ミッドナイトイーグル (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2003年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784167656607

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

国家を揺るがす謀略が織りなす国際サスペンスが展開され、アメリカ空軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落するところから物語は始まります。登場人物たち、特に戦場カメラマンやジャーナリストの苦悩が印象的で、彼...

感想・レビュー・書評

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  • 米軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落。その秘密を明かそうとする報道カメラマン・西崎勇次と週刊誌記者・松永慶子。墜落した機には核が搭載されていたため、それを奪おうとする北朝鮮工作員と戦闘になる。吹雪の北アルプスの描写は山岳小説なみ。ラスト、何とか生き延びて欲しかった。

  • 20年近く前なので多少古臭く感じるが、専門知識がなくてもスラスラ読めて面白かったかな。
    映画化もされているらしいが、落合役がちょっと違うなと。



  • アメリカ空軍のステルス爆撃機が北アルプスへ墜落。

    その搭載物は国家を揺るがす曰く付き。

    日本、アメリカ、中国、朝鮮を巻き込んだ国際謀略サスペンス。

    圧倒的なスケール感と、場面展開が素晴らしい。

    政治謀略に思いをどうこうよりも、登場する戦場カメラマン、ジャーナリストの苦悩が記憶に残る。

    生死を扱う職業がある。
    また、死の真実を伝える仕事がある。

    様々な戦地でその真実を写し、世に作品を残し、世界に伝える。

    しかし、その実、カメラを置けば助けられた命もあったのではないか。死に瀕する人間を救えたのではないか。死にゆく様を撮らずに、助けられたのでは。
    自分が殺したようなものなのでは。

    ある時から、世に作品を残すことができなくなる。

    物語の展開も素晴らしいが、人物描写が巧みだ。

    典型的なアメリカ映画を観てるような錯覚を覚えたが、最後はなんとも日本的。

  • 冬の山を舞台に繰り広げられる戦闘。相手が何者か分からないまま、何かが隠されていると解明に向かう写真家と記者の2人組。
    スピーディーな展開でどんどん読み進める事ができた。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    米空軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落!その搭載物をめぐって男たちの死闘が始まった。報道カメラマン西崎勇次もその渦中に…。かたや週刊誌記者の松永慶子は、横田基地に侵入・逃走した北朝鮮の工作員に接触する。吹雪の北アルプスと東京。二つの場所で、男と女は絆を取り戻せるのか。渾身の国際謀略サスペンス。

  • 1つの事件に対して、2つのストーリーが展開されていて、それが同時進行しているという、話の進め方が面白かった!
    内容自体も非現実的ではあるが、頭の中でイメージがしやすかったので、読んでいてワクワクした。

  • ブックオフでたまたま目の前にいたひとが高嶋哲夫の本を手にしていた 全く知らない作家だったけど何故だか惹かれて買ってみた   良かった

  • いや、政治スリラーとかそんな感じになるのかと思いきや、ほとんど雪山冒険小説でしたよ。(^^
    日本の冒険小説って「雪山」ものに傑作が多いような気がしますね。
    町中での取材パートもなかなか良くできています。
    ちょっと、ひとり、スーパーマン的に働きすぎる人がいますがね。(^^;
    最後の最後に意外な展開が待っているので、できれば劇場映画版を観ずに読んだ方がよいかも。
    ちょっと人間関係が違っていたりして、受ける印象が違うんですよね。
    たぶん、原作の設定の方がより印象に残るのではないかと思います。
    いや、劇場版も割と良かったんですけど。(^^;

  • 米空軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落!その搭載物をめぐって男たちの死闘が始まった。報道カメラマン西崎勇次もその渦中に…。かたや週刊誌記者の松永慶子は、横田基地に侵入・逃走した北朝鮮の工作員に接触する。吹雪の北アルプスと東京。二つの場所で、男と女は絆を取り戻せるのか。

  • 面白かった!そして泣けた!

    娯楽大作って感じで映画のシナリオにはもってこいのストーリ展開です。
    国際諜報サスペンスとありますが、どちらかというと、山岳冒険小説+ホワイトアウト+アルマゲドンっていう感じです。
    好きなストーリ展開です!

    ストーリとしては、米空軍のステルス戦闘機が北アルプスに墜落。それをたまたま近くで目撃した報道カメラマン西崎が友人落合とともに取材するために入山。そしてそこでは北朝鮮の工作員や自衛隊とのどんぱちに巻き込まれることに。
    さらに西崎と別居中の慶子は横田基地に侵入し逃走した北朝鮮の工作員の事件を追う。二つの事件はつながっていて、ステルスに搭載されていたものは核爆弾。その爆弾が爆発させられてしまうのか、奪われてしまうのか?どうなる日本。
    というかんじ。

    東京と北アルプスと交互に場面が変わってストーリが展開していきます。
    山岳冒険小説という観点では、残り少ない食料や氷点下の北アルプスで襲撃されながらも不死身の行動力で落下地点に向かう二人。
    ホワイトアウトのように山の中での工作員とのバトル。
    しかし、なんで、北アルプスの山中にそんなに工作員が侵入できたのかは不明。
    さらに、アルマゲドンのようなエンディング!
    これは泣ける。
    ということで、ハリウッド映画のようなストーリでした。
    映画化されているということで、アマゾンのコメントを見てみると、酷評なんですね。残念。

    確かに、本作はいろいろ都合よく進むところや、突っ込みどころ満載のストーリ展開なところも多々ありますが、それを差し引いてもどきどきわくわくできる娯楽小説だったと思います。

    お勧め!

  • 報道カメラマン西崎が夜の雪山で鳥を見た。鳥は夜は飛べない。その次に火の玉を見た。
    松永慶子はフリーのライターで、自衛隊基地を襲った犯人について調べている。
    世界を揺るがす大事件に引き込まれていく二人が、交互に語り継がれていく。
    続きが気になってどんどん読んでしまった。

  • 国際謀略サスペンスというより、山岳冒険小説の色合いが強い作品。北アルプスに墜落した米空軍のステルス爆撃機をめぐり、日米、北朝鮮が入り乱れる。偶然、ステルスの墜落を目撃したカメラマンの西崎が奮闘する。

    最後は涙無くしては読めぬ、男の物語。高嶋哲夫さんも外れ無しの作家だ。

  • 映画かされたものは見てないけど、
    アクション映画見るよりも迫力があった。

  • 長編。久しぶりに長いと感じた。

    しかし、長い割にはパート毎に物語が展開され、ダレることなく読み進んだ。☆は限りなく4に近い。

    映画より断然良い。

    それにしても、雪山の描写は読んでるだけで寒い。

  • 山ものが好きなので読みました。前半は緊迫感を楽しんで読み進められましたが、後半は武器や軍事的な内容が多く、登場人物の心理描写に入り込めなかったです。

  • 息が詰まる緊迫感。

  • 好きな類の物語で、飽きずに読めた。
    主人公がタフすぎるのと、少し時代が古く且つ大どんでん返しまではなかったので、星は三つかな。

  • 高嶋哲夫さんの「ミッドナイトイーグル」は、厳冬の北アルプスにおける追跡劇と、謎に包まれた事件の取材という二つの話が交互に描かれていきます。

    どちらの話も大変緊迫感にあふれ、グイグイ引き込まれていきます。
    読み進むにつれてわかっていく、西崎と慶子の関係と彼らの過去、そして事件の概要。
    このバランスが、実にいいですね。

    スパイが出てくる話だと、とかく相手の裏をかく複雑なやり取りが中心になったりします。
    また軍隊が出てくる話だと、とかく派手な戦闘シーンの連続に辟易させられる事があります。

    この作品では、そのどちらの要素も主題となっているのですが、人間を中心に描いているせいでしょうか、物語の深さを感じさせてくれます。

    とにかく皆、カッコ良いんですよ。
    自衛隊員の伍島も、工作員の平田も、誰も彼も。

    そして、二つのストーリーを繋ぐものは、頼りない無線機ただ一台。
    それを通して語り合う西崎と慶子。
    とにかく終章は圧巻です。

  • 「高嶋哲夫」の『ミッドナイトイーグル』を読みました。

    この夏にレンタルして観た「大沢たかお」主演の同名映画の原作です。

    -----story-------------
    米空軍のステルス爆撃機が北アルプスに墜落!
    その搭載物をめぐって男たちの死闘が始まった。
    報道カメラマン「西崎勇次」もその渦中に…。
    かたや週刊誌記者の「松永慶子」は、横田基地に侵入・逃走した北朝鮮の工作員に接触する。
    吹雪の北アルプスと東京。
    二つの場所で、男と女は絆を取り戻せるのか。
    渾身の国際謀略サスペンス。
    -----------------------

    物語の展開は映画とほぼ同じで、忠実に映画化されていたんだなぁ… と感じました。

    でも、映画と原作では人物設定がやや異なっていましたね。

    ■原作では元妻で週刊誌記者の「松永慶子」が、映画では元妻の妹「有沢慶子」(妻は死別)になっていたり、

    ■「西崎勇次」と一緒に北アルプスへ向かった東洋新聞記者の「落合信一郎」が原作では同期だけど、映画では後輩だったり、

    ■原作では「西崎勇次」に娘がいるのですが、映画ではいなかったり、

    というところが主な違いかな。

    たいした違いではないような気がしますが、原作は家族愛、映画は親子愛が軸になっている印象を受け、随分違う感じに仕上がっている感じがします。


    小説を読んでみて、改めて、やや荒唐無稽な感じも受けましたが、、、
    まっ、フィクションとして愉しく読めました。


    物語は「西崎勇次」の視点と「松永慶子」の視点で交互に語られ、決して会うことのない二人の絆が徐々に深まって行く過程が巧く描かれていたと思いました。

    こういう展開は好みですね。
    ハッピーエンドじゃないけど。

    映画での「西崎勇次」の決め台詞

    『この国がどうなろうとそんなこと知ったこっちゃない。
    だが父親として息子の命くらい守らせてくれ。』

    が小説では出てこなかったのが、ちょっと残念。


    舞台となった天狗原… 行ってみたくなりましたね。

    でも、寒いのは本当に苦手なので、、、
    「西崎勇次」達のように雪に覆われた凍てつくような酷寒の環境で凍死の恐怖に怯えながら耐え抜くなんて、とてもできない。

    行くなら寒くない時期に行かなきゃね。

  • 母から借りた本
    正直、また山岳モノか…とちょっと辟易しながら読み始めたので内容が中々頭に入って来なかった
    これはまさかの挫折か?と思ったけど、読み進めるうちに段々引き込まれていきました

    報道カメラマンの西崎は北アルプスを登山中、謎の飛行体が墜落するのを発見する
    それが何であるのか真相を究明するためジャーナリストの落合と吹雪の雪山を捜索する
    別居中の妻でライターの慶子もまた東京で真相究明のため奮闘する

    謎の飛行体に積まれていた物体の正体には思わずぞっとしてしまいます
    事件は日本、アメリカ、北朝鮮そして中国までも絡む圧倒的な力で主人公達を飲み込んでいきます
    あまりのスケールの大きさにちょっと着いていけないんですが…と思ってしまったりもしましたが、臨場感がすごくて、もしかしたら国民には知らされずこんな重大事案がまかり通っていることもあるのかもしれないな…と思いました

    映画化もされてるんですね
    聡明で行動力のある慶子を竹内結子さんが演じていたんですね
    ぴったりだと思います

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著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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