6月の軌跡: ’98フランスW杯日本代表39人全証言 (文春文庫 ま 14-1)
- 文藝春秋 (2001年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167657017
作品紹介・あらすじ
2002年へ残された時間はわずかである。'98年フランスW杯・初出場、3戦全敗から日本代表は敢然と立ち上がった。あの6月を知る中山、中田、名波らが今も国内外で「何が必要だったのか」という自らの問いに挑み続ける。当時沈黙を守った監督、選手、スタッフ39人が唯一残した貴重な肉声に、2002年への答えがある。
感想・レビュー・書評
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山際淳司にしか描けない「野球」があるように増島みどりにしか描けない「サッカー」がある。攻守のどちらに比重を置くかを考えた場合、守りから固めてゆくのがスポーツの鉄則ではある。ただあまりに攻めのバリエーション、点を取るための準備が少なかったということが良く分かる。カズを心の拠り所にするベテランと、彼をRespectしつつもビジネスと割り切る世代と、理論武装で選手を掌握しようとした監督。当人達の心の持ち様、揺れ様が日本サッカーの黎明期の姿と重なる。
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予選も含めて・・・98年のW杯を思い出します。泣けますよー(笑)
あまり何度も読み返して、本ボロボロです(しかも風呂の中に落としてゴワゴワ・・・)
この98年があって、2002年があって、今の日本代表があるんだなぁと思えます。
サカ好きならぜひ。 -
既読本。
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サッカーを取り巻く色々な事象について、再認識させられる。
選手や監督以外の関係者の声がリアルで、さらにサッカーが好きになる本。 -
スポーツジャーナリスト増島みどりサンの仕事には愛がある。
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選手の一番近いところで取材を続けた増島みどりさんの本。選手やスタッフの生の声があの感動を蘇らせる。
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フランス大会はあまり見てないけどこの本を読めば最終予選がどれだけ辛かった伝わってきました・・・
39人の選手やスタッフの貴重な声がまとめられてます!