- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167661779
感想・レビュー・書評
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緊張感が凄まじい
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リンカーン・ライムシリーズ第二弾。自己紹介は済んでいるのですんなり捜査チームにはいりこめる。前作よりも微細遺留物の分析に比重がおかれていないので、リンカーンの超人的鑑識能力よりも犯人との虚々実々の駆け引きの方を集中して楽しめる。しかしストーリー構築のうまさやあっと驚くトリックやどんでん返しのうまさには唸らされる。特に、後半の緊迫感や意外な犯人像は、欧米ものには少ないというわれる「本格物」の魅力十分。細かい疑問点もあるし、日本人的にはライムとサックスのからみは余分だとも思うが、そこを割り引いてもページをめくる手が止まらないエンタメとして最高の部類にはいるだろう。
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リンカーン・ライムシリーズ#2。
プロの殺し屋との渡り合い。けっこうヤラレタ感(満足感)強し。 -
リンカーンライムシリーズ第2作。
主要な登場人物はほとんど1作目と一緒。
犯罪学者であるリンカーンライムと犯人との「知恵比べ」というスタイルで進むストーリーもボーンコレクターと同様。
比較すべきはライム自身の存在感。ボーンコレクターの時に感じた圧倒的な(優れたもしくは冷徹な)犯罪学者としての存在ではなく、血が通ったひとりの人間としての側面が多く描かれるようになった。
とはいえストーリーは短時間に起こる犯行を緻密に凝縮しており、疾走感は失われてはいない。
ライムの機微にどのように触れるかを楽しみにしながら下巻へ! -
リンカーンライムシリーズ第2弾
忙しい最中に読んだので、途中流して読むところも。
だんだんと面白くなってきたので、下巻に期待。 -
面白いよ!
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棺桶と踊る者(コフィンダンサー)という異名の殺し屋対科学捜査安楽椅子探偵ライムの対決
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あい変らずめまぐるしい展開、ジェフリー・ディーヴァーの真骨頂。
下巻が楽しみ -
リンカーン・ライムシリーズ2作目。
以下ネタバレあり。
都合3回のどんでん返しですが、何点か気になるところが・・
・スティーヴンとジョーディの廃屋での初対面の場面では、犯人目撃者として殺されていてもおかしくないよね
・さらに裏切者ジョーディにやり手狙撃犯スティーヴンがあっさり殺されすぎ
・リンカーン・ライム宅への人の出入りが激しいが、厳しくチェックしている形跡がない
・しかも、その場所でジョーディが殺したい人物が一堂に会しているチャンスをなぜ見送った?
・最後のどんでん返しも、殺人者を雇ってまで殺そうとする動機が弱い
しかし、航空パニック劇が秀逸だったのと、リンカーンがサックスとの親密な関係を避けていた理由にも一ひねりあったのでもちろん及第点です。