- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167651848
作品紹介・あらすじ
成功する自分をイメージする方法はむしろ逆効果!?子供の知能や才能をほめて育てると、とんでもない結果を招く!?集団での意思決定はリスクの高い決断になる!?巷に溢れる自己啓発法を科学的調査から徹底検証。その真偽を明らかにした上で、すぐに実践できて効果のある自己啓発法を紹介する。これまでの常識を覆す衝撃の一冊。
感想・レビュー・書評
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・買うなら品物より体験を-食事、映画、旅行;他の人と一緒、話して聞かせる
・お金を使うなら自分以外のことに-小さなプレゼント、親切行為
・目標を書き出す-メリット・障がい
・飲むなら細長いグラスで
・発想を柔軟にするための四つの方法
1*違うことをする
2*視点を変える
3*遊ぶ
4*好奇心を持つ
・嫌な体験から得たプラス面と、そのできごとにより日常面でよくなった点を書き出す
・クラシック効果、太陽の効果、笑う効果
・犬を飼うと、人とのふれあいが増え、日常の不安や緊張が和らげられる;ロボット犬、動物の映像を見る
・したことへの後悔より、しなかった後悔のほうが大きい
・なんでも実行するほうが後悔は少ない
・作業に必要な時間を正確に予測するためには、過去に同様な仕事でどれくらいかかったか考えることが必要
・全工程を段階に分けて考える
・楽器を習うと、思考力が養われる
・大事なのは努力を褒めること
・犬の性格∞飼い主の性格詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日常で信じられている噂的なことが本当かどうか研究している人がたくさんいることにまず驚く。まさに「ほんまでっかTV」のネタ本。感謝の心を忘れずに生きてゆくことが幸せになる方法というのはすぐに実行できます。皆にお勧めですね。
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科学的裏付けと言っても、ピンキリではなかろうか。学会発表された間違いなんていくらでもあるし、この本に書いてあることだって特別に信ぴょう性の高いものとは言えないのではないか。誰の何を信じるかは人それぞれだけど。
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英国の心理学教授
各国の心理学者の研究を一般向けにわかりやすく語る
「自己啓発本のメソッドを対照実験で検証」という触れ込み。(実際、そういう配列にしてある)
原著2009で、2022時点では古い(というか他の本で読んだ)内容が目立つが、それはつまり今では「常識」になっているということなのかも。
●人間の幸福感の50%は遺伝で決まっている(カリフォルニア大 心理学者ソニア・リュボミルスキー)
→『しあわせ仮説』により詳しい解説があった。
●人間は「したこと」より「しなかったこと」を後悔する。(コーネル大学 トマス・ギロヴィチ)
・したことの後悔【有限】
→起きた結果のマイナス面が比較的目につきやすい。マイナスの結果はすでにわかっており、範囲は限られている。
・起きなかったことに対する後悔【想像力の及ぶ限り】
→突然自分が、限りない可能性を失ったように思えてくる。
想像力が及ぶ限り、あなたはあれこれ思い描く。
219
● 59秒でできる10のことがら
財布に赤ちゃんの写真を入れておく
→戻ってくる可能性が大きくなる -
巷で言われている自己啓発
・成功した自分をイメージする
・ポジティブなことだけ考えて、ネガティブなことは考えない
・子供は褒めて育てる
などなどを、科学的なデータから否定する一冊。
リチャード博士は、感情論やイメージで物事を決めるのを嫌い、科学的なエビデンスがあり、再現性があるものを信じる。
そんなリチャード博士が推奨する、科学的に実証されている成功法則とは、以下のとおり。
①嫌なことがあったとき、人に愚痴を話すよりも紙に書いた方が良い。口頭だと、まとまりなく話してしまうが、紙に書くとなると筋道立てて考えたり、結論を考えるため、建設的で論理的な展開が見えてくる。
②緑(植物や花)が身近にある環境では、創造力が高まることが分かっている。オフィスには、積極的に植物を置くと良い。
③立っている時より寝転んでいる方が血流がよくなって創造的になり、良いアイディアが浮かびやすい。積極的にゴロゴロすること。
④子供を褒めてばかりいると挫折や失敗に弱い人間になってしまう。褒める時は結果(良い点がとれたこと)ではなく努力したこと(一生懸命勉強したこと)を褒める。
⑤意識よりも、無意識の方が優秀で創造性がある。創造力を働かせるためには、意識を他のことに集中させて、無意識を存分に開放してあげることが大切。
意識は声が大きくて論理的だけど創造性にかける。他方で無意識は声が小さくて普段は目立たないけど創造性豊か。
重要な決断に迫られた時は、意識を数独やクロスワードなどで遊ばせて、無意識を存分に働かせるようにすると、良いアイディアが浮かびやすい。
意識と無意識の使い分けが大切。 -
科学的に証明された自己啓発本。
今ある自己啓発本は「本当にそうなの?」と疑うものが多いが、本書はその真偽を科学的証拠で露呈し、問題の解決策まで示してくれている。
筆者の意見と混じるものもあるが、並べられた実験内容はとても面白かった。実験内容は既知であるものも多かったが、掲載されている数が多いだけに得るものも沢山あった。 -
「運のいい人の法則」のリチャードワイズマン博士による著作。
世に溢れる自己啓発の真偽を科学の視点から検証している。
本書の中で、怒りの感情は物にあたっても解消せず、ボルテージが上がるだけだという研究結果が紹介されている。
仕事上、情緒に問題を抱えた子供を目にすることが多いのだが、彼らは一旦怒り出すと怒ること自体に怒り続けるのだが、あれはこのことだったのか、と納得できた。 -
実際の実験を元にした事例かたくさんで生活に役立ちそう。
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勝間さん推薦 不幸になる生き方より