赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2008年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167670078

作品紹介・あらすじ

上司の不始末の責めを負って同心を辞し、刀を捨てて損料屋を営む喜八郎。不況の嵐が吹き荒れる江戸に新しく普請された、大人気の湯屋「ほぐし窯」の裏側を探るうち、公儀にそむく陰謀に気づく……。喜八郎と仲間たちの活躍、そして江戸屋の女将秀弥との、不器用な恋の行方は? 傑作時代小説シリーズ第2弾。
解説・細谷正充

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第二弾。連作短編、5つの短編からなる。伊勢屋が詐欺にあい、喜八郎も詐欺にあう。詐欺師は同一人物であった。俊造とその娘・おまきの話は気持ち良い。最後はオールキャストで喜八郎と秀弥をくっつけようとする微笑ましい話。

  • 深川物好きデス!
    料亭江戸屋の名が書かれてあり、すぐに秀弥の名が浮かびました~

  • かっこいいなどとはリペルが違う、
    まさに粋な男とはこうあるべきと
    羨望の眼差しになってしまう。
    それでも恋だけは不器用なようだ。
    それがまた、いいのだ!
    深川を愛する著者の思いが
    ひしひしと伝わってくる傑作。

  • とにかく面白かった!最後の方を読み進めるうちになんとなーく結末がわかってくるけれども、それをはるかに超越した多幸感にあふれるラストは最高すぎる。そして伊勢屋も政八もいい人になってきている感じ。全く趣旨は違うが、読み終えてなんとなく鬼平犯科帳の「密偵たちの宴」を思い出した。

  •  『損料屋喜八郎始末控え』シリーズ2作目は5編からなる連作。再読。

          * * * * *

     1作目より更に趣向が凝らされ、楽しませてくれる作品に仕上がっていました。
     前半3編の中心は定番どおり喜八郎の活躍なのですが、伊勢屋については人間味溢れる意外な横顔も描かれていて、シリーズの奥行きを広げてくれていました。

     特筆すべきは後半2編です。
     まず、喜八郎と伊勢屋という知恵者が騙りに遭う「逃げ水」。首謀者はなんと江戸所払いとなった笠倉屋でした。おまけに笠倉屋本人は最後まで姿を現さず書状のみの登場で、意趣返しというよりピリッと辛い無沙汰の挨拶という設定が、全くもってシャレていました。

     そして、最終話「初雪だるま」が秀逸でした。
     喜八郎と秀弥以外のレギュラー陣が手を組み、恋には奥手な2人を取り持つという内容で、実にいい年になりそうなエンディングとなっています。  

     2作目にしてシリーズ完結かと思わせるほどの出来栄えでした。満足しました。

  • (古本を購入)
    読み始めた(1月5日)~読み終わった(1月12日)

    『損料屋喜八郎始末控え』の続編とのこと。
    時代小説版の世直し、探偵物風で良かった。
    短編集で話が盛り上がったところで終わってしまうかと案じたが、単なる目次レベルで、一冊完結、かつ、ハッピーエンドとなり安堵した。
    『損料屋』シリーズ、まだ読みたいが。。。
    作者の今後の出版に期待かなぁ。。。

  • 2011.1.16(日)

    2018.7.2(月)¥200(-2割引き)+税。重複購入
    2018.7.27(金)。

  • 2018.03.18.読了

    この本も以前に読んだことになっているが、
    全く覚えがなく、
    初見で楽しめた。

    そりゃあ喜八郎と秀弥はうまくいくでしょう。

  • 損料屋喜八郎始末控え・2

    「逃げ水」と「初雪だるま」の“ドッキリ”2作品が好きです。
    笠倉屋も、なかなかやるじゃん。と思ってしまいました。
    伊勢屋は、喜八郎の“好敵手”みたいなポジションに収まりつつありますね。
    前作ではムカついていた、政八の“お子様おっさん”ぶりもなんだか可愛く思えてきました(笑)。

  • 損料屋喜八郎シリーズの第2弾で5つの短編から構成されておりましたが、相変わらずの江戸深川を舞台に、主人公喜八郎を中心とした、下町義理人情や人と人との絆だったり、いがみ合いつつも、どこかで互いを認め合い、助け合う姿という江戸下町の粋な人間模様や姿勢がすばらしく表現されています。
    皆が喜八郎と江戸屋女将の秀弥のじれったい恋愛を後押しする姿も良かったです!

  • 深川を舞台にした時代小説の第2弾。
    個人的に馴染みの深い界隈が舞台ということもあり、1作目を楽しめたので読んでみたのですが…。
    なんだかサラっとしてて、気づけば読み終わってたような感じでした。
    少なくとも1作目を読んでおかれることをお薦めします。

  • L 損料屋喜八郎始末控え2

    前作を多々ひきづっているので注意。
    喜八郎の始末は光るけれど、仕事に関わらないところでも動いていて「金」がらみでない話も。
    喜八郎がかたられちゃったり、喜八郎がみんなに騙されたり。前作よりも喜八郎そのひとにそった内容。秀弥のことはなんだかね…。

  • なんだか胸がすうっとする。気づくと、口元が緩んでいる。
    喜八郎はもちろん男前だけど、一癖ある伊勢屋、笠倉屋もかなりのいい味。読んでいると、喜八郎や秋山と一緒に心のなかで舌打ちしたくなること度々の、どうしょうもない米屋政八も、なんだかちょっと憎めない。そうして、やっぱり一力さんの描く江戸は、なんとも魅力的な町なのです。
    損料屋喜八郎始末控えの続編となる連作短編なので、損料屋~から読まれることをお勧めしたい。

  • 2013/01読了

  • 損料屋さんシリーズの続編。

    前作は、ちょっと不満が残るモノでしたが・・・

    今作は読みやすさ、読み応え、盛り上がりとその他モロモロ、大きくスケールUPしていると思いました。
    脇役の面々もいい味出しています。
    こりゃ面白い。

    最終章は、主人公のみならず読者まで「騙り」にあったような趣向でした。
    こりゃ楽しい。

  • 損料屋喜八郎シリーズ第2段。前作の方が重厚さがあって良かったかな。伊勢屋がどんどんいい味出してきてる。

  • もどかしい喜八郎と秀弥の距離がまたちょびっと詰まった最終話。
    いいねーいいね=!!

    全編通して、食べ物の描写が美味しそうで
    お腹が減る模様。

  • 損料屋喜八郎の話の第二段。最初のシリーズの方が面白かった。

  • 一力だ

  • 喜八郎と回りの登場人物の粋なところが
    いい。

    楽しく読める。

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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