冊。

  • ちょっといまいち。
    沙高樓綺譚の第二段。今回は4作が語られています。

    宰相の器
    終身名誉会員
    草原からの使者
    星条旗よ永遠なれ

    「宰相の器」は総裁選に出るか出ないかを占い師に占ってもらおうとする話。内容がちょっとブラック。
    「終身名誉会員」は大金持ちの跡取りがロンドンのカジノで全財産を失う話。カジノに負けたのか騙されたのか。
    「草原からの使者」は競馬で買った人に相続させる話。モンゴルの老人の教えどおりに買った馬券で見事的中。ミステリアスな感じが好感持てます。
    「星条旗よ永遠なれ」はシモネタ満載の話。男として役割を終えたときには星条旗が出てくるとのこと。解説には老いと夫婦愛の物語とありますが、そこまでは感じられませんでした。

    ということで、全4作でしたが、前作のほうがよかったかなっと。全体的には今一歩自分には合わない感じ。残念。

  • 短編で裏は話がユーモアたっぷりで面白かった。下ネタの最後に旗が出るかよ(笑)

  • ワクワクもなく、ドキドキもなく、興味も湧かない話題なので、なかなか読み進めなかった。きっと、今読む時期ではなかったんだな。

  • 前作がとても面白かったため、期待して読んだのだが、残念ながら前作ほどではなかった。前作の方がグイグイ引き込まれる感じがあったと思う。
    この中では、「草原からの使者」が一番面白かった。描写もリアルで情景が目に浮かぶようだった。

  • 1.宰相の器.
    首相候補の代議士が「自分は立候補すべきかどうか」を”占い師”に見てもらう話.二人の高名は占い師の答えは「この大ウソつき!」だった.
    2.終身名誉会員.
    何とか財閥の跡継ぎが,ロンドンの超高級カジノで大負けして無一文になる話.夢の中で知らない間に負けてた.夢から覚めたら,見た目も老人になっていた.
    3.草原からの使者.
    大金持ちだが生命予後のみじかい馬主が,3人の息子たちに「指定されたレースでいちばん儲けたものに全財産を相続するぞ!」という話.3人のうちの一人が,パドックにいたナゾのモンゴル人の教え通りのとおりに馬券を買ったら,その通り的中した」
    4.星条旗よ永遠なれ.
    日本人妻をもつ米国退役軍人の話.どんなに屈強な男でも彼が男を引退するときには小さい星条旗が体から出るんだぞ!」という話.

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

浅田次郎の作品

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