バンドーに訊け! (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2002年6月7日発売)
2.92
  • (2)
  • (0)
  • (8)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 36
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167664015

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まんま、「ゴールデン街コーリング」の続編がここにあった!という気持ち。書評なのに長いのが特徴の前振りにこめられた失恋、ギャンブル、パソコン通信顛末、犬を飼う事、飲んだり飲まなかったりの生活がつめこまれ。「ゴールデン街コーリング」の北上次郎解説で「バンドーに訊け」を読めば、作家・馳星周ができるまでを追うことができる、と手に取った一冊。花村萬月、梁石日、藤沢周あたりの激賞には「不夜城」に通ずる線があったのかな、とは思った。傍観者のハードボイルドが読めなくなった。くだらない男のくだらない感傷なんか、スタイルだけの小説なんか、という姿勢。青春小説への強いこだわり。冒険小説は受難の時代、未知のフロンティアなんかほぼ無い時代にみな過去を舞台に設定する、という指摘。伝奇小説は好きだけど歴史小説はきらい、など、好き嫌いの評価も多く、本人も言いがかりだけど…と前置きしての指摘もちらほらだけど、勢いはあるし、ある程度説得力もあるのよね、と。そして、30年近く前の作家たちのうち、生き残ってる人のなんと少ないことよ、という思いも。そしてブックガイドとしても秀逸。下記はよみたくなった◆乗越たかお「アポクリファ」パソコン通信のチャット小説◆村上龍「超電導ナイトクラブ」ハイテク用語SM文学思想嘘ごった煮◆「青春デンデケデケデケ」はすばらしかったが◆藤川佳介「紅のサザンクロス」オーストラリア開拓初期、アボリジニの権利を守るため反政府運動に立ち上がった8人の男◆高橋和島「朱帆」台湾奪取前までの鄭成功

  • 後書きかなんかに
    お前の作品を待ってる読者がいるんだから
    みたいなことを言われてだすきになったとか
    書いてあったと思うが、まさにそんな感じ
    そんなに思い入れのない私には特に
    馳星周のイメージは変わったけど

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

馳星周の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×