体は全部知っている (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2828
レビュー : 260
  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167667016

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読まなかったから記憶が途切れ途切れ。
    ばななさん作品の中では軽かった。

  • ★3個か4個で迷った。

    よしもとばななさんらしい1冊だと思う。
    短編、というか掌編集で、ところどころにばななさん独特の比喩や言い回しが出てくる。
    いつものように平仮名が多用され、柔らかで不思議な「ばななワールド」を作り上げている。
    いくつかメモしておいた。
    「つらさや寂しさを吹き払おうとする時、そんなふうにちょっとしたごほうびみたいに自由が生まれる。」
    「止めることのできない時間は惜しむためだけでなく、美しい瞬間を次々に手に入れるために流れていく。」
    「遠くて、なんとなくきれいなもの。それが彼の魂の色なのだろう。」
    「生きていることには本当に意味がたくさんあって、星の数ほど、もうおぼえきれないほどの美しいシーンが私の魂をうめつくしているのだが、生きていることに意味をもたせようとするなんて、そんな貧しくてみにくいことは、もう一生よそう、と思った。」

  • 辛くなったら読もう
    大好きです

    読んだ後にタイトルを見て納得してぐわっとした

  • 数ヶ月前に読了しましたが、もう一度読み返しました。
    誰しも失恋とか、大切な人や物や何かを失った時とか、自分でも何に傷ついているかわからないような痛みを感じてしまう時期があるかと思いますが、そんな痛みが癒されていく瞬間瞬間を切り取った美しくて優しい13篇です。

    「黒いあげは」の「止めることのできない時間は惜しむためだけではなく、美しい瞬間を次々に手に入れるために流れていく。私は、あ、ちょっとしたごほうびだ、と思った。」の文章が好きです。
    「田所さん」に出てくる田所人形ってどんなのかな?かわいい親父人形って想像しただけで癒されますよね(笑)。
    「小さな魚」の好き嫌いに関わらず今までいつも自分の一部になっていたものが突然なくなってしまった時の喪失感も、なんだかこの微妙な気持ちわかるなぁ、とじわじわ染みてきました。
    13篇の中では「おやじの味」が一番好きかな?晩年の父親のことを思い出して私も涙ぐんでしまいました。
    「いいかげん」の「子供もじじいももういいです、ちょうどいい年頃の伴侶にめぐまれますように、道のりは遠くても。」と神社での祈りの言葉にちょっと吹いてしまいました。でも、将来が見えなくて漠然と不安な時など、この主人公みたいに素直な気持ちで神様にお祈りしたら、あとはなるようになるさ~、っていい意味で開き直ることも大切ですよね。この場面も大好きです。

    心が疲れている時や、寂しい時、弱っている時にこの本を開くととても癒されますね。

  • よしもとばなな みどりのゆび。3年間ずっと思い続けてみないふりして、でもときどきそっと出してみたりしてたこの気持ち、3ページに凝縮されたらやるせない。でも、読んでよかった。進むだけじゃなくて振り返ること、大事ー!

  • 青アゲハとアロエが印象に残っています。
    良いことをしらせる青アゲハや、私も、植物とは深い繋がりがあり、
    植物に見守られている感覚に、とても共感しました。

  • 「おやじの味」「田所さん」が好きかな。

  • 「小さな魚」が好き。

  • ぼやっとした中で読んでしまったので、またいつか再読しようと思います、反省。

  • 私はおばあちゃんが出てくる話に弱い。
    あと、個人的に「花と嵐と」という短編が好き。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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