功名が辻 3 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2005年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167663179

みんなの感想まとめ

関ヶ原の戦いを舞台に、家康に味方する決断を下した山内家の千代の慧眼とその背後にある一族の存亡をかけた博打の要素が描かれています。読者は、豊臣方の武将たちが家康側に転じる理由を理解しやすく感じ、薄氷を踏...

感想・レビュー・書評

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  • 関ヶ原の時に、
    徳川へつくことをいち早く表明した
    山内家は千代の慧眼もあったのだろうが、
    一族の存亡をかけた大博打の要素もあったと思う。
    様子見をしなかった判断がこの後の隆盛につながったか。

  • むむう…!面白いなあ。千代&伊右衛門がカッコいい!芯からの言葉に涙が溢れる。次を読むのが楽しみだ♪

  • これまではなんで豊臣方の武将連中が家康についたのか、いまひとつイメージしにくかったんだけど、なるほどという感じ。

  • 絢爛たる栄華を誇った豊臣秀吉の天下が傾き始めた。老耄の翳がさした豊臣家。じりじりと台頭してくる徳川家康に諸大名は近づき始める。更に北政所と淀殿の間にも派閥の対立が。秀吉の死後、上杉景勝討伐に東征する家康の留守を狙い挙兵する石田三成。

    悪役で伊右衛門の立場を引っ掻き回す立場なのかと思った六平太が、千代の前ではちょっと可愛らしい感じで面白い。関ヶ原へ向かう伊右衛門の見所の直前まで。

  • 続いて、第三巻。

    面白い。面白味に翳りがない。
    どこまでも面白い。

    一豊なら信じてついて行ける。
    上司なら素敵だなぁ。

    さぁ、最終巻。

  • 秀吉の死と家康の蜂起。歴史の転換点に山内一豊の妻千代の機転。特に石田方の書状を未開封のまま家康に渡すようにする才覚は秀逸と感じた。
    最後の一文「事実、山内対馬守一豊といえば、大物でないにしてもすでに小物ではない」は司馬節が効いていてグッときた。
    女性を主人公にした大河ドラマも多いが、北政所を主人公にするのも面白いのではと思った。

  • 3巻まで読んだなかで一番面白かった。
    3巻では、秀吉時代の後半と彼の死、家康の台頭、関ヶ原前夜までが描かれている。
    有事のまっただなかに放り出された、まじめが取り柄だけの山内一豊が、妻千代の助けを得ながら、いかにその後の山内家の運命を大きく切り開くチャンスをものにするのか。4巻を読むのが楽しみだ。

  • いよいよ戦国時代も終わりに差し掛かる。

    戦国末期のパワーゲームに加え、普段あまり耳にしない武将まで詳しく書かれるとそれだけで楽しめる。

  • ※2005.12.16購入
     2005.12.19読書開始
     売却済み

  • 読んでいくうちに、これは大河ドラマ映えするだろうな、という印象になる。
    - 一人の男ではなく、夫婦での出世
    - 実直な夫と、利発的な妻という構図
    - 織田、豊臣、徳川と時流に沿って上司が変わる
    - 歴史上の人物にありがちな短命ではなく、割と長期戦(20~50代まで)

    主演仲間由紀恵だったらしい。妻側を主演にする構成もわかる。

  • 晩年の秀吉の老醜ぶりはともかく、この作品が書かれたころは、多分秀吉が庶民のヒーローだったような気がする。
    草履とりから出発して天下を取った秀吉は、頑張れば出世が約束されるような夢と希望のシンボルだっただろう。
    だから、司馬遼太郎の家康の書きっぷりの冷淡さは、個人的な好悪なのか時代のせいなのか、よく考えないといけない。
    まあ、両方なのだろうと思うけれど。

    作者は秀吉の創造力に比べて家康の凡庸さを書くが、秀吉が創造力を発揮したのは、築城の早さと遊びの派手さであって、この国の根幹にかかわる何かを新しく作り出したというのはないのではないか。
    それに比べて、織田信長の非凡さに比べると地味だけれど、家康の国造りの元である行政制度の組織改革や法整備、江戸という町のインフラ整備は決して凡庸なものではないと思う。

    伊右衛門と千代が豊臣ではなく、徳川につくことを決めたのは、山内家(家臣団も含めて)を任せるに足るのはどちらなのかという判断。
    これは決して長期的な視野ではなく、この時点での判断ではあるけれど、それは当時の武士としては当たり前のこと。
    豊臣家がそっぽを向かれたのは、ひとえに旧来の家臣を大切にしなかったから、家禄を任せることの安心感を与えなかったからにつきる。
    伊右衛門と千代が抜きんでていたのは、外様の誰よりも早く、徳川につくことの旗幟を鮮明にしたことだ。

    出来過ぎだなあと思うけれども、多分この辺りは史実に沿っているのだろう。
    だから上を見るには賢明な夫婦だったのだと思う。

  • 成長!

  • 山内一豊夫妻の仲睦まじさがでていた巻かと。秀吉の落ち目と魅力も表されていた。残る最終巻で家康はどう表現されるのか。

  • この巻でも、山内一豊は凡将の感が否めない。
    だか、最後の三頁でイメージが一変。
    徳川家康と石田三成。
    主である家康が勝つのではない。
    『徳川殿を勝たせるのだ』
    この一言は、痺れた。
    山内一豊は、名君である。

  • 秀吉は千代に言い寄るが、うまく千代に逃げられる。その秀吉は年を取り、終に没する。世は不安に乱れ、千代に誘導され、伊右衛門は徳川方に付く事を決意する。千代は伏見から大坂に移るがそこで屋敷に篭る事を余儀なくされる。

  • 大河ドラマにもなった大人気歴史小説の第三巻。この巻では秀吉の死から関ヶ原前夜までが描かれている。この巻では特に、山内夫妻の東軍につくと決断してからの機転と駆け引きが、読んでいて胸のすく思いがするほど面白かった。最終巻である次巻の展開が今から楽しみである。

  • この巻が一番面白い。将来に希望を持って駆けずり回ってるときが、人間一番溌剌としていられるのだろう。(四巻を読んだ後の記載)

  • 慶長伏見大地震~小山評定前夜まで

  • 秀吉の晩年と、その後狡猾に動く家康の話。
    日本史ほんとに知らないから、たまに知ってる名前が出てくると「うわぁっ」となる(笑)
    板垣退助キター!みたいな(笑)

    秀吉の晩年は、なんとも切ない。天下を取ると人は変わるんだなー。
    にしても、家康の堅実さよ。小者っぽいのにその後あの江戸幕府を作るんだから、人って、歴史って面白い。

    一豊と千代の夫婦愛にもほっこりしつつ、最終巻に参ります。

  • 1976年刊。まぁ今更ながらの司馬戦国モノ。才気横溢な賢女と愚直謹厳な男との夫婦物語の点は勿論、老境秀吉が死を迎え、そして関ヶ原へと展開していく3巻のストーリー全体は判っているので、細々した描写しか楽しむところがない。千代の、俗にいう「よろめき」や「迫られ」もあるが、正直、苦笑。予期せぬ悋気も同様。著者に女の生々しさを求めるのは無理があろうが…。大蔵卿とのやり取りも余りに型どおりで…。良くも悪くも男が描く、些か美化された古風な賢女の域は越えない。なお、板垣退助が武田晴信臣板垣信方を祖とする点はトリビア。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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