クリスマス・プレゼント (文春文庫)

制作 : Jeffery Deaver  池田 真紀子 
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1035
レビュー : 146
  • Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167661878

感想・レビュー・書評

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  •  「ボーン・コレクター」のジェフリー・ディーヴァーの短編集。

     もお、めちゃくちゃ面白かった!!!
     
     ここまで面白い短編は、ローレンス・ブロック以来の衝撃だわ。
     原題は「TWISTED」(捻り)なんだけど、ひねりにひねって、どの作品もおおって結末。完成度高すぎです。
     ローレンス・ブロックを引き合いに出したけど、両者ともクールってところは共通していると思う。善者も悪者も同じようにクールに淡々と表現いていく手法(?)は、かえって緊張感を呼んでいる。では、何が違うのだろう?
     うーーーん。
     ディーヴァーは、視点が常に俯瞰状態なのだと思う。確かに、主人公がいてその視点で話は進んでいるし、それが破綻すること等全くないのだけど、俯瞰で見ているものを感じる。それが物語りに、奥行きや広がりを与えているのかもしれない。
     …ブロックにそれがないという意味ではなくて。ブロックには、エッジのきいた感じや、冴え冴えとした光のようなものを感じる。

     絶対、お勧めです。

  • 今回はジェフリー・ディーヴァーの「クリスマス・プレゼント」、ディーヴァー初の短編集。
    ディーヴァーは映画にもなった「ボーン・コレクター」を書いた最近人気の作家さんです。
    過去ディーヴァーの作品は「悪魔の涙」「青い虚空」の2つの長編を読んでおり、両方ともかなり面白かったので「この人の短編集なら」と思い購入しました。
    結果としてはまあまあ。中の中~中の下 って感じかな。期待が大きかった分、低い評価か?
    原題は「Twisted」って言うんだけど、そのタイトルはピッタリだと思う。もちろん筆者は意識しているんだろう。
    短編サスペンス小説が16編程収録されているのだが、短編の悲しいところかネタがミエミエの話が多かった。
    2,3編は「おっ!そう来たか!」てのも有りましたが・・・
    辛口に書くとこうなりますが、お気軽に楽しむには良い短編集でした。良質のサスペンスドラマを見ている様な感じかな。
    私個人の意見としてはこの作家さんは長編の方が面白いと思う。

  • ☆2008・12
    一編一編が面白い!でも、ライム&サックス&セリットが出てきた章には狂乱と悶絶です。
    キタキタ踊りでもしたい!ほど。個人的に大好きなだけですけど。

  • どの短編も面白かったなぁ。
    しかしこのジャンルから遠ざかった久しい私には、
    現実的なストーカーや不倫、怨恨による殺人など、生々しくって怖くなってしまった。

  • ディーヴァーは長編のイメージしかなかったので、
    短編は当たり障りの無い話なんだろうなあとさほど期待しなかった。
    が、しかし、これが大はずれ。
    最初の話でガツンとやられて座り直しました。
    二編目からは何かあるぞ何かあるぞと疑いながら読み、
    こんなに緊張感持って本を読んだのは久しぶり。
    どんでん返しは適度に毒を持ち、とても面白い短編集。

  • 短編集(読みかけ・・)

  • ジェフリー・ディーヴァーの美味しいところ取りの短篇集。16作品収録。

    読み終わってまず感じたのが、J・ディーヴァーのネタ帳を覗いたようだったということ。この中の短篇をいくつか組み合わせるだけで、J・ディーヴァー得意の二転三転する面白ストーリーの出来上がりではないか。登場人物に肉付けし、舞台背景を描き込むだけでよい。それほどこの作品集の一篇一篇の完成度は高い。
    そして、16篇すべてに「どんでん返し」がある。読者にとっては嬉しいクリスマス・プレゼントだ。

    本作品集の原題は『Twisted(捻り)』まさにJ・ディーヴァーの特徴を象徴するタイトルといえる。「捻り」をくわえられた各篇のエンディングは、複雑な余韻を残す。

    人は主観で物事を判断しがちだ。言い方を変えれば、人は物事を一つの側面からしか見ていないのではないか。しかし、物事を一つの側面から見ているだけでは真実を見ていない場合がある。それに気づきもせずに。主観で判断すると痛い思いをすることがあるのはそのためだ。本書を読んでそう痛感した。

    本作品集の邦題『クリスマス・プレゼント』は収録作品のタイトルをもってきたもの。この1篇はJ・ディーヴァーのファンならお馴染み、大人気≪リンカーン・ライム・シリーズ≫の番外編。短篇書き下ろし作品で、本作品集における最大の目玉である。私はすでにシリーズ最新刊『ウォッチメイカー』を読み終えており、寂しい思いをしていた。ライムとサックスにほんの束の間ではあったが再会でき、心浮き立つひとときを過ごせた。

  • J・ディーヴァーの初の短編集。ちょうど、シーズン的にぴったりの題名。全体的には、お〜〜とか、えっ??とか、予想通りのおもしろさだった。刑事物はもちろん、人情的に訴えるもの、サスペンスもあり、盛りだくさんの一冊だと思う。けれどあえて辛口に言わせてもらうならば、なんかこじつけてるみたいな、終わり方の話があったり、なんでもひっくり返せばいいというものでも無いだろう。と思わせるような話があったり。だから☆4つです。ディーヴァーさん、えらそうにすんません。

  • ライムシリーズだけツマミ食い。ライムをクリスマス・デコレートするトムに萌えた。

  • いやはや、やられた。長編だけじゃなかったのね。
    限られたページ数の中で、あんだけ綺麗に落とすって言うのは
    そうそう出来る事ではない。
    私は短編は好んで読まないのだけれど、
    これを機に少しだけ興味が持てそう。
    いや、多分好んでは読まないけれどね。

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