田園に暮す (文春文庫PLUS 20-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167660253

作品紹介・あらすじ

房総半島の丘陵地。ここに、東京の慌ただしい生活を捨てて農村の穏やかなリズムの中でオーガニック・ライフを実践するエッセイストと写真家のカップルがいる。自らの手で農家を改装し、野菜を育て、料理を作る。土と地球と人と有機的に繋がった夫婦の田園生活を、エッセイとベジタリアン料理のレシピ40点、感性豊かな70点のカラー写真で紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 東京の喧騒から離れ、房総半島の古い家を改装し、野菜を育て、料理を作る。
    オーガニックライフを育む夫婦のエッセイ。

    奥様がこのエッセイの作家さん。
    旦那さんは外国人で、写真家。

    大きな幸せを求めているわけではないのに、お二人の穏やかな幸せが伝わってくるようなエッセイだった。

    小説しか読まない私が何でこんな本を読んでいるかというと、また母親から貸した本が大量に返ってきたのだが、私の本ではない本が一冊紛れていた(笑)

    読む本も無かったので、今週はこの本を読んでいた。

    写真がとても美しく、読み終わった後も何度も写真に引き込まれてしまった(*^▽^*)

  • 鶴田静さんのことは全然知らずにオシャレなカントリーライフの本か、と読んだ。
    紹介される料理やそれが盛り付けられた皿はオシャレで美しくて、カメラマンであるパートナーが撮影した料理や家や里山の自然の写真も美しかった。
    そういう日々の美しいものと並行して鶴田さんの歩んできた道が気負わない文章で綴られているのがこの本の魅力だ。1970年代、30歳過ぎにロンドンのカウンターカルチャーを体験した鶴田さんの芯のある力強い生き方に憧れを感じた。

  • だいぶ前に一度読んでいて、今回、手放そうかと思い再読。こういう暮らしがしたいものだとあらためて思う。

  • 暮らしに手をかけること。生活とは、スタイルではなく生き方そのもの。

  •  私たちは量的には体が必要とする以上に食べ過ぎているのではないだろうか。


     現代は、ソローが言うように、「シンプルにシンプルにシンプルに」食べ、簡単(シンプル)に質素(シンプル)に、本質的(シンプル)に生きなくてはならなくなってきた。

  • 東京から田舎へ移り住んで、「オーガニック・ライフ」を送っているご夫婦。
    ベジタリアンぽい人たちとはこういう人なのではないか(思想、容姿や雰囲気、インテリア等)・・・と想像していたものに一部近いイメージだった。
    <br>2007/02/13読了

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著者プロフィール

エッセイスト・翻訳家.日本文藝家協会会員,日本ペンクラブ会員.

東京都生まれ. 明治大学文学部卒.1975年から77年までウィリアム・モリス研究のためのイギリス滞在. ベジタリアンになり, その思想と料理を研究する. 帰国後1979年, 最初のエッセイを出版して以来, 自然生活, 環境, 食文化, 庭園と草花についての執筆, 英語翻訳をする. 各所で講演・講座をし, テレビ・ラジオ・新聞・雑誌に登場している. 現在, 夫の写真家エドワード・レビンソンと犬1匹と房総半島の農村に在住.



著書:『ロンドンの美しい町』『いま、自然を生きる』『茶箱のなかの宝ものーわたしの昭和ものがたり』『丘のてっぺんの庭 花暦』『庭の恵みを楽しむ料理』『べジタリアン宮沢賢治』ほか多数.

「2016年 『サクラと小さな丘の生きものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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