心では重すぎる 上 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2004年1月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784167676018

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プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は、私立探偵・佐久間公が失踪した人気漫画家を探す依頼を受けるところから始まります。彼の捜査には、やくざの弟や「魔女」と呼ばれる女子高生、薬物依存の少年など多彩なキャラクターが絡み、物語は複雑に展開...

感想・レビュー・書評

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  • 大沢在昌さんの代表作の1つ。
    こういうハード・ボイルドものを書かせたら彼はめちゃめちゃ上手い。

    私立探偵・佐久間公にもたらされた依頼は、かつて『少年ユニバース』で「ホワイトボーイ」という大ヒット作を生み出し、その後何本かの読み切りを書いて消えてしまった漫画家・まのままる。
    コミックス累計1億部以上、編集者の都合で無理な連載をつづけさせた、連載終了後、売り上げが一気に何万と落ちたなどのまのままるの人気ぶりは、これって鳥山明のことか?って思った(真ん丸してそうな名前だし)。
    多くの子供たちを熱中させるマンガの現場って、ものすごく過酷なんだな。

    薬物依存者の更生施設「セイル・オフ」の若者に手をさしのべる理由について、佐久間は「責任」があるからという説明をしている。
    「親切でかかわった人間は、途中で手をひくことができる。親切ややさしさには、限界量というのがある。その限界量を使いきるまでのものだと俺は思っている」
    なるほど、そういう考え方があるのか。
    いわゆるヤンキーの兄ちゃん・姉ちゃんがたくさん出てきて、佐久間はそういう若者たちの世界にドンドン足を踏み入れて行くので、自分がそのような生徒と関わることになったとき参考になりそうだなあと考えながら読んでいた。

  • 心では重すぎる 上 文春文庫

  • 失踪した人気漫画家を探してくれとの依頼から、その弟のやくざ、魔女と呼ばれている女子高生、薬物依存の少年などが登場する物語。SMの専門家に会ってアドバイスを受ける内容は、示唆に富んでいると思う。

  • 必読です。

  • レビューは下巻に

  • ハードボイルド小説。
    渋谷で繰り広げられる麻薬の物語。

  • 一度読んだ作品だが、間違えてまた買ってしまった。
    読み始めてすぐ気づいたが、結末を待全く思い出せず、内容も面白そうだったのでそのまま読み進めた。
    ハードボイルドで読みやすく暇つぶしには良かったが、結局何が言いたかったのか?さっぱりわからない作品だった。
    結末もうーん。という感じ。
    だから、覚えてなかったんだ!と納得。

  • 2013/02/02 読了

  • 読了。

  • 佐久間公シリーズはやっぱり面白い。(^_^)b

  • 佐久間公シリーズ6作目。
    公は、人気漫画家の消息を調べ始めたが・・・
    オトナな公ちゃんにも、馴染んできたかも。続きが気になるっ。                                             

  • ストーリー :☆☆☆☆
    世界観   :☆☆
    ビジュアル :☆☆
    キャラクター:☆☆
    読みやすさ :☆☆☆
    オススメ度 :読んで損なし!

  • 渋谷にたむろする若者の言っていることが、まったく理解できないのは私が年をとったということでしょうかね

    あまり知られていない漫画界の裏話があったり、薬物中毒の話があったり、そうかと思えば、SだのMだのの話になったり、女王様だの犬だの^^;。。。
    自己開発セミナーや宗教団体の話まででてきて、現代の問題てんこ盛りでした。
    どこに話は行き着くのかと心配しましたが、なんとなく結末。

    情報に縛られる若者たちの様子は、かなりリアルに感じた。私の時代とは全く違うし、理解不能。携帯電話は便利だけど、それに振り回されたくはないな。

    別々の出来事が、結局はひとつにつながって、(偶然とはいえ、出来すぎですが)
    途中、説明的な話が長くなって、間延びした感があったし、最後はあら、それで終わり?な物足りなさを感じたかな。

    これを読むまで、シリーズになってるとは知らなかったので、他のも読んでみたいかも。途中で出てきた探偵の過去の話のほうがおもしろそうだった。

  • 穏やかな佐久間公

    まんがきになる

  • マンガとクスリとSMとシブヤとヤクザ
    マンガ家探しを依頼された探偵が、渋谷を中心にさまざまな事件に巻き込まれるドラマ。
    話が色んな方向へ展開していきますが、登場人物の住む世界がそれぞれ違うためか、違和感なく読み進めていけます。
    途中途中に出てくる、マンガやSMやヤクザについてのレクチャーじみた話も興味深いです。
    終盤の話の収束も見事で、余韻こそそれほどないもののきれいにまとまった作品でした。
    ちなみに少女役にちょっと前の沢尻エリカをイメージするとちょうどよいかも。

  • 〜2006

  • 下巻とも

  • 佐久間公の最新シリーズ。本屋さんでタイトルに惹かれて、手に取った。

    どうしても理解しにくい「若者たち」の心のなか、「若者たちのグループ」、「新興宗教」などなど・・・現代社会や、その裏側のことまで、非常に重い内容を取り扱っている。それは、小説の中とはいえ、あまりに現実に近く思える。若い人たちの考えが理解できた「かつては若者だった」佐久間公も、今は中年に差し掛かる大人になって若者たちの考えや心を理解することが難しくなっていた。だが、その分、人間としての深さが出てきている。それだけ年を重ねて、たくさんの経験を積んできたからだろう。長いストーリーにもかかわらず、私は中だるみが全く無かったのは佐久間公の魅力だと思う。

    これはシリーズものの最新作だが、私はそれを知らないでこれをいきなり読んでしまった。でも、全然普通に読めた。逆にこのあと、シリーズの若い方へさかのぼっていったのだが、この作品が私の中で良すぎて、最初のころの方は物足りなく感じたくらいだった。佐久間公はやっぱり大人の方が絶対私は好きだ…。

  • 光の当たらない場所はある

  • 2007.11.05 読

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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