心では重すぎる 下 文春文庫

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167676025

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずの命知らずっぷり&不死身。
    若い時の勢いだけでは無く、深みが増した公ちゃんも素敵だわ。
    そして、沢辺はちょいちょいイイトコ持っていくね。

  • ライトを装いつつ十分にヘビーなハードボイルド巨篇。

  • ハードボイルドを今までに
    読んだことがあっただろうかー…?
    大沢さんは初めてでした。

    あの町、「一般人」じゃない人には
    あんな怖い町なのか…とか
    行ったことがなかったら絶対近寄りたくないと
    思う町になるところでした。
    「一般人」でよかったなあ。
    ぶるり。

    1つと1つの各々の問題が
    あれよあれよと1つの問題になっていて
    さらにもう1つ2つ問題がでてきて
    それでもってくるりとまあるく
    あらまあらまーと読めました。

  • 半分趣味で探偵をやっている主人公が、依頼により漫画家を探し始めたことから渋谷の麻薬模様が浮かび上がってゆく物語。

    昔は少年達の考えていることが分かった、だが今は…と考えている主人公のあきらめにも似たもどかしさ、破滅することにうすうす気づきつつも破滅してゆく人間の愚かさ、友達という薄っぺらい言葉でつながる若者…。
    いろいろな社会問題や個人の問題が重層的に描かれており、非常に読みごたえがあった。

  • 2013/02/08読了

  • 初めて呼んだ大沢作品。
    このハードボイルドな世界観、結構好きかも。

    これでもか、とアングラ。
    そして、細かい描写によってグッと引き込まれます。
    どれだけ綿密な取材をすれば、こんな作品ができあがるんでしょう?

    途中のマンガに関する部分がちょっともたついた感じがすることと
    ラストがあっけない感じだったので星3つ。

    シリーズなので他のも読みたくなりました♪

  • 佐久間公シリーズ。僕は鮫島より
    このキャラクターが好き。
    探偵は職業でなく生き方だ。
    (-.-)y-~~

  • まのままるのガキなところに納得。

    ガキが皆馬鹿な存在ではないので、★4で。

  • 途中までは「絶対悪」と位置づけられた敵役が、 結構薄っぺらだったのは拍子抜けであった。 でもやっぱり巧いよ。人物造形は深みがあるし、 ストーリーテリングは巧み。風俗の取り入れ方もうまい。 何だかんだいってグイグイ引き込まれる。 何を読んでも「うまい!」「お見事!」と言わされてしまう。 そういう手練では宮部みゆきと双璧かもしれない。

  • ストーリー :☆☆☆☆
    世界観   :☆☆
    ビジュアル :☆☆
    キャラクター:☆☆
    読みやすさ :☆☆☆
    オススメ度 :読んで損なし!

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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