グランド・アヴェニュー (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2002年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (592ページ) / ISBN・EAN: 9784167661014

みんなの感想まとめ

裁判や人間関係の複雑さを描いた物語が展開され、登場人物たちの思考や行動が周囲に影響を与える様子がリアルに描写されています。特に、親子の愛をテーマにしたストーリーは、異なる性格を持つ4人の女性たちの人生...

感想・レビュー・書評

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  • ハーレクイン風の作家かと思っていたが、何かで書評を読んで面白そうで借りてきた。4人の若い母親が子育てをしながら、それぞれが将来に対する違った望みを抱いていて、いつか幸せに繋がると信じていた。
    グランド・アヴェニューに沿って住んでいる4組の親子の話。

    突き当たりの公園で、小さい子供を遊ばせていて知り合った家族のその後。
    今で言う公園デヴューして出合ったと母と子。
    それぞれの母親は全く違った個性をもっていながら、深く結びつく。

    そして25年、自分で作り出した不幸、避けられなかった不幸に見舞われ、賢く、つよく、時には避けきれず、それぞれ 形の違う人生を歩んでいった。
    未来の歴史が、公園からもうすでに始まっていた。
    現代が色濃くこまやかに映し出され、女性の作家らしい気配りが見える。

    美容整形で若さを保ちたいという執念を持つ人。
    大学で学びなおして社会参加をする人、
    弁護士のキャリアに満足できない人。
    夫の暴力にさらされておびえている人。

    満たされない思いがやがて大きな悲劇となる。自分の不幸のさなかで母は娘達に何をしたか。

    25年後を4人揃って見る事は出来なかった。死の謎は母と娘のその後の人生でもあった。

  • 相変わらずの描写力でした。
    裁判というのは本当はこういうものなのかもしれませんね。二転三転していきますが、結局本当のことはわからない。陪審員の判断が100%正しいというわけではないし、本人の証言が正しいわけでもない。ただ、そうした人たちがどう考え、どう行動したか。それによってまわりが目まぐるしくかわっていく。

  • ふむ

  • 親子の愛を描かせたら右に出るものがいないといわれているフィールディングの長編小説。
    小さな子を持つ中産階級の4人の女が公園で出会う。
    その後23年にわたる物語が各々の女性を主人公にしながら綴られる。
    まったく性格の違う4人。共通しているのはグランド・アベニューの住人であり子供がいること。
    ちょっとテレビドラマの「デスパレートな妻たち」をイメージしてしまったが、ここには、DVや裏切り、病気、殺人、裁判といったもっと切実な問題が絡んでくる。

    4人のうち1人は惨殺されてしまうが、犯人は・・・?

    結末は一応どんでん返しということだが、期待していたほどではなかった。

  • 4人の女性
    4通りの人生

    思ってもみぬ波乱に巻き込まれる
    いつまでもいつまでも両手を開き待つ姿、「母親」でしか描けないよなぁ

  •  同じ通りに住む同じ年頃の子供を持った4人の女性の25年間の話。一応ミステリーという形をとっているが、事件は第4部になるまでない。ただ、それぞれの家庭が崩壊していく様を描いている。DVや浮気や、その崩壊はある意味普遍的なんだろう。だからこそ切実なんだけど。ともあれ、その過程があるからこそ最後の言葉が重い。
     うむ、フィールディングはこのまま非ミステリーの方向へ行ってしまうのかもしれないな。

  • Desparate Wivesを彷彿させるお話

  • とにかく面白いです。女性におススメ。

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