失敗しない犬選びのコツ 相性のいい犬、わるい犬 (文春文庫 コ 12-2)

  • 文藝春秋
4.20
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167651206

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 集中攻撃中のスタンレー・コレン。中身の充実は相変わらず。タイトルと表紙のやる気のなさ、センスのなさも相変わらず。

    こちらは、性格から見た人間と犬の種類の相性の話。犬派、猫派はよく聞くけれど、これはさらに人間と犬の種類を性格別にいくつかのグループに分けて、どういう人にはどういう犬が向いているかを分析した本。心理学者でもある著者の面目躍如というところだ。鉛筆持ってチェックシートを使いながら読む実用本。

    犬はそれぞれ性格が違う。ぼくが飼った何頭かの犬はそれぞれ個性があって、ぼくと犬の関係もそれによって変わったのだった。かまうと唸りながらむかってくる犬とはよく取っ組み合いをしたし(ぼくは遊んでいるつもりだったが犬は半分本気だったかもしれない)、大人しくて寝てばっかりいる犬とはずっと静かな関係だった。活発でいうことをよく聞く犬とはあちこち連れ立って遊びに行った。もちろん同じ種類でもそれぞれ個性はあるけれど(飼っていた一頭は叔父の家に兄弟犬が3頭いて、それぞれ全然性格が違っていた)、犬は種類によってかなり性格が違うので、それを知るのは大事だと思う。
    ただ、これは大事だから言っておきたいが、ぼくはどの犬との付き合いも楽しかった。それぞれ得がたい思い出だ。

  •  まず犬を性格別にわけ、人間の性格分析に応じた相応しい犬を分類しています。さらには万人向けの犬や、犬嫌いと猫好き、さらには著名人が選んだ犬まで載せてあり最後まで飽きない構成です。紹介されている例も著名人と愛犬のエピソードが多く興味深く読めます。「デキのいい犬、わるい犬」と同じく、分類されている犬の中から自分の愛犬の所属しているグループを探すのは面白いです。 私が愛するビーグルは本書でもたくさんでてきます。穏やかな犬(気立てがよく、我慢強い犬)に分類されてます。作者もビーグルを飼っているそうで、他にもビーグルを飼っている有名人はチャールズ・シュルツ、スヌーピーの作者でとっても有名ですね。あとはジョージ・ハミルトン(ゴッドファザー3に出演の俳優)などです。またジョンソン大統領が愛犬のビーグルの耳を掴んで持ち上げた写真で非難ゴーゴーになった挿話などもありました。

  • 犬好きさんにはなかなか面白いと思います。外国の有名人の飼っている犬種がわかる記事が多いのですが、悲しいかな私は外国の有名人さんはあまり知らない。。。日本人バージョンがあったらいいな。
    肝心の相性ですが、今までにない視点からの真面目な研究結果ですので、それなりに説得力はあります。私の愛犬ラブラドールとプードルとはあまり相性良くなかったですが(苦笑)。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

スタンレー・コレン(Stanley Coren)1942年、米ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。ペンシルベニア大学卒業、スタンフォード大学で博士号取得。現在、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学心理学部の教授。研究分野は、人間の感覚過程(視覚や聴覚)、神経心理学(利き手、睡眠、出生ストレス効果や行動遺伝学)、認知(情報処理知能)など幅広い。また、犬の愛好家であり、犬の行動に関する研究も行なうかたわら、愛犬と一緒にカナダの数々の訓練競技会に参加し、多くの賞を得ている。著書には、日本でもベストセラーになった『左利きは危険がいっぱい』『睡眠不足は危険がいっぱい』や、犬に関しては『デキのいい犬、わるい犬─あなたの犬の偏差値は?』『理想の犬の育て方』『犬があなたをこう変える』(すべて文藝春秋)など多数あり、全米ドッグ・ライターズ協会からマックスウェル賞を授与されている。妻と3頭の犬とともに、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに住む。

「2014年 『犬と人の生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スタンレー・コレンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×