神苦楽島 下 (文春文庫 う 14-16)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167666163

作品紹介・あらすじ

事件解決の鍵が一本の「道」にあると察した浅見光彦は、テレビ記者の松雪真弓とともに伊勢へと向かう。真相に近づき、淡路に戻った二人を出迎えたのは、新たな死体だった。民間信仰、政治家と大企業の癒着、新興宗教-。すべてがひとつにつながったとき、戦慄の事実が浮かびあがる。巻末に著者による「自作解説」を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 団体さんとは別のところに話は落ち着いて一安心。
    いつもなら団体さんが出てくると、
    最後はグデグテになって、なんじゃこらな結末だが
    そうはならずに楽しく読ませていただきました。

  • 光彦が大物に会えたりとか、御都合主義的なトコロはあるものの、全体としては分かりやすい(犯人がではなく、ストーリィが)。
    これまでとはちょっと毛色が違うというか、流れが変わる1作になるのかな。

  • 事件の謎、としてはあんまりすっきりしなかったかな。でももはや浅見光彦シリーズは、そういうのとは違うところにあるからね。
    難しくなく、知識にもなって、ストレスなく読めるある部分では鉄板もの。

  • 事件解決の鍵が一本の「道」にあると察した浅見光彦は、テレビ記者の松雪真弓とともに伊勢へと向かう。真相に近づき、淡路に戻った二人を出迎えたのは、新たな死体だった。民間信仰、政治家と大企業の癒着、新興宗教―。すべてがひとつにつながったとき、戦慄の事実が浮かびあがる。

  • 解決の仕方がちょっとと思ってしまうんだよね。
    浅見刑事局長の弟だからなのか話が大きすぎて収拾がつかないからなのか犯人が自殺で終わるのは…途中で終わったような気がしてスッキリしない。

  • (上巻より続く)

    今までの携帯電話を持っていない浅見光彦は、
    現実味が薄く小説の中の主人公として理解していたのに、
    「ケータイ」を持ったとたん、
    普通の人となり、実際の人物「内田康夫」っぽくなってしまった、
    というのはうがち過ぎだろうか?

    ただの私の感覚というか、勘違いだと思うが。

  • 光彦が携帯を持って、話の進みがスムーズになった。面白い作品でした。

  • 太陽の道信仰、陽修会、国会議員、教祖新宮日出夫...なかなかリアルな舞台設定でした。きっと何か、実在の組織をお手本にして書いているんじゃないかと邪推しながら読みました。

    読後に色々調べた結果・・・教祖が徳島(淡路島に近い!)出身、かつて国会議員も擁していた政党。その母体、あのなんとかグループかな?

    それだけに、細心の真相解明でした。

    上巻の読感(http://mogura7.zenno.info/~et/wordpress/?p=2196)に引き続き、またしても個人的な経験ですが、藤原定家の「こぬ人を松帆の浦の夕凪に・・・」の句を、つい前日に久しぶりに、目にしたばかりなので、またもや浅見探偵ばりに憑いていた巡りあわせでした。


    (2013/2/8)

  • 下巻に入ってもこんなもんかという感じ。

    よくできてるんですが、私にはいまひとつ。

    相性が悪かったようです。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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