体は全部知っている (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2827
レビュー : 260
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167667016

感想・レビュー・書評

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  • 知っているのだ、全部。

    ちょっと心がらくになる。

  • 取り留めもなく素敵な短編集。後書きで著者本人が言っているように、何篇かは「かなり出来のいい短編」ですし、他も「結構出来のいい短編」です。

  • 掌編と、それに近い短編を13篇収録。フィクションだが、いずれも作家本人を思わせるような女性が主人公。そのことが、一見ばらばらな物語群に統一感を与えている。物語集のタイトルにあるように、どの作品も多かれ少なかれ「体」が物語の核にあるようにも思えるが、あまり深い意味はないのかも知れない。集中では巻頭の「みどりのゆび」が、とりわけ印象的だ。「ひとりのアロエを助けたら、これから、いろんなね、場所でね、見るどんなアロエもみんなあんたのことを好きになるのよ」と臨終を間際にしたおばあちゃんが語るところはことに魅力的だ。

  • 20130923
    心とカラダのバランスが思いの外狂いやすい世の中で、身の回りにそれが崩れる人々もちらほら出始めて、そんな中でこの、十数年前のよしもとばなな小品集に出会うというのは、やや間の抜けた、不思議さなわけで。

    この人の、なんとも言えず不器用で一所懸命な感じは切なくて好きです。

    ー香水を選ぶのに迷って、散歩して、やっと香水を決めて、満足して一日が終わる、こんな暮らしがしたいね。

  • 以前、吉本ばななの本を読んで
    随分スピリチュアルな人だなあと思ったけど
    あとがきを読んで、色々なことを体験して
    スピリチュアルになったんだなあと思った。
    それにしても、こんなに感受性豊かだと
    生きるのが大変だろうなと思う。。。
    生きていくには、少々鈍いくらいのほうが楽かも。。。
    でも、この感受性、すばらしいよなあ。

  • 今さら吉本ばななさん( ´ ▽ ` )ノ笑
    女性的で、違和感なくストンと心に落ちるとっても読みやすい短編集。

    気持ちがざらついてるときとか、無心になりたいときによい気がする。

  • 短編で読みやすく、
    すらすらと読めた。

    良い話ばかりだし、
    一話一話しみじみする。
    でもすこし似たり寄ったりで
    飽きてくる。
    印象に残らない話が多かった。

    たまにどきりと
    突き刺さる言葉があったりするのは
    すばらしいなと思う。

  • 不思議で、ちょっと不気味な感じもして、吉本ばななっぽい小説。
    体は全部知っている。
    ボート が印象的。
    アル中のお母さん、今のお母さん、お父さん。
    夕暮れの公園。

  • 「私は今、妊娠している!」
    と分かる主人公がなんとも生き物で面白かった。

    自分は人間という種類の動物なんだなあと。本能について書かれてあるかんじ。

  • ほしい言葉はここにある。
    言葉に表せない感情や感覚を、まっすぐ送ってくれるよしもとさんの文章が大好きです。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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