絢爛たる屍 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2003年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167661250

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

エログロな世界観を背景に、欲望と葛藤が交錯する物語が展開されます。快楽殺人者が抱える矛盾や、愛と命がけの恋の形を描く中で、グロテスクな要素が強調されています。登場人物たちは、死体やドラッグ、カニバリズ...

感想・レビュー・書評

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  • 23人の若い男性を殺害してロンドンで逮捕されたアンドリュー。彼は自らを仮死状態にし、死体に偽装することで脱獄に成功し、アメリカへ逃亡する。一方アメリカ、ニューオーリンズ。やはり若い男性ばかりを誘っては殺害する地元の富豪の青年ジェイ。生きた者を愛することのできない2人は傷心のベトナム系美青年トランと出会い、そこにトランの元恋人でありHIV感染者の作家ルークが加わり……甘美かつ凄惨な地獄が幕を開ける。

    ……とにかく凄まじい。ゲイのセックスと人体損壊&人肉嗜好という描写がこれでもかと続く。それだけで少々「うぇっ」と来そうになる。舞台設定が93,4年頃のため、HIV/AIDSに関するゲイの認識も語られ、ゲイ・カルチャーにも造詣の深い作者の面目躍如といったところか。考えようによってはトランとルーク、そしてジェイの悲恋物語と読めなくもないが……。

    苦手な向きにはオススメしない。
    単にBL好きなだけでグロ耐性のない人も読んじゃいけない。

  • エログロゲイ小説。グロ耐性がいまいちなので、気持ち悪くて手が冷たくなりながら読みました。欲望のまま何人もの男の子を殺してきた快楽殺人者が、初めて殺したいけど生きていてほしいと困惑・葛藤するシーンに萌えたかった、、、けどそんなのは幻想だった、、、私の手もいま死体のように冷たいしやっぱり普通ののんきなBLが読みたい、、、そんな読後感でした。

  • エロ・グロ・ゲイ・ドラッグ、アングラな匂いぷんぷんする世界を描いてる。

  • 夏といえば腐るんですよ。
    死体がいっぱい出てくる。
    とりあえずグロ駄目な人は駄目。
    ゲイ、カニバリズム、HIV、恋愛。
    で、耽美。
    恋は命がけでないと駄目なんです。

  • もしかしたら生理的にダメな人もいるかもしれない。私は、こういう話(まさしくタイトル通りに死体が全篇咲き乱れます。)であっても、ブライトらしい耽美的な書き方ならば平気でした。冷蔵庫で冷えたハムがね、明らかに読者には人肉だってわかるんだけどね、でもまるで美味しそうなんだよねぇ。あと、電波ジャックをして海賊放送を流しているエイズのDJの描き方が、物凄くうまいです。さすが。

  • 事前情報ほぼなく、グロいとのことだけで読んだら思った以上にエロさが‥
    でも過去のトラウマとかそういうのでなる殺人鬼ではなく、ナチュラルボーンキラーな感じが良かった。

  • 薬や性病をそしてBL要素が入り混じっていて、ニューオリンズという街そのものが退廃や享楽を象徴しているように感じた。
    登場人物たちはグロテスクな状況にありながらも、恋愛も友情であっても結局“誰も一緒にはなれない”切なさが全体を支配していて、言い切れない奇妙な感情が胸に残った。
    血や死の匂いが漂う一方で、これは単なるグロではなく、愛や欲望が歪んだ形で描かれた恋愛物語のようでもあり、何と名づけていいかわからない余韻がある。

  • 柿沼瑛子訳
    --------------------------------
    これだけ、グロテスクな猟奇的殺人なのに、なぜか、愛し合うこと、人を想う切なさが感じられて、読後感はそれほど悪くない。
    柿沼マジックか?

  • グロい(>_<)英米のゲイのシリアル・キラーをモデルに、その二人が出逢ってみたら、というお話。イギリスは死刑がないらしい、監獄から仮死で抜け出しアメリカに渡ったアンドリューは富豪のジェイと出逢う。までが結構長く、まあ猟奇表現が散らばっていて読み進むのに一苦労でした。チキンなのでどうしてもそういう描写のとこはちゃんと読めなかったorz
    HIV陽性診断の所為でトランに振られた怒りでゲリラ違法ラジオのパーソナリティをする作家のルークが痛々しい。ゲイの世界でHIVの抱える闇を思う。ところで、ほっそりした若い東洋人を好む西欧人のゲイのことをライス・クイーンと呼ぶことを初めて知った。勉強になります。
    愛する人のために二度目の死を選ぶアンドリューのラストが甘美でした。
    柿沼瑛子さんの翻訳された本をもっと読みたい。
    数々の出版元に断られたという小説も小説なら解説もぶっ飛んでて最後まで笑っちゃった。「アナル、マイ・ロンリープレイス、悲しいかな。」 by 滝本誠

  • 作者名や作品に関して全く知らず、タイトルに惹かれなにげなく手を出し、自分の許容範囲超えてるなと思いつつ最後まで読んでしまった。 確かにラブストリーかも・・・でも猛毒。

  • エログロ(スプラッタ?)小説です。
    主要登場人物が全てゲイな上に設定が色々とファンタジー☆ですが、ゲイに関してはHIVであったり、便についてだったりとリアルです。
    シリアルキラー×シリアルカニバラーという殺人の肉体的な部分をこれでもか!と詰められた作品で、ゲイカップルの描写は甘いくせに殺人に関しては容赦の無い生臭さがたまりませんでした。文字通り酒池肉林…
    トランとジェイのお話が好きでした。

  • グロテスクで生々しくエロスに溢れなのに美しい。耽美の名にふさわしい展開と結末かと。キツすぎる芳香。由貴香織里先生を思い出す作風です。

  • ほもい、エロい、グロい、ラブい、切ない…

    猟奇BL好きにはたまらない、そんな全てが凝縮された素晴らしき一冊。

  • これも「ロマンスもの」になるのかな。
    切なくてロマンティックで悲恋で耽美で・・・
    でも一番は凄まじくもとんでもない!

  •  帯に「ハンニバルを軽く越える狂気と残虐。サドを思わせる退廃の性愛」ってあったけど、まさにそれです。主人公二人は連続殺人者で、あと出てくるのはゲイの少年、ゲイの小説家……。ゲイばっかり。でもって、非常に残虐なので、そういうのが嫌いな人は絶対やめましょうね(苦笑)
     私は面白かった。なんというか、やってることは滅茶苦茶なんだけど、非常にイノセントを感じた。他の作品も翻訳されてるみたいなので、探してみようと思う。うん。

  • まさかこれが翻訳されるとは。
    死体解剖とかグロ系平気なBL好きにおすすめ…ってどんだけターゲット狭いんだ。

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