イルカ (文春文庫)

  • 文藝春秋
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レビュー : 172
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167667047

感想・レビュー・書評

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  • 私のからだは私だけのものだ。その通りだと声を大にして言いたい。私のからだは私だけのものです。それは確かに確信をもっていえる。誰かに支配されるものではない。色々と考えさせられる。
    要素小説だと思った。書くべき要素が散りばめられているんだけれども、それが物語として一本筋の通った形にはなっていないとおもう。書きたいことがぼこぼこ、ぼこぼこと出てくるかんじ。ああ、なんか朦朧としていたのかなあ、とか、長く作家をやっているとこうなってしまうのかなあ、とか、商業主義が彼女の才能を散らせたのかなあ、とか色々と考えてしまう。もとからよしもとばななの小説は要素が強い印象はありますが、これはほんとうになんだか物語という容器に入ったものではなかった。けれども、考えなきゃいけないものがいっぱいあった。

  • 「そうやって許さなくちゃいけないことが増えていくのは、幸せなことだった。潔癖でかたくるしかった自分の人生がぐちゃぐちゃに壊れてどろどろに混じっていく、今度はその泥の中からはどんな蓮が咲くんだろう?」

    なんとなくフワフワした雰囲気で、世界観や、最後に必ずある救いや癒しな雰囲気が苦手な作家さんでした。たまたま何となく手に取り、この一文に出会って読むことを決めて読んだ20年ぶりくらいのばななさん本。

  • ウーム
    当分ばななさんはいいかな…
    一気に読みすぎました。

    いいなと思う箇所もあるけれど、全体的には入り込めない。
    読めないことはないけれど、やはり合わないのかなァ。

    ばななさん作品は当分お休みします。
    暫くしたら初期の話を読みたいです。またキッチンのような面白さに出会えたら…

  • あとがきに違和感。
    よしもとばななの代表作⁉はこれではない。

  • イルカをみるとなぜだかほっこり幸福な気分になる。

    ――恋愛はいつでも時間を奪う。必ず冷めるとわかっているのに、そのときは巻き込まれて気づかないうちに、いろいろなものを失ってしまうし、私のための時間が減ってしまう。まだ誰にもなにかを与えたいというほどには愛してるいないのに、私はまた私をひとところにしばりつける流れの中に入ってしまいそうになる。

    よしもとばななさんらしい表現。決して甘すぎないものがたり。
    最後は涙がでた

  • ネガティブなこともまなまなしいことも一貫して爽やか。
    頭で考えることが多くなってしまいがちだけど、『感じる』っていうのも大事なんだと思った。

  • やわらかい気持ちになれる本。
    気分転換したい時に読むと癒されます。

  • 二ラウンド目で読みましたが、最初はストーリーを全く覚えていなかった。
    キッチンの時の様に、ややアブノーマルな状況で主人公は自分に正直に又淡々と生きていきます。
    だが、本当にこんな感じ方があるのだろうか。
    これは作者の理想?
    現実のドロドロした、全く統一性もないさまざまな感情を排除したいのか。
    これがバナナさんの本当の感性ならば、私とは凄く違うと思いました。
    普通の人とは違うと思いました。

  • 最初はなかなか進まなかったんだけど、途中から一気に読んだ。
    よしもとさんらしさがよく出ている作品だと思います^^

  • なんだか小説というより、よしもとさんの妊娠体験記を読んでいる気がした。それはそれでいいんだろうけれど、ちょっとイルカって小細工がとっぴ過ぎな気がする。まあ人によってはイルカだったりウサギだったりするのだろうけれど。なんだかよく分からないままに過ぎた本。

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著者プロフィール

吉本ばなな(本名:吉本 真秀子 よしもと まほこ、旧筆名:よしもと ばなな)
1964年、東京都生まれの作家。日本大学芸術学部文芸学科卒業。卒業制作の「ムーンライト・シャドウ」が日大芸術学部長賞を受賞。また「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞、デビュー作となる。
1989年『TUGUMI』で山本周五郎賞を受賞。1996年イタリアのフェンディッシメ文学賞(35歳以下部門)、1999年イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門を受賞。2000年『不倫と南米』でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。その他代表作に、映画化された『アルゼンチンババア』などがある。
海外での評価が高く、著作が多くの国で翻訳されてきた。

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