それは違う! (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2001年12月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167655020

みんなの感想まとめ

科学的な視点から社会の情報を見つめ直す一冊で、著者は「買ってはいけない」という名著の内容に対し、疑問を呈しながら反証を行います。前半ではその著作の詭弁を検証し、後半では環境ホルモンやダイオキシンといっ...

感想・レビュー・書評

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  • 売れた本『買ってはいけない』を論理的に批判した前半と、ジャーナリズム・人権について書かれた後半の大きく2つのテーマが書かれていた。
    唐突にテーマが切り変わったので読むのに戸惑った。

  • この頃は、マトモだった日垣さん。

    だんだん大風呂敷を広げて、性格が破綻してしまった。

  • 世間に流布されている常識とされているものや、テレビ・新聞で流されるニュース、出版された本の内容は正しいものと信じてしまう傾向があると思います。その点、週刊誌やネット上の情報は玉石混合と思い込んでいます。

    日垣氏のかかれたこの本には、世の中で常識とされている事柄について取り上げて、それらの反証を試みています。彼の考えを完全に受け入れるのもどうかと思いますが、常識とされていることに立ち向かう姿勢は評価したいと思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・ヤマザキ製パンには多くの合成添加物が入っているが、そのおかげで、田舎の小さな雑貨屋さんは、そのパンを長く在庫できる、それを批判することは、都会より田舎、大企業より小さなお店にとってダメージが大きい(p20)

    ・ワニの雌雄は、遺伝子によって決まるのではなく、孵卵温度によって決まる、フロリダのアリゲータの場合、26度までは孵化せず、30度までは100%がオス、34度を超えると100%がメスである(p32)

    ・「買ってはいけない」講演会では、同社編集部からお墨付きを与えられた同業他社の商品が販売されている(p53)

    ・リスクのみを針小棒大に歪曲してまで誇張して、ベネフィットを完全に無視する論法は、「買ってはいけない」全体を貫く第一原則である(p61)

    ・ヒトに対するADI(一日摂取許容量)は、動物実験で得られたADIの100分の1が採用される(p67)

    ・最近の28年間(1970~98年)まで、精子濃度は変更しておらず、精子運動率も、70~89年に減少したものの、その後は増加している(p101)

    ・1976年の事故により、最低600グラムから最高130キログラムのダイオキシンが飛散した、これは致死量換算で1020万人相当であるが、住民3万人に対する死者は人工中絶によるものが殆どである(p125)

    ・大型高温焼却炉よりも、中小型焼却炉のほうが、ダイオキシン排出量は少ない。大型焼却炉を効率よく稼動させるためには、大量のごみを集める必要がある(p140)

    ・かつて熊本県波多野村がオウム信者の転入届不受理を拒んだため、訴訟を起こされた、和解のために立ち退きを条件に9.2億円の和解金を支払った(p165)

  • 「それは違う!」4

    著者 日垣隆
    出版 文藝春秋

    p75より引用
    “安全と健康を科学的に考え実践するためにも、
    私たちは、巧妙なデマやスローガンを安易に信じてしまいやすい
    欠点を正していく必要があるように思える。”

    作家・ジャーナリストである著者による、
    当時のベストセラー「買ってはいけない」に対する反証本。
    別タイトルで発売された物に、
    その他雑誌に掲載された物と書き下ろしを加えた一冊。
    「買ってはいけない」の間違いから著者への反論まで、
    所々科学的な解説も交えて書かれています。

    上記の引用は、
    第二章の最後近くの一文。
    妄信し手段を選ばなくなる事に対する予防の為にも、
    ある程度懐疑的な態度は自分の中に持っていた方が、
    良いのではないかと思います。
    自分で何事も調べて、
    納得できるのが一番良いのでしょうけれど、
    それが出来ない場合にはこの様な本は実に助かります。
    どちらを信じるかは自分で決めるしかありませんが・・・。

    ーーーーー

  • この頃の日垣先生は輝いていたなあ…。

  • 本の内容は『「買ってはいけない」はインチキ本だ』という第1章のタイトルでわかるように前半では「買ってはいけない」という週刊金曜日での連載を書籍にしたものの内容が詭弁であるということを検証する。
    後半は著者の人達の精神分析?や著者の一人の三好 基晴氏が主張する環境ホルモン、ダイオキシンについて、の社会(マスコミ)での現象とその危険性の根拠を検証し詭弁であることが暴かれていく。


    日垣氏の本は映画のマトリックスのように「何か変だ」と思っている社会のことに対して、その変だと感じた感覚を整理し、理解させてくれる。

    そして何より読んだ後に感じるのは著者のように「何か変だ」に対して一人ひとりが積極的に取り組むことが社会をよりマシにしていく手段なのではということだ。

  • 0703

  • 日垣節。

  • おかしなことにちゃんと『それは違う』と言える数少ない良識者であり、ワカランチンな批判を並び立てず、しっかりとした根拠を踏まえ批判を行う数少ない良識者の方です。こういう方がもっと増えれば良いのに…

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著者プロフィール

1958年、長野県に生まれる。東北大学法学部卒業後、販売、配送、書籍の編集、コピーライターを経て87年より作家・ジャーナリスト。著書には、『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、新潮ドキュメント賞受賞)、『世間のウソ』(新潮新書)、『ラクをしないと成果は出ない』(だいわ文庫)、『情報への作法』(講談社+α文庫)など多数。

「2011年 『つながる読書術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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