愛か、美貌か (文春文庫 な 41-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167658052

感想・レビュー・書評

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  • 買い物依存症で有名な中村うさぎさんのエッセー集です。週刊文春に連載したものをまとめたもの。
    今回はホストクラブに入り浸りになり、何十万という単位のドンぺリを一晩に何本もついその気になりつぎこむ場面が登場します。馬鹿な!と思いつつもそのジェットコースターに乗っているかのような高揚感と失墜感の繰り返しはさすが中村うさぎの世界です。
    いやそれにもまして、その次に登場するプチ整形にはまる話は、顔や容貌という自我を形作っているアイデンティティにまで触れているから読ませます。そもそも依存症になっている彼女が、自分の精神分析をきちんとしているのは、それで苦しんでいるわけだから当然といえば当然なのかもしれない。おみそれしました~。

  • 自分の欲望に果てしなく忠実で、正直な女王様が、ブランドの次にはまってしまったのは、ホストクラブと整形でした……。身体をはって、自分の自意識をさらけ出す女王様に、完全感服です。敵いません。跪きます。ひれ伏します。最初は違和感があった、冒頭の「聞いてくれ民よ!」の呼び声に、今じゃすっかり「なんでしょう、うさぎ女王様!」と応えている自分がいるよ。

    興味深かったのは整形の項。身体を張った整形と、それに伴う自意識の変化のレポートは見物でした。

  • アホほどブランド物を買うとかホストにはまるとか
    全然自分とはタイプが違うし理解できないのに彼女の作品が好きなのはなんでだろう。

  • 分析に納得。面白いだけじゃないんです。

  • この本、二つあってどっちかわからないけど、とりあえずこっちの方でレビュー書きます。

    ホストでのお話や、整形手術の話が主。常にハイテンションですこのひとww そのハイテンションで突っ走って、ホストに○百万使ったり様々な手術したり・・・時には競馬してみたり。
    何かもう、堕落とか通り越してすごいわ。人生濃いわ。一度、こんな自分に正直(?)な人生歩んでみたい。リセットが可能ならの話だけど。

  • 今のあたしのトレンド、ホストクラブの話題盛りだくさん(笑)整形のとこはちょっと怖かった。

  • 読んでてすごく気持ちイイ!そしておもしろい!
    欲っしたら即行動!
    こんな豪快な生き方をしてみたい。

  • あの、海外ブランドを買いあさる中村うさぎさんがホストやプチ整形にのめりこんでいく有様を書いてます。いや〜毎回すごいですよ。落ち込んだときに読みます。心の底から天晴れと思いながら大爆笑です

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著者プロフィール

1958年2月27日生まれ。
エッセイスト。福岡県出身。
同志社大学 文学部英文学科卒業。
1991年ライトノベルでデビュー。
以後、エッセイストとして、買い物依存症やホストクラブ通い、美容整形、デリヘル勤務などの体験を書く。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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