- Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167661878
感想・レビュー・書評
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短編集。
結末が面白い。
訳者が違うせいか読みやすいものと読みづらいものがありましたが。
どんな結末が待っているのかを楽しみに読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
J,ディーヴァ得意の「大どんでん返し」が、次々と押し寄せる。しかも必ずしも「勧善懲悪」ではなく、あと味の異なるものばかり。
前書きで「作者は読者に責任を負っている」と言い、長編では期待される結果を裏切らないように作ったという。
それが短編では、あと味が妙などんでん返しの結末を意識して取り入れている。
そこが、なんとも楽しそう。
短編って「イイね」ってこと……。 -
「ビューティフル」と「三角関係」に騙されました。この2作品がお気に入り。
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ジェフリーディーヴァーの短編集。原題は「TWISTED」つまり「ひねり」。原題の通り収められている16の短編はほぼすべてどんでん返しのある意外性に満ちた作品となっている。ディーヴァーというとリンカーンライムシリーズなどの長編で有名だが、短編でもその手腕はいかんなく発揮され、長編作品を読んだことがない読者でも楽しめる。その意味では本書をディーヴァーの入門編と見なしても可。ただし表題作の「クリスマス・プレゼント」はリンカーンライムシリーズの短編なのでシリーズを読んでおいた方が背景が理解できるだろう。一読して心に残った作品は「ビューティフル」と「宛名のないカード」だ。前者はストーカーに悩まされるスーパーモデルがとった究極のストーカー撃退法、後者は妻の不倫を疑う夫が妻の怪しい行動から一枚のメッセージの何も書かれていないクリスマスカードを見つけ、不倫相手に送るものだと推定していき…という話だ。短編のような長さだと読者を欺こうとする作者の意図がすぐに察知できてしまうと思いきや意外にわからないもので簡単にだまされることが多かった。もっとも半分読んだあたりでネタがわかってしまうものもあるにはあったが。詳細→
https://takeshi3017.chu.jp/file10/naiyou19110.html -
どの短編も飽きずに楽しく読めました。
ただ、次から次へと永遠に裏切りが続くので若干ストレスもたまり、一気に読むことが難しくて読み終わるまでかなり時間が掛かってしまいました。笑
設定に驚いて読み直したのは「三角関係」で、ずっと記憶に残りそうなのは「ビューティフル」と「ひざまずく兵士」かな。
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流石のどんでん返し短編集。
ビューティフル、クリスマスプレゼントが良かったかな。独白のやつも良かった。 -
スーパーモデルが選んだ究極のストーカー撃退法、オタク少年の逆襲譚、未亡人と詐欺師の騙しあい、釣り好きのエリートの秘密の釣果、有閑マダム相手の精神分析医の野望など、ディーヴァー度が凝縮されたミステリ16作品。リンカーン・ライムとアメリア・サックスが登場する「クリスマス・プレゼント」は書き下ろし。
原題:Twisted
(2003年)
--- 目次 ---
ジョナサンがいない
ウィークエンダー
サービス料として
ビューティフル
身代わり
見解
三角関係
この世はすべてひとつの舞台
釣り日和
ノクターン
被包含犯罪
宛名のないカード
クリスマス・プレゼント
超越した愛
パインクリークの未亡人
ひざまずく兵士 -
ライムの短編は面白かったが…。他のはどうにもシニカルな結末ばかりでやや食傷気味。シェイクスピアの短編のように、オチのわからない話もあった。
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短編集だった
こんなことも出来るのね
でもやっぱり長編が好き