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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167663209
みんなの感想まとめ
物語は、長曽我部家の激動と衰退を描き、特に元親の苦悩や迷走が中心テーマとなっています。彼の息子の喪失は深い遺恨を生み出し、元親の行動力が秀吉への屈服によって衰退していく様子が印象的です。読者は、元親の...
感想・レビュー・書評
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長宗我部は盛親が西軍に属して終わりのイメージが強くあった。
元親に関してはやはり息子が亡くなるまでが元親の物語だと思う。亡くしてからの話は聞かないし、やっぱり息子というかけがえのない存在の喪失は強い遺恨、思いも失わせてしまうのか。
司馬遼太郎のいい所は焦点を当てる人物の隆盛をしっかりと描いて蛇足的な衰退していく所は描かないのが好きな所。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夏草に露の玉がひと滴、それがすべって落ちる、儚く美しい夢のあと
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長曽我部家の激動と衰退を描く下巻。
中盤は元親の迷走により方向感にかける展開に。
元親の若々しい行動力は信長から世代交代した秀吉への屈服ですっかり衰退し世継ぎの信親をも心配させる。信親の若人なりのエピソードと楽しいがその顛末は残念なもので、仙石権兵衛が九州の島津家討伐の総指揮官となった時点で決してしまう。作者の言葉通りここは繊細な配慮にかける秀吉の采配ミスであったろう。
長曽我部家の特徴である「一領具足」と優れた法律「長曽我部式目」について多くを語り、長曽我部家の民族気質についてもっとページを割いて欲しい思いがした。 -
命懸けという点以外ではお侍も会社員もやってることはあまり変わらないなぁとか思ってしまった。
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個人的に好きな武将、その2
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長宗我部家の栄子衰退が臨場感をもってして読める作品。
司馬遼太郎さんの本は何を読んでも本当に面白い。
そして本文後の解説もまさにの内容で良かった。
-----以下解説引用-----
運命をつかさどる女神は、まことに手厳しい。祈るだけのものには、断じて笑みを見せない。情熱を失えば、たちまち「運のころも」を引き剥がしにくる。
運のころもは薄手で、やすやすと破れる。
ひたむきに生きてこそ、ひとは息災でいられる。
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情熱を失わずに人生を全うしたいものだと思った。 -
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長曾我部元親の話。
四国で初めて険しい国境を越えて外へ打って出るだけのエネルギーをもった集団が阿波や伊予ではなく最も都から離れた土佐から出たことに誇りを感じると同時に、関西を拠点にする織田や豊臣との埋めがたいほどの文明、文化、力の差を痛感し、当時の土佐がどれだけド田舎だったかがわかってやるせなく悲しくなる。
「この戦国の当時、美濃から土佐へ嫁にいくなどは20世紀のこんにち、日本からアフリカの奥地の酋長のもとに嫁にゆくというよりも、さらに日常感覚からの飛躍」
「土佐の例でいえば元親があらわれるまでは一国というものはなく、村落が割拠しているだけの姿であった。村落にはそれぞれ領主として武士がおり、20~30人の郎党を率いて他村と戦ってここ100年をすごしてきている」
「玉と砕けても、全き瓦として生き残ることを恥じる」 -
晩年の元親は切ないけど、人間らしくていいと思う。信親の戦死のシーンは泣ける。元親が秀吉を心の広い方と認めるのはさすがだと思う。それにしても司馬さんは秀吉好きなんだなぁ。
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戦国時代のメインストリートから外れたサイドストーリー。信長や秀吉が主人公の立場の本を読んでいたし、長曽我部が滅んだ後に土佐の大名になった山内一豊の紆余曲折サクセスストリーも読んでいたので、天下を取ったり、出世していく武士の影に、武運悪く滅びゆくものを描いたアナザーストリーがとても感慨深い。現代に置き換えると、成長していたベンチャー企業が、突如、先に大きな成長を遂げたベンチャー企業に飲み込まれてしまったような感じかな。
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(感想は上巻)
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2025.07.20読了
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土佐岡豊城城主、長曾我部元親が四国制覇を目指す話。
勇ましい武士というより、政治的センスのある思慮深い武士。
合理的で先見の明があるあたり、信長タイプか。
天下統一が叶わぬのは、土佐に生まれたからと嘆くあたりは、なかなかの自信家なのかもしれない。
大河ドラマ龍馬伝を観ていて、土佐の武士に興味を持ち読んでみたが、この元親の影響があるのかもしれない。
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