デッドエンドの思い出 (文春文庫)

  • 文藝春秋
3.75
  • (658)
  • (787)
  • (1096)
  • (93)
  • (13)
本棚登録 : 6554
レビュー : 730
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167667023

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「20歳からの<現代文>入門 」
    で紹介?されていた本。課題図書?

    昔、「よしもとばなな」は、キッチンでデビューしたように思いますが…
    そのころすごく話題だったので、読みました。
    何言っているのかチンプンカンプンでした。
    それ以来、よしもとばななは、手に取ることもありませんでした。
    この本は、まあ読みやすいかな。


    「恋愛に悩んでりる人にオススメって本に書いてあったかな」
    と、言うと…中2の娘が急に読みだしました…
    「恋愛になやんでるの~?」と聞くと…
    「や~べつに~」と、読んでいました…。

  • 表紙に惹かれて購入。よしもとばななさんの表紙が好きです。作者がこれまで書いた自分の作品の中で、一番好きです、これが書けたので、小説家になってよかったと思いました、と言っている作品。私もこのお話が一番好きです。全部のお話があたたかくて、ほんわかした気分になります。

  • 『デッドエンドの思い出」はよしもとばななが「これを書けたから小説家になってよかった」と言った作品らしいです。
    どれも余韻がのこるいいお話だけど、私は最初のお話が一番好き。離れたくない人をつなぎ止めるのではなく、「また縁があったら」と縁を信じて潔くさよならをいうシーンがまっすぐでとてもいいと思う。

  • 「幸せ」の象徴として、ちょくちょくある一枚の絵が登場するのですが、それがとってもなじみ深いもので心があたたかくなりました。
    ふたりでいるとき、あの絵のようにいられたら、それは本当に幸せなのかもしれません。
    今度はどら焼きを買って、この本も持って、あの人に会いに行こうと思いました。
    「幽霊の家」が一番好き。

  • なんでもないようなことが濃密に書かれているお話。ゆるやかに読める。秋らしいカバーが素敵。よしもとばななさんの本をまた読みたいなあと思った。

  • 「幽霊の家」が好き。よしもとばななのそれぞれの感情の表現が私にとってはどれもピンポイントにすっと入ってくる。やっぱり好き。切ないけど温かい。そして未来がある。

  • よしもとばなな本人が、あとがきのなかでこう語っている。
    「私はこの中の『デッドエンドの思い出』という小説が、これまで書いた自分の作品の中で、
    いちばん好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました」と。

    確かに、「デッドエンドの思い出」はとても素敵な作品だった。
    苦しみを知っている人が読めば、必ずや“心の処方箋”のように感じる作品だと思う。

    誰にだって、ある日突然、思いもよらず(大なり小なり)事件の当事者になる可能性がある。
    つまりは「人生の底」が訪れる可能性が十分にあるものなんだと感じてしまって空恐ろしくなった。
    たいていの場合、まさか自分がそんな立場にはなるまいと思っているだけに、
    当事者になってみないと、それには気づかない。

    そしてそれに気づいたときに初めて、
    これほどまでに人間は脆く、そして強くもあるのかと悟るものなんだろうな。

    全体を通して、読み進めるほどに悲しい気持ちになっていくけれど、
    読み終わったときに、心のなかに何かあたたかいものが走り、優しい気持ちになれるので、
    不幸の底から救ってくれるような一冊だった。

  • 帯のコメントから、グッときてしまった。

    「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。
     これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。」

    ものを生み出すものにとって、
    こんな風に自分自身にOKが出せる作品を
    生きている間で、どのくらい生み出せるのだろうと思う。

    ばななさんがそんな風に思える作品を読む事ができて
    とっても嬉しいし、素晴らしい作品でした。

  • よしもとばななの小説は不思議な感覚を持っているのが良い。この短編集では「おかあさーん!」と「デッドエンドの思い出」が良かった。どちらも人生における辛い経験によって、主人公が自らを見つめ直す物語。“辛さ”と同じく人生で味わえる“優しさ”も感じさせてくれる。文体や雰囲気がとてもきれいで、それにより小説の暖かさが助長される。この暖かい印象、これだけは内容を忘れても確実に心に残ると思う。

  • 出来れば辛い経験はしたくないけど、、

    辛いことを経験したからこそ、
    訪れたあったかさの様なものを感じた☺︎
    その経験がなかったら、今の自分に
    出逢えてないような

    どのお話も
    女性は
    ふんわりとした中に芯があって
    男性は
    冷静さのなかにある優しさがあって
    素敵でした。


    デットエンドの思い出の西山君のセリフ

    〝心の中は、どこまででも広がっていけるって
    ことがあるのに。人の心の中にどれだけ宝が
    眠っているか、想像しようとすらしない人たち
    って、たくさんいるんだ。〟

全730件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

デッドエンドの思い出 (文春文庫)のその他の作品

デッドエンドの思い出 (文春文庫) Kindle版 デッドエンドの思い出 (文春文庫) よしもとばなな

よしもとばななの作品

ツイートする