犬語の話し方 (文春文庫 コ 12-3)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167651268

作品紹介・あらすじ

犬のあくびは疲労や退屈ではなくストレスを感じたり相手への和解を求める印です。吠え声、尻尾の動き、顔の表情などで示される「犬語」を理解すれば、人間の2歳児程度の言語聞きわけ能力を持つと言われる犬と、意思を伝えあえるのです。飼犬が言うことをきかないという悩みも本書で解決!「犬語小辞典」つき。

感想・レビュー・書評

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  • 犬のあくびは疲労や退屈ではなくストレスを感じたり相手への和解を求める印です。吠え声、尻尾の動き、顔の表情などで示される「犬語」を理解すれば、人間の2歳児程度の言語聞きわけ能力を持つと言われる犬と、意思を伝えあえるのです。飼犬が言うことをきかないという悩みも本書で解決!
    愛犬が話せたらいいのにな~と思うことがよくあります。といっても、私が伝えたいというよりは犬が思っている感情を完全に分かってあげられないのが悔しくて。いろいろ雑誌などで知っている内容も入っていましたが、詳しい仕草や、人間の指示に従う理由などが明快に書かれていて犬好きなら楽しめる内容。ただ全体的にびっしり書かれていて少し長いかな。イラストは非常に良い。

  • 図書館
    挫折

  • とてもわかりやすく書かれています。
    特にカーミングシグナルについて書かれていてとても参考になりました。

  • 新書文庫

  • このシリーズ、とにかくタイトルと表紙がやっつけ仕事でいやなんだけれど、中身はちゃんとしている。こういう本を探している人が、外見で敬遠しないといいんだけど。編集者が本の邪魔してどうすんだ。ちなみに原題はHow to speak Dog。邦題より原題のほうが何書いてあるかわかりやすい。

    タイトルから想像するのはほんわかした犬と人間の交流の話だが、そうではなく、硬派な犬のコミュニケーション能力、感情表現の話。吠え方、鳴き方、尻尾の振り方、歯の剥き方や耳の立て方。ずいぶん細かくて、ほんまかいな、と思う部分もなくはないが、面白い。犬との付き合いの長い人は、体験的になんとなくわかっているところも多いのではないかと思うが、整理してもらえると参考になる。すべての犬の飼い主が一読して損はない。

  • 内容の多さ、深さから著者の犬に対する愛情が読み取れる。
    犬の学習力の高さに改めて感心し、犬とのコミュニケーションにも役立つ一冊である。

  • おすすめ。タイトルほどナンパな内容ではない。
    再読予定。

  • とても丁寧に真摯に犬の「言語」について探求し、書かれた本。
    それを全部頭に入れたい、なんてことをしたものだから、読了まですごく時間がかかったけれど…。

    作者は本当に犬が好き、いや愛していて、お互いを理解し合いたい、そしてお互いを認め合おうと努力(でも楽しみながら、であることは間違いないと思う。)している人。よくここまで調べ(知り)つくしたなぁ、とその内容の細かさや深さに圧倒させられる。なので、再読が絶対必要。

    愛犬の様子を見ていると、この本の内容が絶対とは思えない部分もあるけど、この本を参考に、これからも愛犬といっぱい話したいと思う。

  • 言語学。
    面白い。

  • よくあるペット本かと思ったら、実に真面目で丁寧、というか心理学者が書いている。読み物として面白い。が、尾の話はどうだろうか。日本犬っぽい犬は巻尾だから上にあがってることが多いけど(笑)文化圏が違えば通じないボディランゲージもある。

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著者プロフィール

スタンレー・コレン(Stanley Coren)1942年、米ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。ペンシルベニア大学卒業、スタンフォード大学で博士号取得。現在、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学心理学部の教授。研究分野は、人間の感覚過程(視覚や聴覚)、神経心理学(利き手、睡眠、出生ストレス効果や行動遺伝学)、認知(情報処理知能)など幅広い。また、犬の愛好家であり、犬の行動に関する研究も行なうかたわら、愛犬と一緒にカナダの数々の訓練競技会に参加し、多くの賞を得ている。著書には、日本でもベストセラーになった『左利きは危険がいっぱい』『睡眠不足は危険がいっぱい』や、犬に関しては『デキのいい犬、わるい犬─あなたの犬の偏差値は?』『理想の犬の育て方』『犬があなたをこう変える』(すべて文藝春秋)など多数あり、全米ドッグ・ライターズ協会からマックスウェル賞を授与されている。妻と3頭の犬とともに、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに住む。

「2014年 『犬と人の生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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