司馬遼太郎対話選集 (5) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2006年7月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167663254

作品紹介・あらすじ

「この人ほど少年のころの彼を容易に復元できる人に接したことがない」と司馬が書く、ドナルド・キーンとの四半世紀に及ぶ交友のきっかけとなる対談は、まず平城京跡から奈良ホテルへ、そして京都、大阪へ移って3回にわたり行われた。その「日本人の日本文化」をほか、アレックス・カー、山本七平との対談を収録。



目次



日本人と日本文化 ドナルド・キーン

日本人の戦争観

日本人のモラル

日本にきた外国人

続・日本人のモラル



世界の中の日本 ドナルド・キーン

明治の憂鬱を生んだもの

日本人と「絶対」の観念





アメリカからきた日本美の守り手と アレックス・カー



日本人とリアリズム 山本七平

リアリズムなき日本人

田中角栄と日本人

日本に聖人や天才はいらない



視野を広くあろうとする意志 解説・解題 関川夏央

みんなの感想まとめ

日本文化とその特異性について深く掘り下げた対話集は、著者と多様な対談者たちとの交流を通じて、日本人の歴史や価値観を鮮やかに描き出します。特に、アジアの文脈を無視しては日本を理解できないという視点や、社...

感想・レビュー・書評

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  • 山本さんがすぐヨーロッパの話にもってくもんだから、司馬さんが辟易したのかもと思った。
    アジアを知らないと日本を知れないというのはあるでしょうに。

  • 前作に続くテーマ。ことさらに強調せずとも出る 日本の特殊性

    ・限定された範囲での忠義、同族社会内での曖昧な対立と軽い裏切り、故の舞台裏での物事の決着
    ・10年くらいかければ伝統を創り出すことができるという政治の怖さ
    ・「世間に対する恥」を基盤にする社会
    ・モラルではなく美意識
    ・勉強熱心な藩:津和野、岩国、宇和島、越前大野、福知山

    ・偉い人は愚鈍、な日本

    ・軸となる思想がない

  • 日本の場合は初めから中国という先進国が近くにあったから外国のものを学ぶという習慣があった。だからポルトガルやオランダが来たときにも抵抗がなかった。
    オランダ人は自国の思想に自信を持っていた。オランダの商人たちは自分の知kらで本当につまらない資源のない国を成功させた。
    日本人はオランダ語を捨てて英語を学習するようになったから、オランダ人は不愉快だった。それは仕方ない。
    日本人にとってオランダは唯一の欧州の国だったが、オランダからするとジャワも台湾もあったから日本はその中の1つにすぎなかった。

    キリスト教はギリシャ神やローマ神をすべて抑圧してしまった。イスラム教がインドネシアでやったことと似ている。

    田中角栄は義経みたい。
    三木は官僚組織、会社組織あるいは軍隊でも組織をいかに管理して動かすかという経験が一生ないまま、総理大臣になってしまった。もっぱら議会で演説をしていただけ。赤ちょうちんがそのまま総理大臣になった。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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