トワイライト (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2005年12月6日発売)
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感想 : 258
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  • 本 ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167669034

感想・レビュー・書評

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  • 重松さんってドラえもんが好きなんだな
    さっき読んだ短編にも出てきたけど、今回はがっつりドラえもん笑

    真理子と徹夫の夫婦、嫌い
    最後は円満にって感じだったけど、いい歳して周りの人に迷惑かけすぎ
    お酒飲み過ぎ 
    子供ほったらかしすぎ

    ケチャの自分を貫いてる生き方は好感が持てました!

    • きたごやたろうさん
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。

      重松清さん、この作品の出版は古いけど、今もガンガン新作出し続けてますよね。
      重松さん...
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。

      重松清さん、この作品の出版は古いけど、今もガンガン新作出し続けてますよね。
      重松さん好きな作家さんなのに、2024年は一冊も読めなかったんじゃ…。
      2025/01/06
  • 小学校のタイムカプセルを掘り出した日から、始まる物語。読みながら、小学校の友達って私立に行くとご縁が無くなるな〜って思った。

  • 人生の折り返し地点を迎えた登場人物はトワイライト・黄昏時を迎えている。
    リストラ、家庭内暴力、盛りを過ぎた予備校講師。
    彼らが夏のある日、小学生の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こすことから、事態は動き出す。
    登場人物はドラえもんのキャラクターになぞらえられる。
    のび太、ジャイアン、スネ夫、静香ちゃん、そしてドラえもん。
    彼らが熱い夏の日をどう過ごし、これからの10年後に向かってどう変わっていったのか。
    最初は辛い話だっだが、最後は希望を感じさせる。

  • 多摩ニュータウンの没落と万博での太陽の塔。小学校のときに埋めたタイムカプセルを開けるために集まった同級生が過去と現在を行き来しながら話が進む。人生は楽ではない。

  • 太陽の塔が好きなので、表紙に惹かれて。
    感動、ともなんとも言い難い読後感でした。
    どうしても徹夫が酔って妻を殴ったりすることに関して最後まで謝罪の描写がなかったのがひっかかって評価が低くなってしまった。

  • ちょっと20代では読むのが早かった気がする、、
    主人公と同じ年齢になったら沁みるのか、いや沁みない方が良いのかも

  • 登場人物の全員に嫌な部分と好きな部分があった。
    うまくまとまって終わったわけでも、破滅的な終わり方をしたわけでもなく、ただここに書かれた話はまだ「途中」であって、彼らはまた10年後に今回を振り返るのだろう。そういう意味でもトワイライトという題名とのつながりを感じた。

  • タイムカプセルを開けるために集まった同級生たち。
    仲良さそうな夫婦。バリバリ働いている女性。エリートサラリーマン。
    現実はそんなんじゃないよね。どこの家庭だって表に見せる顔と実際の顔は違う。まさにリアルな小説だった。

  • トワイライト 重松清 2001初版

    今あなたは幸せですか?という問いかけが話の中で度々出てくる。死に近い存在である白石先生と杉本が未来について考えて、今を生きる人々(徹夫、克也、真理子、淳子)が未来を失っている。幼い頃に期待していた未来とは、自分含めふるさとであるたまがわや太陽の塔も違っている。幼い頃見えていた輝かしい未来が失われている。自分自身でもそのズレをコントロールできず、こんなはずじゃない、時代のせいだ、と現実に納得できなかったり、感情を抑えられなかったり。

    将来なんとなく幸せなんだろうなぁという気はしても、こうだといいな、が考えの根底にあって、悪いことは不思議と出てこない。それがなによりの、いま幸せな証拠なんだと思う。40歳の自分にタイムカプセルを埋めるとしたら、どうするかな。名刺とか手紙かな。我ながらベタだな。

  • 「負けず嫌いって2種類あると思う。負けるのが嫌だからその場所で必死になって頑張る人と、負けるのが嫌だからそこから逃げちゃって自分の勝てそうな場所を探す人の2種類」
    ビジネスにおいては勝てないフィールドで勝負することと、勝てるフィールドに移って勝負することのどちらがいいのだろうか。ビジネスと人生ではまた違うのかもしれない。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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