外科医 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2003年8月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167661427

感想・レビュー・書評

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  • 大好物のシリアルキラー物、これ、当たりでした(笑)

    いや、笑ってる場合ではないんですが...

    内容は、超濃厚コッテリ豚骨ラーメン級にかなり濃い‼︎

    連続殺人の被害女性達は、拘束され、生きたまま子宮を取り出され、最後に喉を掻き切られて殺されます。

    本作の主人公⁇(誰が本作の主人公なんだろう...)キャサリンも何を隠そうその被害者の1人。

    数年前に襲われ、殺される寸前に殺人犯を射殺。

    心に傷を負ったまま外傷外科医として今度は人の命を救うべく奮闘していました。

    しかし、そんなキャサリンの周りで同じ手口の猟奇殺人が起こる。

    犯人は死んだはず。

    では、誰が?

    その謎を追っていくボストン市警殺人課の刑事たち。

    著者が内科医だった事もあり、オペなどの表現は手に汗を握るほどにリアル。

    そこにロマンスの要素も加わるのですが、それを超越してくる緊迫感。

    読者によってはボストン市警殺人課唯一の女性刑事リゾーリが主人公と映るかもしれませんし、同じ殺人課のムーアも助演にしておくのももったいない気がします。

    大好きな「殺戮にいたる病」を彷彿させるシーンもあり、読み終えるのに時間を要しましたが、大満足の一冊でした。



    内容紹介
    生きたまま女性の子宮を抉る……二年前に起きた連続猟奇殺人事件と同じ手口だ。その時助かった美人外科医にふたたび魔の手が迫る
    内容(「BOOK」データベースより)
    意識のある女性の子宮を抉り取り苦しむさまを楽しんだ挙句、喉を掻き切る猟奇連続殺人事件が発生。数年前に同様の事件が起きていたが、そのときの犯人は最後の被害者によって射殺された。その生き残った被害者こそが、殺人鬼の真の標的だった…。ロマンスと医学サスペンスが織りなす、身も凍る戦慄のノンストップ・ミステリ。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    ジェリッツェン,テス
    子育てと執筆活動に専念するため、内科医としてのキャリアを断念した経歴を持つ作家。最初はロマンス小説で人気を博し、その後医学サスペンスで高い評価を得る。その両方の要素を取り入れた『外科医』で、ミステリ/サスペンス作家としての不動の地位を築く

    安原/和見
    鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 最近リンカーン・ライムばかり読んでたから、翻訳さんが違うと雰囲気が変わるものだと改めて認識。
    安原さんの訳は、「あれ、コイツこんなにかわいかったっけ?」みたいな、キュンとするかわいさがあるのがたまらない。

  • ドラマ「リゾーリ&アイルズ」の原作でエピソード0的作品。
    ドラマ版は原作者も制作に携わっているということだがジェーンの人物像がかなり違う。しかもジェーンは準主人公。
    ドラマもそうだけど謎解き部分にはあまり重きは置かれておらず、推理で犯人に辿り着くタイプのミステリではない。会話ばかりで進むページが多いのが気になるのと、ヒーロー・ヒロインが美男美女で頭もいいのだかどう魅力的なのか伝わってこない。
    それでもこの小説が面白いのはジェーン・リゾーリという女性刑事に尽きる。警察機構という男社会で認められようと必死で、理不尽な扱いにいつもピリピリしている。美人とは言えず性格もキツい…女性としての魅力のなさを引け目に感じているがその描写は女性作家ならではで残酷な程。とにかくそんな女性が周囲や犯人、自分自身と戦う小説としてとても面白かった。当然ジェーンが主人公の次作が読みたい。

    余談ですが…ドラマ版のヒロイン二人に友情以上恋愛未満な関係を感じ非常に萌えてしまったのだけど、本国アメリカでは女性同性愛者のファンが多いということで納得。小説版のアイルズ先生が楽しみ!

  • 犯行手口や解剖のシーンがかなり詳細に書かれているので、ちょっと気分が悪くなったりしましたが、面白かったです。
    ひとつ謎が解けたかと思えば、また新たな謎。遅々として進まない捜査。
    被害者に共通する事=性的暴行の被害者である事。
    一番残酷な犯行の被害者。ひたすら隠してきた事がなぜ犯人にはわかるのか?

    どんどん引き込まれていく展開に、間に挟まれる犯人の独白。これがかなりの嫌悪感。
    主人公のパートナーである女刑事も良かった。
    「美人で恋人もいて、仕事もできて」ってのじゃなくて、男社会である警察機関で、女だからとナメられ無いように、必死に頑張っている姿も、自分の容姿にコンプレックスを抱いてるところも、読んでて肩入れせずにはいられませんでした。

    全体の感想としては、
    「血液検査って怖い!」「血液って一番の個人情報なんだ」

  • 夜間一人きりでいる女性を縛って、身体の一部を切除して殺す、そんな連続殺人犯「外科医」の次のターゲットは、かつて同一犯に狙われた女医?被害者のありさまがえぐいですが、それら狙われる恐怖もまた見物です。対立する女性二人が……!という展開が燃えた。

  • 流石に専門分野の描写はすごい。

  • 主人公が誰なのか分かんないまま進む。
    リゾーリがなんか気になる。

  • (2011-11-12L)

  • 流石、元・内科医、色々詳しいです。
    こう言う小説を読むと まだまだ女性は弱いわァ。
    猟奇殺人もだけど レイプ問題もあって面白いサスペンスになってます。
    美人よりブスに共感するたちなので(自分もそうだから?)
    女性警官に同情。

  • ISBN:416766142X<br>
    【ストーリー】<br>
    意識のある女性から生きながらにして子宮を取り出し最後に
    首を一掻きで切り裂き被害者の命を奪う連続殺人犯、通称“外科医”。<br>
    数年前にサヴァナで起きた連続殺人事件をなぞるかのように同じ手口で事件は進行する。<br>
    しかし、その犯人は最後の被害者ドクター・キャサリン・コーデルの反撃により命を落としたはずだ。<br>
    新天地ボストンで過去を心に閉ざしたまま生活するキャサリンの身辺で、いままた何かが彼女をのみこもうと蠢く。<br>
    犯人の正体は、望みは一体なんであるのか・・・・。<br><br>

    【感想】<br>
    最初からもうぐいぐい話に引き込まれ、読んでいる間ずっと先が気になってたまりませんでした。<br>
    キャラクターもストーリー展開もすごく魅せてくれます。文句なしに面白かった!ファンになってしまいました。<br>
    もともと私にとって海外のミステリ作品はささいな登場人物がむやみに多くて名前も覚えにくくて、冗長な状況説明・会話が多くて、
    内容はとても面白くてもとっかかりでまず足踏みするものですが(私の頭が悪いのかも 笑)、この作品はもうナチュラルに読み通せました。<br>
    母に頼まれて買ったのですが、電車の中で時間つぶしに読み始めたのにはまってしまって、懇願して先に読ませてもらいました(笑)<br>
    翻訳もイイと思います。結末に行くほどアア、終わっちゃうんだって気が抜けてきましたがそれなりにまとまっていて納得できました。<br>
    最後の余韻もなかなかv <br><br><br>

    ↑上は1年前に書いたレビューですがこの熱狂ぶりに反して実は大して内容を覚えていない・・・。だけどその情熱に免じてランクをつけます。

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