- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167676018
感想・レビュー・書評
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大沢在昌さんの代表作の1つ。
こういうハード・ボイルドものを書かせたら彼はめちゃめちゃ上手い。
私立探偵・佐久間公にもたらされた依頼は、かつて『少年ユニバース』で「ホワイトボーイ」という大ヒット作を生み出し、その後何本かの読み切りを書いて消えてしまった漫画家・まのままる。
コミックス累計1億部以上、編集者の都合で無理な連載をつづけさせた、連載終了後、売り上げが一気に何万と落ちたなどのまのままるの人気ぶりは、これって鳥山明のことか?って思った(真ん丸してそうな名前だし)。
多くの子供たちを熱中させるマンガの現場って、ものすごく過酷なんだな。
薬物依存者の更生施設「セイル・オフ」の若者に手をさしのべる理由について、佐久間は「責任」があるからという説明をしている。
「親切でかかわった人間は、途中で手をひくことができる。親切ややさしさには、限界量というのがある。その限界量を使いきるまでのものだと俺は思っている」
なるほど、そういう考え方があるのか。
いわゆるヤンキーの兄ちゃん・姉ちゃんがたくさん出てきて、佐久間はそういう若者たちの世界にドンドン足を踏み入れて行くので、自分がそのような生徒と関わることになったとき参考になりそうだなあと考えながら読んでいた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心では重すぎる 上 文春文庫
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失踪した人気漫画家を探してくれとの依頼から、その弟のやくざ、魔女と呼ばれている女子高生、薬物依存の少年などが登場する物語。SMの専門家に会ってアドバイスを受ける内容は、示唆に富んでいると思う。
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必読です。
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ハードボイルド小説。
渋谷で繰り広げられる麻薬の物語。 -
一度読んだ作品だが、間違えてまた買ってしまった。
読み始めてすぐ気づいたが、結末を待全く思い出せず、内容も面白そうだったのでそのまま読み進めた。
ハードボイルドで読みやすく暇つぶしには良かったが、結局何が言いたかったのか?さっぱりわからない作品だった。
結末もうーん。という感じ。
だから、覚えてなかったんだ!と納得。 -
2013/02/02 読了
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読了。
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佐久間公シリーズはやっぱり面白い。(^_^)b