きれぎれ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.30
  • (83)
  • (193)
  • (445)
  • (68)
  • (24)
本棚登録 : 1974
感想 : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167653033

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • かなりROCKな作品ですなぁ〜
    主人公のダメっぷりも良い

    俺は大好き
    でもダメなひとは絶対ダメだろうなぁー

  • パンクロッカーである町田康さんの芥川賞受賞作。2000年度受賞なのでもう20年も前なのか。

    突拍子のない展開や描写はどこかパンクっぽい。ことの成り行きをひたすら記述するスタイルはデビュー作『くっすん大黒』とも似ているのだが、展開の摩訶不思議さをとくに楽しむことも出来ず、読む頭がついていかなかった。一読して、思い返しても何が書いてあったのかよくわからない。ひたすらわけのわからないことが語られている。

    デビュー作がパンクっぽくなかった分、反動なのかとてもパンクっぽい作品だ。これは町田さんが進化したのか、あるいは劣化した結果なのか、どっちだろう。芥川賞の選考も支持と不支持で真っ二つに割れたという。僕は『くっすん大黒』のほうがはるかに良いと思ったし、正直これで芥川賞ならデビュー作でのほうが良かったなと思ってしまった。

  • へらへらと生きる“俺”がだらだら語るうちに、友達の、道行く人の、他人の悪意が襲いかかってくる。
    でも読んでいるうちに、全ての悪意はこの本人から発せられたものに見えてくる。
    自分が社会に向けた敵意は、鏡のようにはね返されて自分を突き刺す。

    “俺”が社会を突き放しているのか、社会が“俺”を突き放しているのか。
    しかし、解説で池澤夏樹が書いているように、どんなに馬鹿馬鹿しくても“俺”は「大衆を見下して超然としているわけにはいかない」。
    どれだけ社会を軽蔑していても、現実ではおべんちゃらを言いながらへらへら笑って金を借り、ハムをめぐんでもらわないと生きられない。
    だからこそ主人公は滑稽にも、悲しくも見える。

    “俺”は孤独だけど、真っ暗な中で一人ぼっちの孤独じゃなくて、雑踏の中でぽつねんと立っている姿がどうしようもなく孤独。

  • きれぎれ、人生の聖の2編。人生の聖の書き出しが秀逸。ちゃんちゃら&いとをかし。

  • 疲れすぎて眠れないようなときにこういうダメ人間のふらふら幻想譚を読むと、ごわごわになった脳みそがもみほぐされる。次の一文でなにがどうなるのかわからないのも、日々に倦んだ身体に効いた。

    「人生の聖」の、頭蓋骨を透明なケースにしちゃった男の話が一番好き。

  • 20220430

  • 正直意味は全然分からないんだけど面白くないというのもちょっと違う。ただ面白いと言うのは我ながら何だか分かったフリをしているような気がしてしまう。
    しばらくしたらまた読んで見る

  • 小説というジャンルはサブカルチャー化した。それを老人向けの大きな活字になった文庫で読む。滑稽。

  • 新聞の読書欄で『面白い人だな。え、芥川賞受賞されている⁈』って事で読んだのですが、頭悪くて理解出来ませんでした。

全189件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

町田康の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
町田 康
ヘルマン ヘッセ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×