失敗しない犬選びのコツ 相性のいい犬、わるい犬 (文春文庫 コ 12-2)
- 文藝春秋 (2002年2月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167651206
感想・レビュー・書評
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集中攻撃中のスタンレー・コレン。中身の充実は相変わらず。タイトルと表紙のやる気のなさ、センスのなさも相変わらず。
こちらは、性格から見た人間と犬の種類の相性の話。犬派、猫派はよく聞くけれど、これはさらに人間と犬の種類を性格別にいくつかのグループに分けて、どういう人にはどういう犬が向いているかを分析した本。心理学者でもある著者の面目躍如というところだ。鉛筆持ってチェックシートを使いながら読む実用本。
犬はそれぞれ性格が違う。ぼくが飼った何頭かの犬はそれぞれ個性があって、ぼくと犬の関係もそれによって変わったのだった。かまうと唸りながらむかってくる犬とはよく取っ組み合いをしたし(ぼくは遊んでいるつもりだったが犬は半分本気だったかもしれない)、大人しくて寝てばっかりいる犬とはずっと静かな関係だった。活発でいうことをよく聞く犬とはあちこち連れ立って遊びに行った。もちろん同じ種類でもそれぞれ個性はあるけれど(飼っていた一頭は叔父の家に兄弟犬が3頭いて、それぞれ全然性格が違っていた)、犬は種類によってかなり性格が違うので、それを知るのは大事だと思う。
ただ、これは大事だから言っておきたいが、ぼくはどの犬との付き合いも楽しかった。それぞれ得がたい思い出だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず犬を性格別にわけ、人間の性格分析に応じた相応しい犬を分類しています。さらには万人向けの犬や、犬嫌いと猫好き、さらには著名人が選んだ犬まで載せてあり最後まで飽きない構成です。紹介されている例も著名人と愛犬のエピソードが多く興味深く読めます。「デキのいい犬、わるい犬」と同じく、分類されている犬の中から自分の愛犬の所属しているグループを探すのは面白いです。 私が愛するビーグルは本書でもたくさんでてきます。穏やかな犬(気立てがよく、我慢強い犬)に分類されてます。作者もビーグルを飼っているそうで、他にもビーグルを飼っている有名人はチャールズ・シュルツ、スヌーピーの作者でとっても有名ですね。あとはジョージ・ハミルトン(ゴッドファザー3に出演の俳優)などです。またジョンソン大統領が愛犬のビーグルの耳を掴んで持ち上げた写真で非難ゴーゴーになった挿話などもありました。
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犬好きさんにはなかなか面白いと思います。外国の有名人の飼っている犬種がわかる記事が多いのですが、悲しいかな私は外国の有名人さんはあまり知らない。。。日本人バージョンがあったらいいな。
肝心の相性ですが、今までにない視点からの真面目な研究結果ですので、それなりに説得力はあります。私の愛犬ラブラドールとプードルとはあまり相性良くなかったですが(苦笑)。