自白 刑事・土門功太朗 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167652098

作品紹介・あらすじ

新シリーズ!! ノスタルジー刑事小説



昭和四十年代。懐かしい風俗を背景に、地道な捜査で犯罪者ににじり寄っていく刑事・土門功太朗の渋い仕事っぷりを描いた連作短篇集。

みんなの感想まとめ

昭和四十年代を舞台にしたこの作品は、地道な捜査を通じて犯罪者に迫る刑事・土門功太朗の渋い姿を描いた連作短篇集です。ミステリーのトリックやどんでん返しはないものの、昭和の刑事ものに対する懐かしさや親しみ...

感想・レビュー・書評

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  • 初めての乃南さん作品。
    偏愛ミステリーと帯にありましたが、ミステリーを楽しむというよりは、昭和の刑事(デカ)を楽しむほうに重きを置いている短編集でした。トリックもなければどんでん返しもなく、地味な感じながら最後まで飽きずに読んでしまったのは、創作力のなせる技ですね。昭和の刑事ものに興味があるわけでもないけれど、昼間にやってる昔のサスペンスドラマを見始めるとなぜか最後まで観てしまうような感覚と同じで、サラッと読めました。
    あと余談ですが、土門刑事というと、どうしても「科捜研の女」を思い出してしまって、読んでいるあいだじゅう内藤剛志さんの顔がちらついてしかたなかったです(笑)

  • 昭和の事件や出来事が時系列に並んで、ノスタルジックに読み進みました。特にミステリーというわけでもなく、淡々と昭和という時代の警察小説でした。

  • 長編かと思ったら短編集でした
    4編収録
    土門功太朗刑事のお話
    4編の時系列が前後してるのがいまいち
    内容はそれぞれ楽しめましたけど

  •  短編集。警察小説だけど、どちらかというと、日常人間ドラマ風。中に、えー、この終わり?みたいなのも(笑)。時代風景の描きが精緻で懐かしい。若手の和田あき子の記述があります(笑)。

  • 乃南アサさんの『凍える牙』の音道貴子シリーズが好きで、
    このシリーズはどうかなと思って、始めて読んでみました
    昭和30年代から60年代前半くらいの、土門刑事が解決する事件
    当時、流行っていた昭和の歌謡曲や、大きな事件が出て来て
    確かにノスタルジー感がたっぷりの、王道刑事小説
    4つの事件を読んでいるうちに、ちょっとだけちょっとだけ、あきちゃった

  • 昭和と土門の人間味を味わう感じ?
    雰囲気を楽しむ感覚がいいかなと思う。
    頭は使わない、疲れた頭にはちょうど良い。

  • うーん、物語自体は読みやすいですが、
    ただの流れを書いただけ?

  • 短編のせいかミステリーの結末が単調!!

  • 何も起きない…。
    事件が起きて、刑事が解決する。それだけの連作短編です。
    あ、これ、昭和xx年くらいかなー、って時折思うくらい…。読む必要は特にない作品でした。
    (ごめんなさい。乃南ファンなのに)

  • 科学捜査がまだ未熟だった時代、主人公の土門は情熱と経験と勘を頼りに、地道な捜査を続ける。

    小さな手がかりをつなぎ合わせて事件の全容を明らかにし、容疑者を自白に追い込むさまは、職人芸の趣です。

    大阪万博、三島由紀夫の割腹自殺、ディズニーランドの開園といった出来事や、「矢切の渡し」「また逢う日まで」「圭子の夢は夜ひらく」など名曲が背景にちりばめられていて昭和の時代さえも丁寧に描かれていて懐かしさを感じました。

    乃南さんの引き出しの多さにはいつも驚かされます。

  • 軽いタッチで事件を解決していくやつ。可もなく不可もなく、サラーっと読めた。

  • 戦後から高度経済成長期の日本が舞台。戦後昭和史、出来事が作品内に散りばめられている。まさに昭和の刑事・土門功太郎の事件簿。短編集して4作品が所収。事件ごと、短編ごとに、土門の年齢も違い、土門の家族情景も描かれている。

  • 70年代前後の刑事もの。
    ネットやメールや携帯電話もない時代で起こる事件。
    逆に新鮮に感じた。
    たまにはこういうのもいいね。

  • 各話、事件までの犯人たち、捜査、事情聴取のやり取り、の3ステップで描かれている。
    昭和の要素も随所に盛り込まれて、派手さはないけど、どこか懐かしい心地いい作品。

  • 【新シリーズ!! ノスタルジー刑事小説】時は昭和後記。懐かしい風俗を背景に、地道な捜査で犯罪者ににじり寄っていく刑事・土門功太朗の渋い仕事っぷりを描いた連作短篇集。

  • 土門刑事が、静かに着実に容疑者を追い詰める。
    派手なアクションやトリックはなし。
    70年代80年代のざわざわした雰囲気をしっかり描写できる地の文の力と、土門刑事の骨太のキャラクターで、独特の読みごたえになっている。
    乃南アサ、女を描いても、男を描いても、うまい。
    やはり侮れない…

  • 警視庁捜査一課・土門功太朗の渋い活躍ぶりを描いたノスタルジックな刑事小説。
    時代背景が昭和なので、勿論、パソコンも携帯電話もない。捜査の基本である地取り鑑取り捜査の徹底化と、「落とし」と呼ばれる取り調べの巧みさ。刑事にも犯人にも「情け」があった時代が何ともいえない。

  • 再読

  • 2013/11/22読了。
    面白かった。4つの話が「昭和」を舞台に淡々と進んでいき、大きなどんでん返しもないけれど、じわっと染みてくるような一冊。
    もう少し動きがあっても良かったのでは、と思うけれど、話の作り方にしても言葉の選び方にしても、やはり乃南アサは、いい!と改めて思わされた。

  • 昭和も始めのほう(?)なので、ノリは悪い。が、愛すべき主人公。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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