プラムアイランド 上 (文春文庫 テ 6-12)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661069

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  • ニューヨーク州の北東に浮かぶプラムアイランド。そこは動物疫病研究所の島、つまり細菌研究の島だった。
    折りしもそのプラムアイランドで働く研究所員夫婦がノーフォークの自宅で殺害される事件が発生する。細菌兵器の持ち出しが真っ先に疑われ、明日にも人類滅亡の危機が訪れるかもしれなかった。捜査で負った傷の療養でノーフォークに滞在していたニューヨーク市警殺人課の刑事ジョン・コーリーはこの夫婦と親しかったこともあり、地元警察署のマックスから捜査の協力を依頼されるのだった…。

    デミルの筆致は今回も絶好調で、その勢いはいささかも衰えも見せない。皮肉屋ジョン・コーリーの斜に構えた態度も『将軍の娘』のブレナーを髣髴とさせる好漢である。

    パートナーのベス・ペンローズは真面目を絵に描いたような刑事で女性的魅力に欠けていた。どうせジョンのペースに乗せられてラヴ・シーンの1つや2つ演じることになるのだろうと思っていたがこの予想は外れ、ラヴ・アフェアは無く、代わりに途中で登場する地元の歴史協会の会長を務めるエマがジョンの相手となる。
    (下巻の感想に続く)

  • ジョン・コーリー物の一作目。

    2作目の『王者のゲーム』では、マシンガンの様にホラ話が出てくるコーリーですが、この1作目では、なんか控えめに感じます。最初からあまり飛ばさないようにしたのでしょうか?

    上下巻構成で、まだ上巻。物語はまだ始まったばっかり。

  • 一度旅してみたい場所のひとつ「ロングアイランド」が舞台。ワインには興味はないが、宝には興味が!もちろんフォックスウッドにも興味があり~!

  • とっつきにくい。プラムアイァンドに渡ってこの島の歴史の説明がくどい。主人公だってあくびするくらい。ノ-ノ-ノ-!やめてくれえ!って感じ。しかたがないから、つきあうしかないが、読むのやめようとおもったくらい。しかし、ピコニック歴史協会の会長に会ってから話は、俄然面白くなる。なぜって?、お読みください。この作家の話は、「下巻」からすごく盛り上がるのだ。いつも。さあ「下巻」が楽しみ。

  • デミルの作品には、外れがない。どの作品でも良質の時間を提供してくれる。本作品は、ジョン・コーリー
    警部補シリーズの初期の作品であるが、すでに爆弾のように浴びせかけるジョークと卓越した推理と洞察力をもつ主人公のキャラクターは固まっており全編を通じて堪能することができる。物語りは、狙撃され瀕死の重傷を負ったジョンがロングアイランドの叔父貴の別荘でのんびりと療養するところに旧知の警察署長の訪問を受けるところからはじまる。そして、これまた友人であるゴードン夫妻の殺人事件に管轄外にも関わらす巻き込まれていく。
    書き出しからテンポ良く話が展開し、希代のストーリーテラーの面目躍如である。

  • ジョン・コーリー・シリーズ第一弾。

  • コーリーシリーズ

  • 感想は下巻を参照。

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