正しい乙女になるために それいぬ (文春文庫PLUS)

著者 :
  • 文藝春秋
3.55
  • (123)
  • (91)
  • (339)
  • (17)
  • (3)
本棚登録 : 1105
レビュー : 125
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167660123

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 1番印象に残ったのは「乙女と性欲」というエッセイで、
    「腐女子はBLが好き」と普通は言うはずのところを「乙女はホモセクシュアルが好き」と最高のネガポジ転換をしている所が印象に残りました!
    ホモは乙女の永遠のテーマとも言い切っているのにも、
    腐乙女の私は自信を持ちました。
    この本を書いたのが、男性だと言うのが信じられません。
    腐女子は男女の恋愛に、自分なんて入らないからBLに逃げていると宣う男女共に読ませたいですね。
    キリスト教式の葬式で死にたいから日曜礼拝に行くという考えも面白いし、宗教はミーハー心で興味を持ってもいいんだと思いました。
    あと、「ボロは着てても心のロリータ」というエッセイに今NHKでやっている特オタOLが主人公のドラマを感じました。
    中原淳一や、竹久夢二の様な美意識を持った方が今日活躍している事に日本の未来を感じました。

  • 乙女のバイブルの名に間違いなし。
    甘いだけの乙女節とも、労働本位でも、下世話でもない、激辛でひたすら理想を追い求める意思を数頁で次々と次々と繰り出す著者を他に知らない。

  • 【本の内容】
    “乙女の聖書”として語り継がれた伝説のエッセイが遂に文庫化。

    乙女はみんな根性ワル、お食事より悪口が好き、ゴージャスで貴族で孤独であれ、真のロリータとは?

    リボン・フリルのブラウス・Vivianne Westwood…野ばらのエレメントがちりばめられた乙女論は、ロマンチックでお上品でクラシカルで意地悪!

    正しい乙女になるための必修科目。

    [ 目次 ]
    お友達なんていらないっ
    春の日には、菜の花畑
    プラネタリウムと模造少女
    前略乙女の君に
    時を駆ける宇野重吉
    私の彼はミスター・スポック
    J・コーネル展に寄せて
    一九九三年ロボコンの旅
    皇室礼讃
    乙女と性欲〔ほか〕

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 副題は恥ずかしいけど、表紙はイカすエッセイ。

    なんていうか、エッセイっぽくない。ひとつひとつの話にストーリーがあって、まるで小説を読むように読める。しかも、ひとつの話が1ページくらいしかないからテンポよく読める。
    ストーリーがあるといっても根底にあるのは作者の日常で、そこに非日常のエッセンスを加えた感じの内容が大半。ときどき手紙のような詩のようなものがあったりもする。エッセイというか、そう、雑記って感じ。普通のエッセイ以上に、話に想像の余地があって面白い。

  • 今思い返せば恥ずかしいですが、高校生の時分、この本は私のバイブルでした。
    あの時代にしかない不安定な自我、突出した過剰意識、ナルシシスティックな被害者意識に、無意味にがっちりとそびえ立つ選民思想。そういったものを否定することなく、ひとりぼっちにさせるでなく、かと言ってあまりに過激な方向に走らせることなく、「乙女」というキーワードで胸をきゅんきゅん言わせられる女子たちの心を鷲掴みにする文体に内容。
    正直に言えば、今これを読んでもにやにやすることはあれ、激しく頷くようなことはないのだけれど、でも、嶽本野ばらのこの本は、あの時代の私には必要だったんじゃないかと。
    トム・ソーヤーも十五少年漂流記もゲッターロボもひとりで冒険が出来ない。でも、女の子はそんなにやわじゃない。乙女は気高く孤高なもの。こんな言葉に、たくさん勇気をもらった気がします。
    中学生女子で、学校生活に怯えている方はぜひ。

  • 好きな作家でもエッセイは嫌い、ということがよくあるけど嶽本野ばらはエッセイの方が好きかも

  • 中学生の時に読んで、なんか特別な一冊。

    思春期ど真ん中で読んだ本だからか。

  • この乙女っぷり。
    ここまで仰々しいいと、痛ましさより痛快さ。
    突き抜けて孤高な少女、近くでみると避けそうだけど
    心の底では憧れてしまう羨ましさもある。
    でも、著者は男性なのですね(笑)

  • 乙女になったり、意地悪になったり、各章で魅せる文章の違い
    が最高!
    京都の鍋焼きうどん食べにいっちゃった。

  • 元彼からもらって、ずっと読み続けているもの。野ばらおじさまの中で、一番まともなこと書いてる気がするし、普通にバイブル。

著者プロフィール

小説家。エッセイスト。京都府宇治市生まれ。1998年『それいぬ――正しい乙女になるために』(国書刊行会、後に文春文庫)で、エッセイストとしてデビュー。2000年『ミシン』(小学館文庫)で、小説家デビュー。同作は、単行本と文庫を合わせて16万部に達するベストセラーとなった。03年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』が、二年連続三島由紀夫賞候補となる。04年には映画化された『下妻物語』(単行本は02年刊行)が大ヒットした。この他の弊社刊行の小説作品は以下のとおり。01年『鱗姫』、『カフェー小品集』、『ツインズ -続・世界の終わりという名の雑貨店』、03年『デウスの棄て児』、『カルプス・アルピス』、04年『ミシン2/カサコ』、05年『下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件』、07年『変身』、08年『タイマ』、『おろち―olochi,super remix ver.』。公式ホームページURL http://www.novala.quilala.jp/

「2015年 『破産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

正しい乙女になるために それいぬ (文春文庫PLUS)のその他の作品

嶽本野ばらの作品

ツイートする