いかずち切り (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2012年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167670184

作品紹介・あらすじ

五万両を取り返せ! 智恵と器量の大勝負



騙りにはまった札差に泣きつかれ、金の奪還に挑むのは「証文買い」の弦蔵。丁々発止の騙しあいを制す男は?迫力の時代小説

感想・レビュー・書評

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  • いや~かっこいい!
    問題は、登場人物が多い・かつ関係性が複雑なので
    覚えるのが大変(自分の問題。。)
    途中で挫折しかけたけれど、展開のおもしろさから
    結局最後まで読み切りました
    (ところどころ没頭して、2回ほど駅を乗り過ごすはめに・・)

    最後七千両の使い道にしびれました。

  • 最後の一頁で好印象のポイントが上がった。最後の最後、見事に作者に一本取られた。
    一作目『しゃがみ屋』の最後で、覚悟の無さについて考えさせられ、二作目『騙り屋』で、覚悟のある者の凄さを見せつけられ、更にだめ押し。
    《「熱さを忘れた連中に、喉がやけどを負いそうになっていたころを思い出させる」》
    いかずちの弦蔵を怒らせたらどれほど怖いことになるか、続きがあれば読みたいものだ。いや、想像するだけでも十分楽しい。

  • 江戸を舞台にした「借金取り」VS「詐欺グループ」の冒険小説。ミステリーというよりは男気小説とでもいうべきか。

    登場人物達の男気というか、カッコ良さを読む小説なんだと思う。稲妻屋の面々は勿論のこと、猪牙船の漕ぎ手、しゃがみ屋、大金持ちの伊勢屋に至るまでとにかくカッコ良い。生き方の覚悟が決まっているのだ。
    こういう人々のブレない生き方を読むとフラフラ生きている自分がホント情けなく思えてきて、まずは形からと、日の出にむかって礼拝するとか、朝ご飯をしっかり食うとか、身体を鍛えるとか…そういうことから始めたくなる。

    朝ご飯で思い出した、この小説でいちばんかっこよいのはおきち。稲妻組棟梁弦蔵の奥さんであり、稲妻組の雑務を一手に引き受けているお方。気の配りよう、ご飯の美味しそうなこと、いざという時のキップの良さ、美貌…どれをとっても文句なく、この人あっての稲妻組なのである、先にも書いたように男気を読む小説なのだが、一番魅力的なのは女性のおきちというところが、この本の良さでもある。

    残念なのは、続編がなさそうなところ。和泉屋との決着もまだついてないし、稲妻組をはじめとする登場人物たちがこのまま埋もれていくのは、いかにも惜しい。

    山本周五郎→藤沢周平→山本一力と続く、時代小説の大きな枝。この枝もグイっと掴んでおいかけてみたくなってきたぞ。

  • 2019.1.11(金)¥280+税。
    2019.1.21(月)。

  • 江戸時代の金貸しの話
    当時の社会や生活に触れる内容で、想像力をかきたてる

  • しゃがみ屋という短編と騙り屋という長編2編でしたが、どちらの話も山本一力作品らしく、最高に粋な男たちの爽快ストーリーで面白かったですね!
    しゃがみ屋の話では、それぞれ裏稼業を商いとする面々が仕事に誇りと覚悟を持ち、腹を括っている姿が秀逸でしたし、騙り屋は、主人公のいかずちの弦蔵と騙り屋の対決の様相から、ラストは、そうきたか!というスカッとする弦蔵の男気というか見得が最高でした!

  • “いかずちの弦蔵”を筆頭に、稲妻屋の面々がカッコイイです(勿論、おきち姐さんも)。

    礼金をケチった強欲な札差に、どんな仕返しするのかな・・とワクワクしたところで、終わってしまいました。
    続きは出ないのですかね。

  • いなせなお話。
    江戸っ子の心意気にしびれました。

  • そんなに、ハラハラドキドキという感じでもないですが、終わりまで楽しめる娯楽小説です。
    あと、いつもの如くメシの描写がうまい。

  • 後半の盛り上がりがえがつた。

  • 山本一力らしい面白い作品。一部と二部に分かれているが、どちらももっと膨らませて、一冊にするとよいのでは。特に二部に関してはぜひとも続編が読みたい。最後があっさりとしすぎているのがちょっと残念。そういう意味でも続編を期待したい。

  • 2013.4.3~18 読了
    支店長からもらった一冊。「しゃがみ屋」「騙り屋」の二編が収められている。主人公は「焦げ付き証文買い」の"いかずちの弦蔵"、江戸裏金融界の取り立て屋だ。「しゃがみ屋」は相手の店に居座って糞尿を垂れ流す嫌がらせでいいなりにさせるというハードな商売を描いている。当人は盲でいざり、しかも検校の鑑札を持っているので力づくで排除するとお上のお咎めが••• なるほど、考えたものだ。「騙り屋」は
    江戸が舞台のコンゲーム小説で五万両の詐欺事件を阻止する話だが展開が少々間伸びしてる感じ。弦蔵の大物振りは伝わってくるが、ラストが報酬を値切った依頼人をどう料理するの?で終わっちゃう。解説にもあったが続編は???

  • 最後にニヤリ。やってくれるぜ一力の旦那!

  • 巨大な騙りにまんまと引っかかった札差に泣きつかれ五万両の奪還に乗りだしたのは、江戸の裏金融界でその名を知られた「いかずちの弦蔵」。「一番大事なことは、カネをどう受け取るかの段取りだ」―江戸と大坂を股にかけ、弦蔵と騙りの一味が智恵と度胸の大勝負!迫力と興奮のノンストップ傑作時代小説。

  • 久々の時代もの!

    ちょっとややこしかったけど楽しめました!

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著者プロフィール

1948年高知市生まれ。都立世田谷工業高校卒。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空関連の商社勤務等を経て、97年「蒼龍」でオール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で直木賞を受賞。江戸の下町人情を得意とし、時代小説界を牽引する人気作家の一人。著書多数。

「2023年 『草笛の音次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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