野球術 (上) (文春文庫)

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  • 本 ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167651121

感想・レビュー・書評

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  • ベースボールはアメリカの国技。長い歴史の中での数々の勝利のための手法と哲学。ベースボールの奥深い世界を堪能できる良著。上巻は監督術と投手術。

  • 著者に関する予備知識はまったくなしに読み進めてみた。
    書いているのは野球解説者?あるいは新聞か雑誌のスポーツ記者?
    読み終わったあとで調べてみたら、
    ワシントン・ポストで政治関係のコラムを書いている人だとわかってびっくり仰天。
    とにかく野球の知識は半端ではない。

    トニー・ラルーサ(現セントルイス・カーディナルス監督、両リーグでチームをワールドシリーズ制覇に導いた名将)、
    オレル・ハーシュハイザー(通算204勝、1988年にサイ・ヤング賞、最多勝利、ゴールドグラブ賞の3冠)、
    トニー・グウィン(通算安打3141本、通算打率.338、首位打者8回)、
    カル・リプケン・ジュニア(2632試合連続出場、903試合連続フルイニング出場はともに歴代1位)
    とのインタビューを中心に野球の奥の深さをこれでもかというくらい伝えてくれる。
    いろいろなエピソードが次から次へと出てくるたびに、
    歴代選手、監督、コーチ、マスコミ関係者などの名前も数え切れないほど登場する。

    メジャー・リーグといえば、
    力と力のぶつかり合いのイメージがあるけれど、
    この4人に共通しているのは考えに考えて野球をしていること。
    24時間野球のことを考えているといっても過言ではない。

    惜しむらくは、この本に登場する選手たちは今となってはほとんど現役を退いてしまっていること。
    もし、リアルタイムに近い時代に読めたら、もっと楽しめたかも。

    野球に対する愛がいっぱいの2冊。
    野球を1億倍楽しむ方法が満載!

    ちなみに以上は『野球術〈下〉打撃術・守備術』もひっくるめた感想です。

  • ずっと読んでなかったけど、アメリカに行くってことで持って行った本。素晴らしい。

    ラルーサの監督術はさながら野村ID野球のようで、ハーシュハイザーの投球術は江夏豊を思い出した。

    頂点を極める野球術に、アメリカも日本も大きな差はない。この本をアメリカで読んだことも大きかったかな。

    ごめんなさい、アメリカ野球なめてました。何度でも読み返したい一冊。

  • (上)には、1、監督術 〜トニー・ラルーサの「危機管理」 2、投球術 〜オレル・ハーシュハイザーの「現実感覚」が収録されてます。

    監督術のラルーサ監督はハッシュ・ブラザース(カンセコ・マグワイヤ)が在籍していた頃のオークランド・アスレティックス時代のエピソードが満載です。

    投球術のハーシュハイザーは、59イニング連続無失点記録保持者でその頃の話を交えて投球論です。

    80年代後半頃のMLBを知っている方は、懐かしさと共に読んでみてはいかが!?

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