最後の息子 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.40
  • (143)
  • (263)
  • (631)
  • (68)
  • (15)
本棚登録 : 2300
レビュー : 322
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167665012

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 20130802読了

  • 「破片」の酒屋の岳志、「Water」の水泳部の凌雲、どちらも長崎の言葉がいい。多くを語らずともディテールに溢れていて、読むほどにその世界が頭の中に作られて行く。引き込まれる。
    表題作「最後の息子」もそうだが、全般にドロリとした重さを感じる三つの話。爽快でもキュートでもない青春の日々。

    「坊主、今から十年後にお前が戻りたくなる場所は、きっとこのバスの中ぞ! ようく見回して覚えておけ。坊主たちは今、将来戻りたくなる場所におるとぞ」
    P.223「Water」

  • Waterが面白かった。

  • 最後の息子、登場人物の名前が面白い。閻魔ちゃんがかわいい。泣けました!

  • Watarが一番すき。

  • 心の動きを切り取るのがやっぱりうまい。なんとも表し難い気持ちをうまく言葉にして、すとんとおさまる感じ。
    でも根底なのか中心なのか、わからないが全体的に悲しさがあるのは他の作品とも共通していると感じた。

  • パークライフや春、バーニーズでを読んだ時、あまり良くない読後感だった記憶があったので、おっかなびっくり読み始め、表題作の最後の息子は失敗したかな〜と思いながら読みました。こういうモラトリアムな生活してる人の話って、自分とは関係ないとは思うけど不安をかき立てられる。でも最後まで読んでもへこみはしなかったので良かった。
    題名の意味はそういうことなんだ〜と思いました。
    おかまさんが出てくる話は好きです。女らしいですよね。映像が無い分、余計女らしく感じる。
    2作目も現在と過去が交互に語られ、徐々に話の全体が見えてくる感じが良かった。自立した女は男と一緒にいる意味がないという意見は胸が痛かった。。
    3作目の話が一番良かった。若くて笑っちゃうような展開だったけど、爽やかで一生懸命で良かったです。

  • 「water」が面白かった。「ウォーターボーイズ」を見た後のような感動があった。と思ったら、こちらも映画化されてたのですね。

  • タイトルはそういう意味だったのか…

    知らない世界のお話でした
    オカマちゃんが出てきたけども、
    今の女性より女性らしい心を持った人だなぁーとおもいました
    古風な感じというんでしょうか、顔けられても足にすがるとか
    私にはできません
    タイトル他二作もそんな雰囲気のお話でした

  • 吉田氏、デビュー作品集。彼の他の作品たちと違い、硬めの作品も、そこかしこに作家のバックグラウンドが見える興味深い作品。

全322件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

吉田 修一(よしだ しゅういち)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業後、スイミングスクールのインストラクターのアルバイトなどを経験。1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞しデビュー。同作は第117回芥川龍之介賞候補にもなった。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞を同年「パーク・ライフ」で第127回芥川龍之介賞、2007年『悪人』で第61回毎日出版文化賞及び第34回大佛次郎賞、2010年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞、2019年『国宝』で第14回中央公論文芸賞をそれぞれ受賞。2016年には芥川龍之介賞選考委員に就任している。その他の代表作に、2014年刊行、本屋大賞ノミネート作の『怒り』。2016年に映画化され、数々の映画賞を受賞。

最後の息子 (文春文庫)のその他の作品

最後の息子 Kindle版 最後の息子 吉田修一
最後の息子 Audible版 最後の息子 吉田修一
最後の息子 単行本 最後の息子 吉田修一

吉田修一の作品

ツイートする