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本 ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167667016
感想・レビュー・書評
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はっきりとした形では見えない体の部分から醸し出される生活感と感性が素敵でした。ゆっくりと時間が流れていく感じで心地よかったです。特に「花と嵐と」を読んでる時は私もこの世界に飛び込みたいなと思いました(^-^)
あとがきに書いてあった〝体と本能にまかせておけば、さほど間違えることはない”が好きです〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『体は全部知っている』というタイトルの作品は収録されていませんが、全体を通してこの言葉がぴったりだと思うと、とても奥深く感じました。
どの短編も心に残るものばかりでしたが、特に「田所さん」や「おやじの味」が印象的で、好きだなと思いました。 -
吉本さんは良い意味で道徳的な話を書かれる
生きていることには本当に意味がたくさんあって、星の数ほど、もうおぼえきれないほどの美しいシーンがわたしの魂を埋め尽くしいるのだがら生きていることに意味をもたせようとするなんてらそんな貧しくてみにくいことはもう一生よそう、 -
タイトルの通り、「はっきりとした根拠はないけどなんとなく体がさまざまなことを感じ取ってしまう体験」を共通テーマとした短編集。
「みどりのゆび」と「田所さん」が特に好き。
よしもとばななさんの文章は美しいなと改めて思いました。筆者本人も体調を崩していた時に書いた作品らしく、年末に数日寝込んだ身としては体を大切に生きようと改めて思いました。 -
五感で気付く瞬間が人生の中にいくつも散りばめられている。
本当にハッとして、ストンと落ちてくる感じ。
「体は全部知っている」
まさに表題通り。
感情移入はしないけど、そのハッとする瞬間の感じが綴られていて、心地いい。
感覚が鈍ってきた時に読みたい一冊。 -
なぜだかすごく好きな本。サラサラ読めるのに、読み終えた最後に何か心に残る。ステキです。
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ちょっとだけ日々に疲れたようなときに読むと元気が出る、お守りみたいな一冊。
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止める事のできない時間は惜しむためではなく、美しい瞬間を次々と手に入れるために流れている。
西日とくろいアゲハが好き。 -
吉本ばななさんの文章はとても好き。読み終わったあと、やわらかい気持ちになって、からだに情景や想いが染み込んでくる感じがする。彼女の文章はわたしが好きな淡い色。
無理に考えなくても、結局は体が一番自分を知ってるんだ、ってことに気付かされた。よく、友達の方が自分を知っているとか聞くし、わたしもそうだと思っていたけど、違うんじゃないか…と。耳を澄ませてみよーっと。
著者プロフィール
吉本ばななの作品





