新装版 世に棲む日日 (1) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3744
レビュー : 387
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167663063

作品紹介・あらすじ

嘉永六(1853)年、ペリーの率いる黒船が浦賀沖に姿を現して以来、攘夷か開国か、勤王か佐幕か、をめぐって、国内には、激しい政治闘争の嵐が吹き荒れる。この時期骨肉の抗争をへて、倒幕への主動力となった長州藩には、その思想的原点に立つ吉田松陰と後継者たる高杉晋作があった。変革期の青春の群像を描く歴史小説全四冊。

感想・レビュー・書評

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  • これ読んでいてもたっても居られず松下村塾に行った。

  • 1巻目だからか… 興味を持てない人の日常を見なくてはいけない行のようで… 続きの巻を読む気がしない。
    すまないー

  • 幕末に活躍する長州藩の志士、高杉晋作や桂小五郎が学んだ「松下村塾」を営んでいた吉田松陰の物語。この人については、小学生の頃静岡県の下田に行った際、この人の史跡がある神社(だったと思う)に行き、名前を憶えていてどのような生き方をした人なのかなという興味を持ったため。今回読んでみて、「思慮深い人に見えて、行動原理は稚拙な考えを持つ実は子供っぽいという人」という印象を持った。松陰の人柄よりも、長州藩の色々な所(考え方や伝統)が詳しく書かれていて、なるほどなあと思った。引き続き、作品の続きを読んでいきたいと思う。

  • 心ではなく、頭がおもしろがって読んだ。

  • 吉田松陰!
    花燃ゆで歴史を知ってから読むと、より心情とか背景が掴みやすく心に残る。
    なんとまっすぐな生き方なのか。あれほどの人はいないのだろう。だから現在まで語り継がれ歴史に名を残しているのか。

  • 「長州の人間のことを書きたいと思う」

    有名な書き出しからはじまる大河小説の第1巻。主人公は長州藩の若き思想家、吉田松陰。作者によると、彼が松下村塾を開いたことが長州藩にとっての大きなターニングポイントだったとのこと。確かに松下村塾卒業生の顔ぶれは豪華。高杉晋作に久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋などなど。彼らが長州藩を代表し、明治維新に多大な貢献をしたことは間違いない。が、本小説では教育者としての松陰の存在感は薄い。

    吉田松陰は師として人に教え、人を動かす才能よりも、人に影響され、自分が動かされる人間だった。そんな「師」らしからぬ松陰の態度が結果的に、松下村塾で自由な風土を産み、多くの志士たちを排出した。

    と、作者は語る。しかし、描かれている吉田松陰は頭脳明晰だが、お坊ちゃん的な世間知らずで、純粋すぎる過激思想が目立つ。友人と旅行したいだけで脱藩したり、ペリーの黒船に小舟で乗りこもうとしたり、自ら進んで牢獄に入ったりと。偶然、多くの弟子が歴史に名を残したから良かったものの、そうじゃなければ奇人変人で終わっていた。

    たいした人物には思えなかったんだけど、司馬遼太郎ファンだと、この小説で吉田松陰を尊敬できるのか?

  • 新年は司馬遼太郎で始めたいと思い読み始める。吉田松陰の話し。まず、純粋であること、超前向き思考であること、優しいこと、信じやすくお人好しであること、穏やかであること、第1巻でそこまでわかる。ただ、この人物に漂う匂いは奇人。世に名を成す人はイカれていなければならないと思っているが、松陰から香る狂気の匂いに引き付けられてあっという間に読んでしまった。なぜだかこの前の電気グルーヴのドキュメンタリーを思い出した。次の巻では、いよいよ高杉晋作が登場する。楽しみ。

  • 吉田松陰の行き方が無茶苦茶カッコよく、もっと全力で生きようと思いました。

  • 松陰、走る。とにかく走る。走って走って、そして奇跡とも思える出会いの数々。松陰というと伝記的には「学問」のイメージばかりが強いが、この頃はどちらかというと「冒険者」のイメージ。おそらくその目には日本の将来しか映っていなかったのだろう。まるで竜馬を彷彿させる。

  • この時代の日本人の考え方と現代の日本人の考え方の違いが感じられておもしろかった 松陰の生い立ちから、人はどのように思想を形成していくのか、わかったような気がする

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著者プロフィール

1923年大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語学科卒業後、産経新聞社に入社。59年「梟の城」で直木賞受賞。独自の史観を駆使し、戦後の歴史小説に新風を吹き込んだ。代表作は『竜馬がゆく』『坂の上の雲』『翔ぶがごとく』など。93年に文化勲章を受章。96年に72歳で死去。

「2008年 『豊臣家の人々 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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