屈辱ポンチ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1189
レビュー : 118
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167653026

感想・レビュー・書評

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  • トラブルがトラブルを呼び、舞い上がる竜巻の如きてんてこ舞い。
    その中で、ぽつねんと自己の壊れゆく音を聞いている、静かなラストがいい。
    (けものがれ、俺らの猿と)

  • 2003-05-00

  • 町田康といえば不条理小説、みたいな。その良さ(ハマらなければ、悪さ)が、心地よく読める短編集。
    奇抜なストーリー展開だけれども、破滅していくってこういう手順というか、普通その選択する?そんな不幸つづく?っていう運命が連鎖していくことなんだろうと思われて仕方ない。
    町田康のフィクションだから。その安堵。
    でも、読んでいるこちらはノンフィクションだから。その怖さ。

  • 町田康な作品は「くっすん大黒」しか読んでいないと思っていたが、これも以前に読んでいた。
    始めはデジャブかと思ったが素麺のくだりで確信した。
    でも最後まで読んだ。面白い

  • けものがれ、俺らの猿と
    屈辱ポンチ

  • 意味もなければ目的もない。なんにもない。ただ勢いだけはある。それもやたらと。
    公園の鳩はよく見るとどれも違っていて、すべてが見事に美しくない、てのが素敵

  • 本当に町田康はダメ男が泥沼にハマっていく様子の描写がうまいです。

  • 主人公が真面目で馬鹿で
    熱くて適当で
    ぐちゃぐちゃごちゃごちゃ

    おもしろかったー
    けものがれ、俺らの猿と
    映画も観たいナ
    ラストの喫茶店のくだりが好き

  • 表題作はまあいつもの町田康。

    しかしこれに収録されている「けものがれ、俺らの猿と」のある種の破壊力はこの時期の町田作品の中では突出しています。終盤でそれは顕著になります。

    変な精神状態の時に読むと軽く発狂しかねませんので、幸福に包まれていない方は身辺整理を済ませてからの読書をおすすめします。

  • くっすん大黒でうけた衝撃のまま。町田康はこうでなくっちゃといった感じ。
    とくに「けものがれ、俺らの猿と」はすごい。張り巡らせた布石をまったく回収することなく、唐突に終わる。それでいてモヤモヤするでもなく、むしろ爽快。活字を読んでいて、インダストリアルのライブ音楽を聞いている感覚に陥る。文でも音楽を奏でるのかという。それは決して居心地のよい音楽ではないが、薄暗くてザラザラして、そしてこれから新しい何かが起きるのではないかという若いときに感じたような高揚する音楽。
    「けものがれ、俺らの猿と」は映像の作品にもなっているらしい。あーこれが映像になっても売れないんだろうなということが容易に予想できる。でも観たい。借りてこなきゃ。

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著者プロフィール

1962年生まれ、大阪府堺市出身。バンド「INU」のボーカリストとして活動する一方、俳優、詩人としても活躍。1996年「くっすん大黒」で小説家デビューし、第7回bunkamuraドゥマゴ文学賞、第19回野間文芸新人賞を同時受賞。2000年「きれぎれ」で第123回芥川賞を受賞以降は、作家としての活動にほぼ専心している。
その他受賞歴として、2001年『土間の四十八滝』で第9回萩原朔太郎賞、2002年「権現の踊り子」で第28回川端康成文学賞、2005年に『告白』で第41回谷崎潤一郎賞、2008年『宿屋めぐり』で第61回野間文芸賞をそれぞれ受賞。
上記文芸作が代表作として評価を得る一方、映画化された『パンク侍、斬られて候』など、メディア化作品が多い。エッセイストとしても定評があり、『猫にかまけて』『スピンク日記』などが人気。

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