嘲笑う闇夜 (文春文庫 フ 21-1)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661045

作品紹介・あらすじ

田舎町で凶行を重ねる"切り裂き魔"。犯人には犯行時の記憶がなく、自分が殺人鬼だと自覚していないという。恐怖に覆われた町で戦慄する男たちがいた-切り裂き魔はおれではないのか?疑心暗鬼と狂気が暴走する中で展開される、反則ぎりぎり、極限のフーダニット。鬼才コンビの伝説的超絶パルプ・サスペンス、登場。

感想・レビュー・書評

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  • ビル・プロンジーニって共作好きなのかね。これは覚えているけど、ちょっとオレの苦手系。

  • 1976年の作品で、2000年代にようやく翻訳されたらしい。舞台はニューヨーク州ブラッドストーンという町で、女性連続殺人事件がおこり住民はおびえて暮らしている。切り裂き魔と呼ばれる犯人は精神分裂症であるという説をとく分析医を周りは徐々に信じていく。疑わしい登場人物それぞれの視点で語られる形で、小刻みに視点が変わるため、読む手を止められないのである。ぐいぐい先を読ませるところはすごい。40年弱前の作品とは感じさせない展開の良さがある。結局最後まで犯人は予想できなかった。

  • B級サスペンス感満載! 連続して起きる女性切り裂き魔事件。
    いろいろな登場人物の視点で細切れで描かれているので、非常にテンポよく読める。
    ・・・・が、しかし。 犯人は自分が犯人と分かっていない、二重人格なのだという。
    いったい誰が切り裂き魔なのか・・・。 究極のフーダニットもの!
    ・・・とはいうものの・・これはアリなのか?笑
    どうにもこうにも最後までB級感あふれる(笑)物語でした。

  • 田舎の街の中で、女性が次々と切り殺されるという事件が起こる。
    切り裂き魔が誰なのか、切り裂き魔自身もわかっていないという。


    登場人物のそれぞれの視点が描かれていて、いろんな場面でどういう思いでいるのかがわかる。
    街の“誰もが切り裂き魔”の可能性があるというスリルと恐怖が面白く、どんどん読み進めてしまった。
    犯人が誰かわかった瞬間、鳥肌がたった。

  • 田舎町・ブラッドストーンで凶行を重ねる“切り裂き魔”。精神科医によると、犯人は自分が"殺人鬼"だとの記憶がないまま犯行を重ねているというのだが……。
    変な話だねぇw。目まぐるしく入れ代わる視点人物はキ○ガイばっかり。“切り裂き魔”の正体に対する不安、不信が交錯するうち、彼らがさらに壊れていくのが圧巻。狂気の暴走の末の唐突なオチの付け方も鮮やかな怪作。

  • 田舎の連続殺人者、切り裂き魔・・・・
    殺人者は自分では自覚しないで殺人を続けてるそうで
    それらしき人が多すぎて 誰が犯人やら?

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